2024/3/5、福岡ソフトバンクホークスvs東京ヤクルトスワローズのオープン戦が行われました。
結果は5-4でホークスがサヨナラ勝ちしました。
今回もホークス投手1人1人に注目していきます。
野手については、3月の打撃成績を3試合分まとめて記録しています。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
投手
和田毅
和田毅投手は2回1/3を投げ、3失点の投球でした。
全55球の内、ストライク41ボール14。
印象としては「前回と全く同じ」です。
前回登板が2/28のライオンズ戦。
この時もストレートのスピードが出ていませんでした。
生命線のストレートが走らないと、変化球も効いてこないので和田投手の投球になりません。
正直、開幕までにスピードが上がってくるのかはかなり心配です。
ただ早い時期から開幕ローテーションを言い渡され、マイペースでの調整が許された中で、和田投手なら合わせてくれるだろうという期待もあります。
さぁどうなるでしょうか。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回2/3を投げ、無失点の投球でした。
全24球の内、ストライク17ボール7。
印象としては「キャッチャーの要求通り」です。
完璧に抑えることはできなかったものの、コントロールに間違いがないので見ていて安心感がありました。
1つ注目したいのが濱田選手との対戦。
内のシュート2球で空振りファールを奪っての3球目。
完全に内の意識があるかと思いきや、外のスライダーをライトフェンス直撃の二塁打にされました。
濱田選手が「内に2球連続で来たからもう内は来ない」という読みをしたのでしょうか。
こういうところが野球には正解が無いと言われる理由です。
0ボール2ストライクのカウントだったので、もっと厳しいコースに投げるべきだという考えもありますが、あれだけ内を意識させていればある程度外なら大丈夫だろうと思ってしまうのが普通です。
交流戦等で濱田選手と対戦する時は、このデータが非常に重要になってきそうです。
武田翔太
武田翔太投手は2回1失点の投球でした。
全49球の内、ストライク27ボール22。
印象としては「一軍投手の中で状態は最悪」です。
2/28のライオンズ戦よりは空振りを奪えていました。
それでもまだ勝負できる球が見つかっているようには見えません。
先頭打者の西川選手に死球を与えてしまい、その後インコースに投げにくくなったというのが、この投球に影響しているのは間違いないです。
その慎重さが私には「逃げ」に見えてしまいました。
中ロングでチームに流れを持ってくる投球をするなら、大前提でストライク先行の攻めの投球が求められます。
打者を上から見下ろすぐらい自信満々の投球ができるようになるまでは、二軍調整の方がいいと思います。
古川侑利
古川侑利投手は1回2/3無失点の投球でした。
全28球の内、ストライク14ボール14。
印象としては「出力が上がった分、制球が落ちた」です。
前回登板では、簡単に外野のヒットゾーンまで弾き返され、ストレートでファールを奪うことすらできませんでした。
今回もアウトは全てフライアウトだったものの、球の力で押す場面が目立ちファールも奪えていました。
インコースもただ内に投げるだけでなく、打者をのけぞらせる程のインコースを意識して投げていたように感じます。
ただその分、制球が定まらない場面があったのも事実です。
全体的に見ると、前回より良かったと思います。
長谷川威展
長谷川威展投手は1回1/3無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク8ボール2。
印象としては「真ん中でも抑える」です。
正直、今回の投球は投げているコースが良かったとは言い難いです。
結果的に井上選手のファインプレーでアウトが取れたり、真ん中のスライダーを北村選手がミスショットしてくれたり。
ただ、それでも抑えるという部分に長谷川投手の凄さを感じます。
最悪真ん中に投げても出所の見にくさと球の力で抑える。
失投が失投にならないのは無敵です。
野手
3月のホークス選手の打撃成績がこちら。(2024/3/5時点)
甲斐拓也選手が3試合連続の本塁打。
この感じでレギュラーシーズンを過ごせたら本塁打30本も夢ではありません。
それぐらい凄いことになってます。
打撃は波があるので今後どうなっていくのかは全く想像がつかないとしても、守備は裏切りません。
この試合では4選手(牧原選手、柳田選手、周東選手、井上選手)がファインプレー。
特に牧原大成選手は春キャンプからセカンドで超絶プレーを連発。
怪我さえなければ普通にゴールデングラブ賞を取りそうな気がしてます。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
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