2025年ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから1巡目指名を受けた佐々木麟太郎選手。
彼がホークス(NPB)を選ぶのか、それともMLBを選ぶのか、はたまたスタンフォード大学で文武両道を続けるのかという選択に注目が集まっています。世間の声、現役プロ野球選手・OBの声は様々あるものの、決めるのは佐々木選手。悔いのない選択にしてもらいたいですね。
ただ、ホークスファンの総意は「ホークスに入って欲しい!!!」ただ1つ。
ということで今回はそんな佐々木選手について深掘りします。
入団交渉の期限
ホークスが佐々木選手と交渉できるのは2026年7月末まで。
ただ、ドラフト会議直後から7月末までずっと交渉できるわけではありません。
なぜなら大学野球のリーグ戦があるからです。佐々木選手からすればそこで評価を上げてMLBへの挑戦権を得たいとも思っているでしょう。MLBドラフトを視野に入れていないのであれば、とっくの昔にホークスと契約してます。
大学野球のシーズンが終了する2026年6月頃から交渉が始まり、MLBドラフト(同年7月中旬)を経て、佐々木選手が最終決断を下すことになります。
つまり、どのような決断をするにしても、交渉期限ギリギリで決まる可能性が大です。
MLBまでの道筋
佐々木選手は高校時代から注目を集める存在でした。
高校通算本塁打数は歴代最多の140本。2位の清宮幸太郎選手が111本なのでその凄さが分かります。強豪花巻東高校で練習試合も含めて試合数が多かったにしても、これだけの数字を出せるのは佐々木選手の「力」の証明になります。
何球団が競合するのかと世間は盛り上がっていたところで本人はいたって冷静。
プロ志望届を出すだけで莫大な契約金が貰えるのに、大学進学という道を選びました。これはなかなかできることではありません。その進学する大学が難関スタンフォード大学というのも凄いです。
将来を見据え、野球人として、さらには人として成長できるベストな選択をしたんだろうと思います。
そして、その将来というのが「MLB」なのは誰がどう見ても分かること。
あとはMLBまでの道筋をどう考えるか。
ホークスに入団するとなれば海外FA権取得まで9シーズンはMLB移籍が叶いません。ポスティング移籍を認めていないからです。30歳前後でのMLB挑戦で佐々木選手が納得するのかという部分は当然あります。ただ、ホークスの練習設備というのは世界的に見てもトップクラス。野球選手としての成長を考えた時にホークスを選ぶ可能性はあります。
MLBは単純に完成された選手が集まる印象。結果を残せなければマイナーリーグでの過酷な環境が待っています。そこには「育成」という概念は無く、結果を残せなければ即クビです。対してNPBは完成された選手よりも、これからのダイヤの原石の方が多い印象。ダイヤの原石は好待遇で扱われ、一軍で結果を残しても残さなくても若さ故に大丈夫な時期があります。現在MLBのトップに君臨する大谷翔平選手ですらNPBの一軍で結果を残せない時期はありました。高卒1年目から一軍にバリバリ出場していた大谷選手はまずそこから普通じゃなかったんですけどね。もし大谷選手が日本を経由せずにMLBに挑戦していたらどうなっていたのか分かりませんが、日本でのプレーがプラスに働いたのは確かです。日本ハムでは基本的に大谷選手に対して、体の負担を考慮した起用がされていました。MLBでこれだけ大きく花開いたのは、日本ハムが大谷選手を体が出来上がる前に使い潰さなかったことも間違いなく影響しています。
佐々木選手は野手なので、肩や肘が壊れるというリスクは低いです。あとは、MLB投手の豪速球にどれだけ対応できるか、一塁手という「超長打力」が求められるポジションでどれだけのパフォーマンスを出せるかという部分だけです。冷静に考えて、MLB側からすれば佐々木選手は助っ人外国人選手。NPBでいうアレックス・カブレラ選手のように打つだけで認められる存在にならなければなりません。そう考えると、かなりハードルが高いことが窺えます。
まずは2026年度のリーグ戦でどのような結果を残すかに注目です。
自前和製大砲への期待
岡本和真選手、村上宗隆選手、佐藤輝明選手、牧秀悟選手。
近年のNPBでは彼らのように安定して本塁打を20~30発記録する20代の和製大砲が存在しました。(岡本選手と村上選手は2025年オフにMLBへ移籍)
そんな中でホークスはというと、近藤健介選手、山川穂高選手、柳田悠岐選手の30代MVPトリオが本塁打の稼ぎ頭という状況。2025年度は野村勇選手がキャリアハイの12本塁打を放ちましたが、そんな野村選手も2026年度で30歳を迎えます。二度の20本塁打を記録している栗原陵矢選手も同じく30歳を迎えます。
早急に次の和製大砲を作りたいという中で、佐々木選手の存在はホークスにとってかなり大きいです。入団すれば期待と責任を一身に背負うことになります。
佐々木選手のメインポジションである一塁は多くの選手が守りますが、現在のメインは37歳の中村晃選手と34歳の山川穂高選手。年齢的にそろそろ世代交代の時です。
入団するタイミングとしては抜群ではないでしょうか。
次の生え抜きスーパースターを欲している
佐々木選手がホークスに入団したとして、柳田選手近藤選手山川選手の力が落ち、佐々木選手を含めた若手和製大砲候補の中で誰も芽が出ないとなれば、外国人補強やFA補強に動くのは間違いありません。そうなると、まず外国人枠のバランスがややこしいことになります。
2025年度オフ、6年契約で獲得したジョナサンモレノ選手。
ホークスは彼を将来の遊撃手としてイメージしているのでしょう。
そうなった時にもう1名大砲候補の外国人選手を加えると、外国人枠は野手2投手2の形が出来上がります。その時になってみないと分かりませんが、投高打低の時代で野手を2名も使う余裕があるとは思えません。もちろんレイエス選手のように、打つだけでも十分な働きを見せる選手を獲得できたなら話は変わってきますが。
ここからは「感情」のお話。
FA選手や外国人選手でチームを強くすることは良いと思いますよ。ただ、そうやって集めた選手で優勝するのと、入団時から見てきている選手が成長して優勝するのとでは、喜びの大きさが全然違います。
そう考えると、柳田悠岐選手という球界のスーパースターが今もホークスの顔であることはホークスにとってこれ以上ない財産です。
「柳田選手の本塁打が見たいから野球観戦に行く」
このように思っているホークスファン(子供からお年寄りまで)がどれほどいるか分かりません。因みに私が子供の頃はその柳田選手の役割が小久保選手であり松中選手でした。
佐々木選手がホークスに入団したなら、願わくば次の柳田選手、次のスーパースターを務めてもらいたいです。
最後に
まとまりのない文章になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
佐々木麟太郎選手は、華のある選手。
高校野球で目立ったとはいえ、まだ大学生ですよ。プロで1打席も立っていないんですよ。
そんな選手の去就で盛り上がれることこそが、佐々木選手の魅力を物語っています。
もしも佐々木選手のホークス入団が決まったなら、松坂フィーバーや大谷フィーバーのように麟太郎フィーバーが起こるでしょうね。ニュースターの誕生です。経済効果は計り知れません。
まずはホークスの四番、そしてゆくゆくは日本代表の四番も狙っちゃいましょうか。
背番号は世界の王が付けた栄光の「1」
将来有望な同世代との共闘(前田悠伍、藤原大翔、佐倉俠史朗、藤田悠太郎、中澤恒貴、長水啓眞、サルディ、張峻瑋)
夢が広がります。
あまり期待しすぎると来なかった時にがっくり来るのでほどほどに。(自分に言い聞かせてる)



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