今回のテーマは「トレード&FAで来てくれたら嬉しい他球団捕手」。
2025年度ホークスの正捕手問題を解決してくれそうな選手をホークス以外のNPB11球団から探します(FAは2025年オフ)。
もちろん現有戦力には期待していますが、正捕手が定まらなかった最悪の場合も考えておく必要があります。
プロスピAをプレイしている方は、ここで挙げた選手のAランクをとりあえず溶かさないでください。
正捕手とは?
まず、正捕手とは何?というところから。
正捕手とは、1シーズンを通してスタメンを張り続けた捕手。
一番試合に出るだけじゃ正捕手とは呼ばれません。
現代野球は捕手も怪我を考慮して併用される時代。
それでも100試合出場は正捕手としてクリアしておきたい数字です。
セリーグ
捕手登録選手の中で1シーズン100試合以上に出場したことがある選手を調べました。(2025年1月31日時点)
まずはセリーグから。
巨人が3名、阪神が1名、DeNAが3名、広島が2名、ヤクルトが1名、中日が1名。
巨人とDeNAには経験のある捕手が揃っていることが分かります。
また、巨人は2024年度の一軍主戦捕手が黄色で示した3名ではなく岸田行倫選手。
DeNAは松尾汐恩選手が二軍で正捕手を務め、309打席で打率.326(2024年度)。
この2球団は捕手層がかなり分厚いです。
逆に阪神、ヤクルト、中日は1人の選手が長く正捕手を務めてきたということが言えます。
パリーグ
続いてパリーグ。
ソフトバンクが0名、日本ハムが4名、ロッテが2名、楽天が1名、オリックスが3名、西武が2名。
日本ハムの4名が際立ちますが、マルティネス選手と郡司選手は野手としての起用がメインなので実質2名。
また頓宮選手は一塁手としての起用がメインなので、オリックスも実質2名。
それぞれのチームで1~2名の1シーズン100試合出場捕手がいる中でホークスだけ0名。
甲斐拓也選手という存在の大きさを実感します。
トレード
トレードは球団の意思で行われます。
選手側がトレードを要望する場合もありますが、最終決定権は球団にあります。
また、球団同士のやり取りがうまくいかなければトレードは成立しません。
それが非常に難しいところです。
ホークスが仮に2025年度中にトレードで捕手を獲得しようと思った場合、若手の有望株というよりも即戦力選手を狙うはず。
なぜなら若手の有望株はたくさんいるからです。
欲しいのは実績、経験値。
チームの精神的支柱となる存在が必要です。
今回は捕手の層が特に厚い巨人とDeNAから1名ずつトレード候補を挙げます。
小林誠司
2025年で36歳を迎えるベテラン捕手、小林誠司選手(35)。
彼は甲斐拓也選手の人的補償予想でも名前を挙げていました。
2024年度は菅野智之投手の専属捕手として存在感を発揮し、42試合に出場。
ただ、その菅野投手は2025年シーズンからメジャーリーグに活動拠点を移します。
打撃面では3年連続(2022~2024年)で打率1割台、2020,2021年は打率0割台。
正直打つ方では全く期待できません。
甲斐選手が加入し、2024年度主戦捕手の岸田選手、内野が主戦場になる大城選手、さらには爆肩若手捕手の山瀬選手もいる状況で小林選手の立場はどんどん危うくなります。
それで出場機会を大きく減らした場合、トレードという選択肢は間違いなく生まれます。
ホークスは巨人と同様に戦力が分厚い球団。
もし、ホークス側が交換トレードを打診してきた場合、巨人側は喜んで受けるでしょう。
ホークスが将来性0の小林選手を欲しいと思うということは、よっぽどチーム状況は悪いはずです。
戸柱恭孝
2025年で35歳を迎えるベテラン捕手、戸柱恭孝選手(34)。
2024年度はポストシーズンで大きく存在感を発揮し、CS(クライマックスシリーズ)MVPに輝きました。
戸柱選手がCSで輝けたのは、正捕手山本祐大選手(26)の怪我があったから。
山本選手は2024年度にゴールデングラブ賞&ベストナインのタイトルを獲得。
近い将来、日本の正捕手を務めてもおかしくありません。
また、さらに下の代も成長してきており、プロ2年目の松尾汐恩選手(20)は既に二軍の正捕手です。
DeNA球団としては、出場機会が限られる戸柱選手を残しておくよりも、輝ける場所で輝いて欲しいと願っていることでしょう。
また、ホークスの投手力が欲しいとも思っているでしょう。
ホークス側がトレードを願えば、案外スムーズに事が進みそうな気はします。
FA
続いてFA。
FAはトレードと違い、選手の意思で行われます。
球団側が戦力だから残ってほしいと思っても、最終決定権は選手にあります。
2025年1月31日時点で国内FA権を取得している捕手一覧がこちら。
黄色で示した選手が2025年度で一旦契約が切れる選手。
つまり、2025年オフにFA宣言ができる選手です。
オレンジで示した選手は複数年契約期間中なので、物理的に2025年オフのFA宣言はあり得ません。
緑で示した若月健矢選手は2023年オフに複数年契約を結んだものの、契約年数が不明なのでFA宣言をできるのかが分かりません。
2025年オフにFA宣言するとしたら誰になるのか。
注目選手をピックアップします。
梅野隆太郎
2025年で34歳を迎えるベテラン捕手、梅野隆太郎選手(33)。
2018~2020年はゴールデングラブ賞のタイトルを獲得するなど実績は十分です。
ただ、近年は打撃面守備面共に精細を欠き、目立った成績を残せていません。
地元福岡県出身ということもあり、ホークス球団も注目しているはず。
FAランクはBランクで補償付きの選手なので、中途半端な成績ではどんなに捕手が足りなかったとしても獲得しないでしょう。
全ては2025年シーズン次第です。
Cランク選手全員
2025年シーズンが単年契約で、かつFAランクがCランクの選手。
2025年度の活躍次第で需要はかなり高まります。
磯村嘉孝選手(32)、小林誠司選手(35)、伊藤光(35)、炭谷銀仁朗選手(37)。
在籍している球団に骨をうずめそうな選手がちらほらいますが、2025年オフに状況がどう変化しているか注目です。
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