河野伸一朗投手のプロ1年目に期待すること

ホークス考察
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2024年ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから育成五巡目指名を受けた宮崎学園高校の河野伸一朗投手

角度ある最速145キロのストレートを投げ込む身長190㎝の大型左腕です。

そんな河野投手のプロ1年目に期待することが今回のテーマです。

長身左腕

身長190cm、そして貴重な左腕

これだけで指名に値します。

2024年度日本ハム2位指名の藤田琉生投手(身長198㎝&左腕)のように、150キロの壁をクリアして甲子園や国際大会で実績を残していたらさらに指名順位は高かったでしょう。

生まれ持った才能に感謝するべきです。

河野投手の身長が170㎝ぐらいだったら、おそらく指名はありません。

ただ、この才能を生かすも殺すも自分次第

現在の体重は76kgということで、身長190cmと考えるとかなりの細身です。

まずはこの体重を筋力で90~95kgまで増量し、球速を現在の145キロからどこまで上げていけるか。

そこが勝負です。

良い素材であることは間違いありません。

2010~2023年の高卒育成ドラ5左腕

河野投手は高卒育成ドラ5左腕。

ということで、同じく2010~2023年に育成ドラフト5位で指名された高卒左腕をまとめてみました。

2021 鴨打瑛二

2021年ドラフトで巨人から育成5位指名を受けた鴨打瑛二投手

創成館高校時代は195㎝の長身から投げ込まれる最速138キロのストレートに注目が集まりました。

プロ入り後は1年目(2022年度)に二軍登板を果たしたものの、その後3年間二軍登板無し

ただ3年目(2024年度)は三軍戦で13登板44回を投げ防御率1.23の好成績を記録。

何とか4年目の契約に繋げました。

2015 呉屋開斗

2015年ドラフトで中日から育成5位指名を受けた呉屋開斗投手

八戸学院光星高校時代は最速138キロの直球とスライダーに注目が集まりました。

プロ入り後は一軍二軍共に公式戦の登板無く、自ら退団を申し出てわずか1年で現役引退を表明。

怪我があったわけでもなく、前代未聞の事例になりました。

2015 渡辺健史

2015年ドラフトでソフトバンクから育成5位指名を受けた渡辺健史投手

飯塚高校時代は最速140キロの直球とスライダーに注目が集まりました。

プロ入り後は、ハイレベルな競争の中で、二度育成再契約を勝ち取る支配下契約には至らず

5年目(2020年度)のオフに戦力外通告を受け、他球団から獲得のオファーもなく、現役を引退しました。

河野投手に期待すること

2010~2023年の高卒育成ドラ5左腕3名は一軍で活躍できていません

まだ鴨打瑛二投手は辛うじて生き残っていますが。

その為、河野投手には高卒育成ドラ5左腕の中でNo.1になる必要があります。

以上を踏まえて、河野投手のプロ1年目に期待することは「怪我無く150キロ到達」です。

ホークスというか、今や球界全体で150キロが当たり前の時代

150キロをクリアした中で、プラスαの武器を持っている投手が非常に多いです。

河野投手の現在の最速は145キロ。

5キロのスピードアップを1年で達成するのはかなり大変です。

それでも、150キロを1年でクリアできれば、2年目3年目の期待感は間違いなく高まります。

高校時代の最速が144キロだった千賀滉大投手が高卒1年目に152キロまで伸ばしたように、河野投手もそうなる可能性は十分あります。

コメント

最近のコメント

うえでぃー
うえでぃー
2024.12.19
私は動くと思います。全ては嶺井選手の評価次第でしょうね。
ホークス甲斐拓也選手が巨人にFA移籍した場合の人的補償予想
ポテト
2024.12.19
記事内であと3日は考えたいと述べられていましたが、やはり小林選手がプロテクト外であれば獲得に動くと思いますか?
ホークス甲斐拓也選手が巨人にFA移籍した場合の人的補償予想
うえでぃー
うえでぃー
2024.12.18
確かにその考えもアリですね。私の考えとしてはプロテクトリスト次第です。補強ポイントに合致する選手がいれば迷わず取りに行き、微妙な選手ばかりであればスルーです。曖昧な答えになってしまいすみません。
ホークス甲斐拓也選手の巨人移籍について
エラル
2024.12.17
ホークスは人的補償が必要だと思いますか?僕個人の意見としては必要ないと思います。人的補償で誰かを取ったりするより育成選手用に枠を空けておくべきだと思いますが、どうでしょうか?
ホークス甲斐拓也選手の巨人移籍について
うえでぃー
うえでぃー
2024.11.26
全然大丈夫ですよ!個人的に田中投手の獲得は無いと思います。11/26時点で支配下枠残り5,育成選手55名なので枠が足りません。どうしても即戦力先発投手を獲得したいなら上沢投手ではないでしょうか。
11/25アジアウインターリーグNPB RED対NPB WHITEの感想
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