2010~2023年にドラフト6位で指名された大卒右投手をまとめてみました。
2023年 津田淳哉
2023年ドラフトで阪神から6位指名を受けた津田淳哉投手。
大阪経済大学時代は最速152キロ投手として先発中継ぎ両方で活躍し、23年秋には最優秀防御率のタイトルを獲得。
プロ1年目の2024年シーズンでは、二軍戦17試合に登板し防御率5.26,WHIP1.70。
いきなりプロの壁にぶつかりました。
今後の飛躍が待たれます。
2023年 大山凌
2023年ドラフトでソフトバンクから6位指名を受けた大山凌投手。
東日本国際大学時代は最速153キロ投手として注目を集め、リーグ戦では22年春に優秀選手、23年春に最優秀投手、22年春に最多勝、22年春23年春にベストナインのタイトルを獲得。
プロ入り後は1年目から一軍戦18試合(内先発2)に登板し防御率3.25と結果を残しました。
ただ四死球率は5.20と悪く、要所で制球を乱す場面が見られました。
今後も中継ぎとして登板を重ねることになりそうです。
2021年 西垣雅矢
2021年ドラフトで楽天から6位指名を受けた西垣雅矢投手。
早稲田大学時代は最速150キロ右腕として注目を集め、リーグ戦では 21秋にベストナインのタイトルを獲得。
プロ入り後は1年目から一軍戦24試合に登板し防御率2.66と結果を残すも、その後は伸び悩み直近2年は結果を残せず。
2025年シーズンは勝負の4年目を迎えます。
2019年 小川一平
2019年ドラフトで阪神から6位指名を受けた小川一平投手。
東海大学熊本キャンパス時代は熊本大震災や腰痛、部員の不祥事等でアピールの機会は少なかったものの、最速149キロ右腕として注目を集めました。
プロ入り後は1年目から一軍戦21試合に登板し防御率4.71。
その後、2年目3年目と少ない登板数ながら結果を残しました。
ただ、2022年シーズン(3年目)で右肘の手術。
さらに2023年シーズン(4年目)でも右肘のトミージョン手術。
2024年シーズン(5年目)は一軍二軍共に登板がありませんでした。
右肘が治って完全復活となるでしょうか。
2018年 泉圭輔
2018年ドラフトでソフトバンクから6位指名を受けた泉圭輔投手。
金沢星稜大学時代は最速147キロの先発完投型右腕として注目を集め、リーグ戦では18年春にベストナイン、17年秋18年春に敢闘賞、18年秋に特別賞、17年秋18年春に最多勝のタイトルを獲得。
プロ入り後は1年目から中継ぎとして14試合に登板し防御率1.96。
2020~2022年の3年間は30試合登板を達成しました。
2024年シーズンからはトレードで巨人へ移籍し、移籍初年度も35登板で防御率1.93としっかり結果を残しました。
2017年 平岡敬人
2017年ドラフトで広島から6位指名を受けた平岡敬人投手。
中部学院大学時代は最速152キロの力強い速球に注目が集まりました。
プロ入り後は二軍でも結果が残らず、3年間で一軍登板0。
2020年シーズン(3年目)オフに戦力外通告を受け、トライアウト参加後、現役を引退しました。
2017年 鈴木遼太郎
2017年ドラフトで日本ハムから6位指名を受けた鈴木遼太郎投手。
東北学院大学時代は最速150キロのストレートと低めに集める制球力で注目を集め、リーグ戦では15年秋に最優秀新人賞、16年春17年秋に敢闘賞のタイトルを獲得。
プロ入り後は1年目に二軍戦4試合登板で防御率1.59と結果を残すも、右肘の故障でそれ以降登板無し。
2年目3年目は二軍でも結果を残せず、3年目オフに戦力外通告を受け育成選手に。
4年目のオフには二度目の戦力外通告を受け、日本ハムを退団後、社会人野球のエイジェックに1年間所属して現役を引退しました。
2016年 尾仲祐哉
2016年ドラフトでDeNAから6位指名を受けた尾仲祐哉投手。
広島経済大学時代は最速150キロのストレートと切れ味鋭い縦スラで三振の山を築き、リーグ戦では16年春にMVP、14年春16年春にベストナインのタイトルを獲得。
プロ入り後は3球団(DeNA,阪神,ヤクルト)でプレーするも芽が出ず2度の戦力外通告。
2025年度からは社会人野球チームのサムティで現役を続けます。
2016年 丸山泰資
2016年ドラフトで中日から6位指名を受けた丸山泰資投手。
東海大学時代は最速151キロ右腕として注目を集め、リーグ戦では15年春にベストナインのタイトルを獲得。
プロ入り後は1年目に一軍戦8試合に登板し防御率8.25。
2年目にトミージョン手術を受けたことで、3年目は一軍二軍登板共に無くオフに戦力外通告を受け育成選手として再契約。
アンダースローに転向したりと様々な方法を試したものの芽が出ず、5年目(2021年シーズン)オフに2度目の戦力外通告。
現役を引退しました。
2016年 田村伊知郎
2016年ドラフトで西武から6位指名を受けた田村伊知郎投手。
立教時代は故障に悩まされ目立った成績は残せなかったものの、報徳学園高等学校時代の実績から注目が集まりました。
プロ入り後は1年間一軍で投げ抜いたシーズンは無いものの、のらりくらりとプロの世界を生き抜いています。
直近2年は一軍で防御率1点台を記録(2023年:24登板,防御率1.52、2024年:28登板,防御率1.82)。
これからも西武のブルペン陣を支える存在になりそうです。
2015年 本田圭佑
2015年ドラフトで西武から6位指名を受けた本田圭佑投手。
東北学院大学時代は最速147キロのストレートと多彩な変化球を用いて試合を作る投球に注目が集まり、リーグ戦では14年秋に敢闘賞のタイトルを獲得。
プロ入り後は2021年シーズンまで先発調整をしていたものの、2022年シーズンから中継ぎへ転向。
その結果、2年連続で防御率1点台を記録しました(2022年:45登板,防御率1.97、2023年:25登板,防御率1.56)。
2024年は31登板で防御率4.11というまずまずの成績を残したところで、2024年オフに現役ドラフトでオリックスへの移籍が決まりました。
2025年からはオリックスでの活躍に期待です。
2013年 横山貴明
2013年ドラフトで楽天から6位指名を受けた横山貴明投手。
早稲田大学時代は、ややコントロールにバラつきはあるものの、伸びのある最速147キロのストレートに注目が集まりました。
プロ入り後は1年目から一軍で3先発するなど期待されていましたが、そこから一軍定着とはならず3年目オフに戦力外通告を受け育成選手として再契約。
5年目オフにも戦力外通告を受け、楽天を退団。
その後、メキシコのチームや日本の独立リーグで野球を続け、2021年3月に現役引退を発表しました。
2013年 白村明弘
2013年ドラフトで日本ハムから6位指名を受けた白村明弘投手。
慶応義塾大学時代は187㎝の長身から投げ込まれる最速153キロストレートに注目が集まりました。
プロ入り後は2年目に一軍戦50登板,防御率2.03でブレイク。
ただその後は伸び悩み、徐々に登板機会を失っていきました。
2019年シーズンからはまさかの野手に挑戦。
二軍戦で本塁打を放つなどすぐに適応して見せたものの、一軍出場に至るまでアピールすることができず2020年シーズンオフに戦力外通告。
その後、現役を引退しました。
2010年 福山博之
2010年ドラフトで横浜から6位指名を受けた福山博之投手。
大阪商業大学時代は174㎝の小柄な体格を最大限に生かした最速147キロのストレートを武器に、リーグ戦では10年秋に最優秀投手賞、09年秋にベストナイン、09年秋に担当記者クラブ賞のタイトルを獲得。
横浜ではプロ2年目オフに投手としては契約しないが野手としては契約するということを伝えられたものの、福山投手がそれを断り自由契約に。
プロ3年目からは楽天に移籍。
そこから覚醒します。
プロ4~7年目(2014~2017年)にかけて1シーズン65試合以上を記録。
楽天ブルペン陣に欠かせない投手の1人に成長しました。
プロ12年目となる2022年シーズンは一軍戦3登板に留まり、戦力外通告を受け、現役引退を発表。
ただ、12年で通算376登板,防御率2.92という華々しいプロ野球人生でした。
2010年 藤谷周平
2010年ドラフトでロッテから6位指名を受けた金田優太投手。
南カリフォルニア大学時代は190㎝の長身から投げ込まれる最速154キロの直球とフォークに注目が集まりました。
プロ入り後は二軍でも結果を残すことができず、一軍登板が無いまま3年目(2014年シーズン)オフに戦力外通告。
2015年からはゴールドジムでトレーナーを務めつつ、同社の社会人野球チームで兼任コーチとしてプレーを続行。
そして2024年以降はコーチ専任となりました。
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