2024/10/8、みやざきフェニックスリーグ福岡ソフトバンクホークス対北海道日本ハムファイターズが行われました。
結果は10-5でホークスが勝ちました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
野手に関しては、みやざきフェニックスリーグの打撃成績一覧も載せてます。
投手
大野稼頭央
大野稼頭央投手は5回3失点(自責点2)の投球でした。
全83球の内、ストライク56ボール27。
印象としては「生命線はカーブ」です。
大野投手はスライダーやチェンジアップも操る投手ですが、やはり一番大事な球種はカーブ。
大きな軌道を描くこの特殊球をいかにストライクゾーンに集めることができるかが投球の肝になってきます。
そういった意味では、今回の投球ではしっかりとストライクゾーンにカーブを投げ切ることができていました。
味方の守備に助けられながら、二度の併殺打に助けられながら、5回を投げ切ることができてまずまず充実感のあるマウンドだったのではないでしょうか。
もう少しストレートの出力が上がってくれば、さらに球速差が生まれ、球数も少なくなってくると思います。
大城真乃
大城真乃投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク7ボール3。
印象としては「坂口選手の腕が長い」です。
清水選手に対しては甘い球もあったものの、全体的に見るとしっかりコースに投げ続けることができていました。
坂口選手にライト前ヒットを打たれた外のスライダーも投げ切った球です。
ただ、坂口選手は手足が長い選手なので、その球に泳ぎながらもバットが届いてしまいました。
もっと外に投げ込む、もしくはしっかりとインコースを意識させる。
このどちらかをやっておけば結果は変わったかもしれません。
鍬原拓也
鍬原拓也投手は1回無失点の投球でした。
全22球の内、ストライク13ボール9。
印象としては「真っすぐを捉えられた」です。
ストレート中心の配球をした中で、山口選手には低めのストレート、若林選手には真ん中をストレートをヒットにされました。
走者を溜めた後は、スライダーやシンカーの投球割合を増やしたものの、打者が嫌がっている感じはありませんでした。
なぜなら空振りを1球も奪えなかったからです。
無失点で終えたことは良かったですが、全体的に課題の残る登板となりました。
笠谷俊介
笠谷俊介投手は1回1失点の投球でした。
全29球の内、ストライク13ボール16。
印象としては「サイドスロー転向?」です。
フェニックスリーグに突入して気分転換なのか分かりませんが、笠谷投手の投球フォームがガラッと変わっていました。
腕を少し落として、サイド気味に投げていました。
制球力の向上や、打者への反応を含めて、何かを変えなければという思いがあったのでしょう。
今回の結果は良くなかったですが、ここに来て変える勇気は素晴らしいです。
引っかける球や抜け球がありながらも、それを全て海野隆司選手が止めてくれました。
1失点で凌げたのは海野選手の力が非常に大きいです。
大山凌
大山凌投手は1回1失点の投球でした。
全24球の内、ストライク13ボール11。
印象としては「CSは厳しい」です。
大山投手はシーズン終盤から調子が良くないですが、今回もその調子の悪さを露呈しました。
プロ1年目で疲れが溜まっているからか、ストレートを捕まえられる場面が目立ちます。
ストレートが走っていないので、当然低めのスプリットを振ってくれません。
そして、よりコースを意識することで抜け球が多くなってしまいます。
これらから現時点でCSでの登板は厳しい気がしてます。
もちろん良い時の状態に戻ってくれば十分チャンスはあります。
野手
みやざきフェニックスリーグのホークス選手打撃成績がこちら。(2024/10/8時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で存在感を放ったのは、山川穂高選手とリチャード選手の師弟コンビ。
山川選手は3打数1安打2打点(本塁打1)
低い弾道でバックスクリーンに放り込みました。
調整は順調です。
リチャード選手は5打数3安打5打点(本塁打3)
9月は二軍の月間MVPも狙えるぐらい状態が上がっていましたが、さすがにここまでの状態になるとは思いませんでした。
特に3本目の逆方向への本塁打は鳥肌が立ちました。
ゾーンに入ってます。
この本塁打がまぐれではないということを、次の試合でも魅せてもらいたいです。
続けて結果を残せば、正木選手、近藤選手、柳田選手の状態次第ではCSスタメン出場も見えてきます。
サードの守備でも3回に見事な反応でアウトにする場面がありました。
リチャード選手が覚醒したらホークスにとってどれだけのメリットがあるか分かりません。
彼だけは絶対に手放してはいけない人材です。
9/28二軍戦の記事で、私は「リチャード選手が今オフに戦力外・トレード・現役ドラフト等でホークスを去ることはあり得ません。」と述べました。
前もって言っておいてよかったなと、今になって思います。
佐藤直樹選手は4回に広い守備範囲を活かしたランニングキャッチがありましたが、5回に正面の打球を捕球ミス。
正面の打球は難しいとは言いますが、守備固めで出る可能性がある選手なので、守備は完璧にしてもらいたいです。
柳田悠岐選手は6回に背走しながらキャッチする好プレーがあっただけでなく、フルイニング出場をして状態の良さをアピールしました。
あとは打撃面で本来の姿が戻ってくるのを待つだけです。
コメント
リチャード選手の覚醒がホークスにとって最大の補強になりそうですね!
そうですね!