2024/10/3、福岡ソフトバンクホークスvs東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍公式戦が行われました。
結果は4-2でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては10月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
有原航平投手の14勝目を掴むためにチーム全体が奮闘し、それがしっかりと結果として表れました。
防御率は自分の力でどうにかなるものですが、勝ち星に関しては運です。
ライオンズのエース髙橋光成投手は今季15先発で1勝もできないという事態が起こりました。
味方の頼もしさに感謝しながら、最後伊藤大海投手のレギュラーシーズン最終登板を見届けたいところです。
ホークス勝利後に藤井フミヤさんの「勝利の空へ」生歌唱を聴けたホークスファンも運が良いです。
10/4はホークスのレギュラーシーズン最終戦。
個人的にはあっという間の1年でした。
良い時は長く、悪い時は短くの素晴らしいシーズンだったと思います。
こんなシーズンを来季以降も続けてくれたら最高です。
大津亮介投手に最終戦の勝利を託します。
投手
有原航平
有原航平投手は7回2失点の投球でした。
全115球の内、ストライク77ボール38。
印象としては「勝てる投手」です。
初回に2点を先制してもらい、6回に2点を返されるものの、その直後にまた味方が勝ち越してくれて勝ち星を挙げることができました。
味方の頑張りにはもちろん感謝ですが、有原投手にはその勝ちに相応しい投球をしています。
まず、初回に味方が2点を先制してくれた直後に三者凡退投球。
これが序盤の流れを作りました。
また2点を失いなおも1死一三塁のピンチで浅村選手を遊ゴロ併殺。
一気に崩れなかったです。
投球内容を細かく見ていくとカウント球に甘い球が多く、それを序盤はイーグルス打線がミスショットしてくれて助けられた部分もありました。
ただ制球がイマイチであってもこのように試合を作る姿はまさにエースです。
有原投手に一番求められているところはイニングを消化すること。
これはチームが長いシーズンを戦っていく上で、その試合に勝つことよりも大事なことかもしれません。
一度も先発ローテから外れることなく182.2回というイニング数を消化してくれて防御率2.36。
若手の活躍がここ最近目立っているものの、彼がいなかったらと思うとゾッとします。
CS,日本シリーズでも一番頼りになる存在です。
尾形崇斗
尾形崇斗投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク8ボール4。
印象としては「緊張感のあるマウンド」です。
有原投手は前回登板で8回1失点の好投で勝ち投手の権利を持ちながら、9回にオスナ投手が逆転を許し勝てませんでした。
前回のことを繰り返してはならないということで、尾形投手にとってはかなり緊張感のあるマウンドになったはずです。
それでも尾形投手は「無心」を貫き、打者を抑え込むことができました。
先頭打者の入江選手には高めに浮いたスライダーを捉えられましたが、その後はストレートの強さで押し込み全部フライアウト。
あのストレートは一軍選手でもなかなか捉えるのは難しいです。
尾形投手にはこれからも緊張感のあるマウンドで投げ続けて欲しいですし、来季にでも守護神をオスナ投手から奪い取ってもらいたいです。
それぐらいの球は投げてます。
オスナ
オスナ投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク9ボール5。
印象としては「リベンジ」です。
前回登板で有原投手の勝ちを消してしまったオスナ投手。
ただ今回はしっかりと無失点で凌ぎ、有原投手の勝ちをサポートしました。
今季のオスナ投手は開幕当初から常に絶不調。
こんなオスナ投手は見たことないというレベルです。
それでも何とかチームの戦力として活躍したいという思いは伝わってきますし、実際大きな戦力になってます。
愛弟子の尾形投手は、オスナ投手が一軍に戻ってくる前と戻ってきた後で姿が全然違います。
WBCでのダルビッシュ有投手のような立ち回りをオスナ投手がしているのだとしたら、縁の下の力持ちと言えるのではないでしょうか。
今回の制球の精度に関しては、本来のオスナ投手に近しいものを感じました。
鈴木選手に打たれた球は良いコースに投げ込んだ球ですし、甘く入ったのは安田選手に対する4球目のカットぐらいです。
存在自体が大きな存在ですが、オスナ投手自身の状態も上げていけたらもう何の問題もありません。
野手
ホークス選手の10月一軍打撃成績がこちら。(2024/10/3時点)
<スタメン>
<スタメン外>
まずは攻撃面。
初回無死一二塁で栗原陵矢選手が先制の2点タイムリー。
初回無死二三塁で山川穂高選手がライトへ犠牲フライ。
6回2死二塁で正木智也選手が勝ち越しタイムリー。
7回2死満塁で栗原陵矢選手が押し出し四球。
数少ないチャンスをしっかりとものにしました。
ただ山川選手の犠牲フライの時に、二塁走者の栗原選手が三塁に進塁しなかったのは少し気になりました。
あの打球の深さと栗原選手の足を考えれば、十分に進塁できたと思いますし、1死三塁と1死二塁では全く違います。
続いて守備面。
初回、セカンドダウンズ選手がセンターに抜けそうな打球に追いつき、そこからスローイング。
打者が小郷選手だったのでアウトにならなかったものの、アウトにできたら超スーパープレーでした。
初回、キャッチャー甲斐拓也選手が2死三塁で浅村選手に対する4球目のフォークが引っかかったところをナイスストップ。
この試合に限らず当たり前のように止めてくれる甲斐選手ですが、これは当たり前ではありません。
世界最高のブロッキング技術によって成り立っています。
2回、ファースト山川穂高選手が安田選手の強烈な打球を捌くファインプレー。
点が入った直後の先頭打者だったということもあり、このプレーは非常に大きかったです。
3回、ショート今宮健太選手が小深田選手が三遊間に放ったゴロを逆シングルで捌く好プレー。
これぐらいのプレーは当たり前に魅せる名手今宮選手ですが、少しでも無駄な動きがあればセーフになってます。
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