2024/9/24、福岡ソフトバンクホークス対阪神タイガースの二軍公式戦が行われました。
結果は8-7でホークスが勝ちました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
野手に関しては、9月二軍打撃成績一覧も載せてます。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
大野稼頭央
大野稼頭央投手は5回1失点の投球でした。
全76球の内、ストライク43ボール33。
印象としては「暴れ具合が丁度良い」です。
完璧に制球がまとまっているというわけではないものの、完全に荒れることも無かったので、それが結果的にタイガース打線をかく乱しました。
今回の大野投手の投球を支えたのはスライダー。
この球を勝負球に多く使い、三振は3つ奪いました。
逆にストレートは捉えられる場面が目立ったので、球威の更なる向上が必要なのかなと思うます。
今後の成長に期待です。
中村亮太
中村亮太投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク11ボール6。
印象としては「ストレートを通す」です。
中村投手は変化球が主体の投手ですが、変化球ばかり投げていても打者に対応されてしまいます。
よってどこかしらでストレートを挟まなければなりません。
今回は髙寺選手に3球、小幡選手に2球、ノイジー選手に1球としっかりストレートを通すことが出来ました。
中村投手はストレートも投げると打者に思わせないといけないので、この登板だけでなく次回以降を見据えても大事なことです。
さすがに走者が出るとカーブ、シンカーを軸に投げていきましたが、そこでもストレートを挟めるようになれば最高です。
宮里優吾
宮里優吾投手は0.2回5失点(自責点2)の投球でした。
全33球の内、ストライク17ボール16。
印象としては「エラーが無ければ」です。
ストレートを打たれ、高めに浮いてきたフォークも打たれ、1失点。
これだけで済めばよかったですが、サード井上選手のファンブルもあり、そこから四球2つで追加点を許しました。
実際に捉えられてはいたので、遅かれ早かれ点は取られていたかもしれませんが、味方が救ってほしかったなと思います。
宮里投手はこれから全ての球種のレベルアップを図る必要があります。
特にストレートに関しては、常時150キロ以上の球威が欲しいです。
田浦文丸
田浦文丸投手は1.1回1失点の投球でした。
全27球の内、ストライク19ボール8。
印象としては「力を発揮できなかった」です。
7回2死満塁から登板した田浦投手。
この大事な場面で投げさせてもらえるということは、二軍では信頼されている証拠です。
ただその信頼に応えることが出来ず、福島選手に2点タイムリーを打たれてしまいました。
回跨ぎした8回も先頭の野口選手に甘く入ったスライダーを本塁打。
全くアピールになりません。
田浦投手といえばチェンジアップなので、もっとチェンジアップを投げても良かったと思いますが、今回は2球しか投げませんでした。
何か意図があるのでしょうか。
古川侑利
古川侑利投手は1回無失点の投球でした。
全9球の内、ストライク6ボール3。
印象としては「今すぐ一軍に上げたいぐらい」です。
先頭の髙寺選手にヒットを打たれたものの、後続は抑えて無失点投球。
非常に落ち着いて投げていました。
ここ最近の古川投手は安心して見てられます。
9回を任されるのも納得です。
来季は30歳を迎えるシーズンになりますが、このままの調子をキープすれば間違いなく来季の契約を勝ち取れます。
その後の支配下登録まで期待したいところです。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/24時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは、三森大貴選手とリチャード選手の2名。
三森選手は4打数3安打(単打2、二塁打1)
良い状態をキープしています。
これでスタメン出場時は5試合連続複数安打。
とんでもない活躍です。
怪我もあり、リーグ優勝の輪に加わることができなかった悔しさは人一倍持っているはずです。
その悔しさをポストシーズンで晴らしてほしいです。
外野も内野もできる新しい三森選手がそこにはいます。
リチャード選手は4打数2安打4打点(単打1、本塁打1)
こちらも好調をキープしています。
9月のリチャード選手の打撃をフルシーズン通して出すことができれば、間違いなく一軍に定着できます。
水谷選手が一軍で活躍できてリチャード選手が活躍できないことはあり得ません。
自信を持ってプレーすれば結果はついてきます。
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