2024/9/20、福岡ソフトバンクホークス四軍対大分B-リングスの交流試合が行われました。
結果は12-4でB-リングスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については9月の四軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
ハモンド
ハモンド投手は5回5失点の投球でした。
全85球の内、ストライク46ボール39。
印象としては「打たれてストライクが入らなくなった」です。
低めの変化球で空振りを取ろうとすると見極められる。
高めのストレートで空振りを取ろうとするとヒットを打たれる。
ハモンド投手にとっては非常に厳しいマウンドでした。
投げる球が無かったです。
より厳しい所に投げようとした結果四球を連発。
やっぱり四球はダメだと腹をくくって甘めのストライクゾーンで勝負すると痛打。
そんな感じです。
3回以降は打ち損じが増え、無失点で抑えることが出来ましたが、これを修正と言っていいのかは難しい所です。
岡植純平
岡植純平投手は1回4失点の投球でした。
全26球の内、ストライク14ボール12。
印象としては「無死一二塁からの四球」です。
いきなり連打を喰らい無死一二塁。
ここで2番の中野選手はバントの構えをしてくれました。
1つアウトをあげるよと言ってくれているようなものです。
ただ、何としても無失点で抑えたい岡植投手は、そのバントをさせないように厳しいコースに投げていきました。
結果的に4球連続ボールで四球。
アウトを一つくれたはずが、相手を無償で歩かせてしまいました。
その直後に新太郎選手に満塁本塁打。
2ボールとなってストライクを取りにいったところを狙われました。
中野選手のところでバントをさせていたら、生まれなかった本塁打かもしれません。
非常にもったいなかったです。
フェリックス
フェリックス投手は2回3失点(自責点2)の投球でした。
全28球の内、ストライク21ボール7。
印象としては「ストライク先行を意識した結果、ストレートを捉えられる」です。
今回のフェリックス投手はストレートを前に飛ばされる場面が目立ちました。
球威よりも制球を意識していたのでしょうか。
150キロ中盤のストレートでファールや空振りが取れないと本来のフェリックス投手ではありません。
長い回を投げようと力をセーブするのではなく、とにかく1イニングをMAXの力で打者をねじ伏せて欲しいなと思います。
基本的にストライク先行でいけていたのは成長した部分です。
野手
ホークス選手の9月四軍打撃成績がこちら。(2024/9/20時点)
※9/4,5,7,8の試合結果は除く
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは、オスーナ選手、盛島稜大選手、伊藤大将選手の3名。
オスーナ選手は4打数2安打(単打1、二塁打1)。
オスーナ選手は典型的なプルヒッター。
今回のヒットは2本共レフト方向でしたし、アウトになった打球も全て引っ張りでした。
オスーナ選手がさらに上のレベルで結果を残すようになるためには、外に逃げるスライダー系をどれだけ振らずに我慢できるかが鍵になってきます。
盛島選手は3打数2安打(単打2)。
盛島選手もプルヒッター。
今回の打球は全てレフト方向でした。
引っ張りメインの打者はミートポイントが前になるので、基本的に早打ち傾向になり、選球眼が低くなります。
それを補うためには、当たった時の爆発力を更に高めることが重要です。
山川選手のように、三振が多くなってもたまにしっかり捉えたときは本塁打。
そんな打者になれば、「打てる捕手」として注目を集めることができます。
伊藤選手は3打数2安打1四球1打点(単打1、二塁打1)。
伊藤選手の守備は安定感があります。
この試合では1つエラーがあったので勿体なかったですが、3回には華麗な捌きを魅せました。
打てばレギュラーを獲れる1人ではあるものの、打てないからなかなか二軍出場が増えません。
ここから打ちまくって存在感を示していきたいところです。
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