2024/9/14、福岡ソフトバンクホークス対中日ドラゴンズの二軍公式戦が行われました。
結果は5-2でドラゴンズが勝ちました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
野手に関しては、9月二軍打撃成績一覧も載せてます。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
村田賢一
村田賢一投手は4.1回4失点(自責点0)の投球でした。
全75球の内、ストライク51ボール24。
印象としては「球威が欲しい」です。
村田投手は精密な制球力と多彩な球種が持ち味で、打たせて取る投球が持ち味の投手。
味方の守備力次第で投球内容は変わります。
今回は味方のエラーや自身のエラーで失点する場面がかなりあった為、4失点ながら自責点はまさかのゼロ。
完璧に抑え込んだわけではないのに、防御率は改善されました。
村田投手の今の状態は一軍で勝負できるレベルではありません。
ストレートのスピードは130キロ台。
少し甘く入るだけで打者は捉えてきます。
開幕直後は140キロ越えのストレートを安定して投げることができていました。
それが好結果を生み、一軍初登板も叶いました。
リハビリ組に行く前とリハビリ組から帰ってきた後とで状態が全く違うので、まずはじっくり状態を戻してほしいなと思います。
勝負は来季です。
渡邊佑樹
渡邊佑樹投手は0.2回無失点の投球でした。
全9球の内、ストライク7ボール2。
印象としては「球の強さはある」です。
5回裏1死満塁の場面で登板し、後藤選手にはタイムリーを打たれたものの後続は打ち取りました。
低めに集めて大怪我を喰らわないようにするというよりも、高めに投げて球の力で押し込む投球に見えました。
よっぽどストレートの強さに自信があるのでしょう。
1死満塁の場面では、低めに集めてゴロを打たせる投球が求められることもあります。
いろんな場面で登板できる投手になる為にも、細かい制球力を磨いてほしいなと思います。
鍬原拓也
鍬原拓也投手は1回1失点の投球でした。
全21球の内、ストライク11ボール10。
印象としては「全てがもったいない」です。
低めの意識はあったものの、ボール球先行になってしまいストライクを取りにいったところを痛打。
変化球2球で簡単に追い込んでから、決め球を引っかけて死球。
思い描いたような投球はできませんでした。
唯一良かった点は、1死満塁のピンチを犠牲フライの1点のみに抑えたこと。
これまでのことは一旦置いといて、打者との勝負に集中することが出来ました。
ここ最近の鍬原投手は結果を残せていません。
そろそろビシッと三者凡退で抑える投球を見せてもらいたいです。
津森宥紀
津森宥紀投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク8ボール9。
印象としては「四死球」です。
四球と死球を1つずつ出したものの無失点投球。
結果は残せました。
ただ、一軍だとやられている投球内容です。
サード廣瀨隆太選手の好プレーに助けられる場面もありました。
制球が安定する時とそうでない時。
この差を減らしていかないと、一軍の舞台で起用されることはありません。
二軍戦では格の違いを見せつけて欲しいなと思います。
笠谷俊介
笠谷俊介投手は1回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク9ボール9。
印象としては「痛烈な当たりばかり」です。
先頭の津田選手は廣瀨隆太選手のダイビングキャッチでサードライナー。
中島選手にはいつものように四球。
後藤選手は仲田慶介選手がジャンピングキャッチで捕球するショートライナー。
石垣選手は仲田慶介選手がダイビングキャッチで抑えるも内野安打。
ここで本塁を窺った二塁走者を刺して無失点投球にはなりましたが、納得の投球内容ではありません。
笠谷投手は投げようと思えば150キロオーバーのストレートを投げられるので、中継ぎの1イニングであればもっと力を込めてストレートで押すべきなのではないかと思います。
変化球でかわそうとすると、打者は合わせてきます。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/14時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは、三森大貴選手、吉田賢吾選手、ダウンズ選手、仲田慶介選手の4名。
三森選手は5打数3安打1打点(単打2、二塁打1)。
9月はなかなか状態が上がってきませんでしたが、ここに来て固め打ちを見せてくれました。
本職のセカンドだけでなく、ファーストも外野も守り、守備面で考えることは非常に多いと思います。
ただそこを乗り越えた時に、また一段階成長した姿が見られるでしょう。
吉田選手は4打数3安打(単打3)。
右に左に真ん中にヒットを放ち、バットコントロールの巧さを見せつけました。
守備でも3回裏に痛烈なファーストライナーをジャンピングキャッチで捕球する好プレーがありました。
5回裏の送球ミスが無ければ最高のアピールです。
ダウンズ選手は3打数2安打1四球(単打2)。
打つ方では徐々にNPB投手に適応してます。
ただ5回に1つエラーがあったように、守備面ではまだまだ確実性に課題があるのかなという気がします。
9月のエラー数3つは吉田選手と並びチーム最多。
ここを改善させない限り、一軍昇格は厳しいのかなという気がします。
仲田選手は4打数3安打(単打2、二塁打1)。
守備では5回にフィルダースチョイスがあったものの、8回にダイビングキャッチを見せるなど挽回するプレーを見せました。
今回の成績を踏まえて、9月の打撃成績は打率.423,出塁率.483,長打率.577,OPS1.060。
圧倒的な数字を残しています。
彼の今後の活躍次第で、宗山塁選手をドラフトで指名するのかしないのかが決まってくるかもしれません。
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