2024/9/7、福岡ソフトバンクホークスvs埼玉西武ライオンズの一軍公式戦が行われました。
結果は3-2でライオンズが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては9月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
今回の試合は、ある意味私の想像通りに進みました。
詳しくは前日の記事をご覧ください。
ここ最近の負け方、そして急造の勝ちパターン。
これで接戦を勝てるはずがありません。
今井投手とスチュワート投手のマッチアップを見て、勝てる確率は30%ぐらいだと思ってました。
※30%に特別な意味は無し。
この30%を取れたら最高でしたが、そううまくはいかなかったです。
正直、来週の有原投手の登板日まで連敗は覚悟しなければなりません。
ホークスはそれぐらいの非常事態です。
ただ、もしホークスが来週の有原投手登板日まで全て負けて、2位のファイターズが全て勝ったとしても4ゲーム差。
まだ4ゲーム差もあるんです。
まだまだホークスが有利であることは変わりません。
焦らずどっしりと前を向いて戦っていくだけです。
9/8の先発はホークスが松本晴投手、ライオンズが武内夏暉投手。
ホークスが勝てる確率は20%ぐらいでしょうか。
松本晴投手が好投するか、ブルペンデーで繋ぎ最少失点で抑える。
その上で、難敵武内投手を打ち崩す。
中継ぎ勝負に持ち込ませたくないというのが本音です。
ホークス選手は気負うことなく、チャレンジャーのつもりでミスを恐れずプレーしてほしいです。
投手
スチュワート
スチュワート投手は7回1失点の投球でした。
全122球の内、ストライク76ボール46。
印象としては「温存しながら」です。
スチュワート投手は本来150キロ中盤のストレートを連発できる投手。
ただ今回は長い回を投げて中継ぎ投手の負担を軽減するために、通常は出力を少し落とし、勝負所でギアを上げる投球を披露しました。
その影響か、初回はファールで粘られる場面が目立ち、32球も投げて先制を許しました。
2回以降はその投球スタイルが体になじみ、7回まで淡々と打者を抑えることが出来たので、初回さえなければ8回9回と投げれたと思います。
そこは今後の成長に期待です。
スチュワート投手は直線的な成長(一次関数的成長)というよりも、曲線的な成長(二次関数的成長)をしています。
徐々に良くなってきたというよりも、いつの間にか出てきていつの間にか全然見えないところまで到達しているイメージです。
これまでの制球難を見る限り、昨年はまさか先発として頭角を現すとは思いませんでしたし、今年はまさか安定して長い回を投げるようになるとは思いませんでした。
来年はまさか完投&完封を連発してエースの座を掴むのでしょうか。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回1失点の投球でした。
全20球の内、ストライク12ボール8。
印象としては「想定内」です。
2死二塁のピンチで西川選手に打たれたのは外角のストレート。
投げ切って打たれた球なので悔いは無いと思います。
逆に悔いが残るのは先頭四球。
こういう四球を減らしていければ、首脳陣が自信を持ってセットアッパーを託せるようになります。
杉山投手は急造セットアッパー。
自分のせいで負けたとか気負うことなく、これからも淡々と投げてくれたら問題無いです。
昨季までの杉山投手を見ていると、まさかこんな場面で投げるようになるとは思っていませんでした。
今季は大大大成長のシーズンです。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回1失点の投球でした。
全21球の内、ストライク14ボール7。
印象としては「本塁打だけ」です。
外崎選手に痛恨の本塁打を打たれましたが、失点はその1点だけ。
急造クローザーとしてはよくやってます。
特に先頭の平沼選手を3ボール1ストライクカウントから立て直して一ゴロに打ち取ったのは、素晴らしい粘りでした。
欲を言えば、ライオンズ打線で注意しなければならない選手はある程度決まっているので、注意深く攻めていく必要はあったかなと思います。
ライオンズが近藤健介選手を徹底マークで歩かせ続けたように、ホークスもそれぐらいのことはやるべきでした。
野手
ホークス選手の9月一軍打撃成績がこちら。(2024/9/7時点)
<スタメン>
<スタメン外>
クリーンナップの状態がすこぶる良いだけに、周りを固める選手の状態の悪さが気になります。
1~2番、6~7番が機能すれば普通に点が取れる打線だと思います。
この試合では2番に入った川瀬晃選手が2安打を放ち、2本目のヒットは得点に繋がりました。
8回2死満塁のチャンスでは得点に繋げる打撃が出来なかったものの、何とか1点をもぎ取ろうという魂の粘りは見せてくれました。
ただ、6番に入った正木智也選手は3回2死一二塁、5回2死満塁、9回1死一二塁という3度の大チャンスで凡退。
その内、2度は近藤健介選手を申告敬遠で歩かされてのチャンス。
近藤選手と勝負を避けて正木選手と勝負すれば大丈夫だと相手首脳陣に思われてます。
クリーンナップの状態が上がれば上がる程、6番打者の重要度が上がってきています。
9番牧原大成選手は攻守に存在感を示しました。
3回裏には同点本塁打。
6回表にはスチュワート投手が弾いた打球を軽快に捌く好プレー。
ただ、これだけアピールしたとしても、彼は9番打者として伸び伸び打ってもらった方が良いと思います。
1番周東佑京選手は初回に左中間の当たりで三塁進塁を狙うもアウト。
非常に痛い走塁死となりました。
あれはチームの調子が良い時はセーフになっていたはずです。
あそこで三塁を狙わないのは周東選手ではないので、今後も攻めた走塁を続けて欲しいなと個人的には思います。
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