2024/9/5、福岡ソフトバンクホークス対オリックスバファローズの二軍公式戦が行われました。
結果は4-0でホークスが勝ちました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
野手に関しては、9月二軍打撃成績一覧も載せてます。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
前田悠伍
前田悠伍投手は8回無失点の投球でした。
全112球の内、ストライク72ボール40。
印象としては「試合の中で修正」です。
今回の前田投手の序盤は抜け球が多めでした。
その分、ボール球が増え球数も増えました。
ただ投げていく中で修正し、3~7回は三者凡退投球。
投げていく中で修正するなんて限られた投手にしかできません。
前田投手はその限られた投手ということです。
球種は多彩で、同じカーブでも速くしたり遅くしたり。
球威がさらに上がってくれば、間違いなくオリックス宮城投手クラスになります。
前田投手はこれだけの投球をしていながら、ヒーローインタビューでは「9回まで投げたかった」と悔しさをあらわにしました。
他人軸ではなく、あくまでも自分軸で考えることができる向上心の高さ。
彼の天井が未だに見えてきません。
津森宥紀
津森宥紀投手は0.1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク8ボール6。
印象としては「心配」です。
今回はストレートで空振りが取れず、ファールで粘られる苦しい投球になりました。
ただ津森投手は中継ぎ投手なので、何球使っても抑えればいいと考えると特に問題は無いのかなと思います。
先頭の河野選手は7球目のストレートを左安。
池田選手は7球目のストレートで一ゴロ。
この一ゴロのベースカバー時に津森投手が池田選手に足を踏まれ、途中降板となってしまいました。
お互い全力プレーの中での出来事なので仕方ないことではあります。
津森投手の足に異常が無いことを祈ります。
秋のフェニックスリーグからダブルベースが試験的に導入されることになりますが、これは怪我の防止のためにも早急に全ての野球界で導入すべきです。
※ダブルベースとは…一塁の守備者と打者走者との接触などの危険防止のために用いるベースのこと、つまり守備用のベースと走塁用のベースを分けること(一塁限定)。
宮里優吾
宮里優吾投手は0.2回無失点の投球でした。
全3球の内、ストライク2ボール1。
印象としては「緊急登板」です。
緊急登板となった宮里投手。
投げるつもりでは無かったと思うので、気持ちを整えるのが難しかったと思いますが難なく2人の打者を抑えました。
今回宮里投手が投げた球は3球全てストレート。
しっかりそのストレートで押し込むことが出来ました。
ホークスは現在、中継ぎ投手の戦線離脱が相次ぎ、誰でもいいから出てきてほしいという状況です。
ただ、宮里投手は育成投手なので、残念ながらどれだけ頑張っても一軍に上がることはできません。
来年の今頃は一軍の舞台で輝いていて欲しいなと思います。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/5時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは谷川原健太選手。
3打数2安打(二塁打1、三塁打1)の活躍でした。
1打席目の二塁打は火の出るような痛烈な打球。
2打席目の三塁打はあと一伸びで本塁打の打球。
3打席目の右飛も含め、全ての打席の内容が良かったです。
シーズン序盤はなかなか攻守に目立った活躍が出来ていませんでしたが、今はいつでも一軍に呼ばれてもおかしくない活躍が出来ています。
彼の一軍昇格はいつになるでしょうか。
ダウンズ選手は二軍戦初出場。
2打数1安打1打点といきなり結果を残しました。
外角低めのスライダーにうまく対応する技ありのヒットです。
外国人選手と言えば「パワー」ですが、彼の場合はどちらかといえば「コンタクト」の方に魅力がある選手ではないかと思います。
2回の併殺の守備ではジャンピングスローも披露しましたし、今後の活躍が非常に楽しみです。
中村晃選手と仲田慶介選手が二軍戦に復帰。
盛島稜大捕手と前田悠伍投手の超若手バッテリー。
この試合はいろいろと見ごたえがありました。
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