8/17ホークス対タイガースの二軍公式戦を見て思ったこと

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ホークス考察
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2024/8/17、福岡ソフトバンクホークス対阪神タイガースの二軍公式戦が行われました。

結果は5-2ホークスが勝ちました。

今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。

野手は、ホークスの8月二軍打撃成績一覧と、注目選手を取り上げて紹介します。

現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。

投手

東浜巨

東浜巨投手は6回無失点の投球でした。

全80球の内、ストライク52ボール28

印象としては低めの意識が素晴らしい」です。

東浜投手の一番の武器はシンカー

右打者に対しては内側に食い込みながら落ちていく軌道の球。

左打者に対しては外側に逃げていきながら落ちていく軌道の球。

この球を最大限に活かすためには低めの意識づけが非常に重要です。

低めのストライクゾーンからボールゾーンに落とす球だからです。

低めでストライクが取れないと、低めは全てシンカーだと判断されて見逃されます。

今回はその低めに投げようとする意識をひしひしと感じました。

もちろん完璧に投げ切れたわけではありませんが、二軍でも6回無失点に抑えることができたのはその意識があったからです。

ただ二軍の選手とはいえ、低めに投げようと思った球が少し浮いただけでも捉えられていたので、球威を上げていく必要はあります

時には高めのストレートを使ったり、スライダーでシンカーとは逆方向の軌道をイメージさせたりとバリエーション豊富で、配球面に関しては何の心配もありません。

中村亮太

中村亮太投手は1回1失点の投球でした。

全22球の内、ストライク15ボール7

印象としては変化球の精度が悪い」です。

先頭の井上選手には初球の高めに浮いたカーブを捉えられて本塁打。

片山選手には初球の高めに浮いたシンカーを捉えられて強烈な打球のライト前ヒット。

中村投手が初球は変化球でカウントを取ってくるのが分かっていたかのような気持ちの良いフルスイングで捉えてきました。

それ以外の打者に対してはまずまずの投球を見せましたが、一軍選手なら捉えていただろうなという球はちらほらありました。

一軍で投げる右投げオーバースローの中継ぎ投手は150キロ投げて当たり前

その上で、制球力を完璧にするか決め球の空振り率を上げるか球威を上げるかになります。

現在の中村投手は何とかこの150キロの最低ラインをクリアしているぐらいで、その他の部分で強みがありません。

球威を今すぐに上げるのは難しい。

決め球シンカーを確実に打たれない球にするのも現実的ではない。

そうなると、残るのは制球力

ただ、一軍ではしっかりと制球した球でも捉えられていました。

中村投手はこれから一軍でどのように戦っていくべきなのでしょうか。

いろいろと考えた結果、結局は球威になってくるのかなと思います。

常時140キロ中盤から後半最速150キロではなく、常時150キロ以上最速155キロになれば世界が変わります。

宮里優吾

宮里優吾投手は1回1失点(自責点0)の投球でした。

全15球の内、ストライク11ボール4

印象としてはフォークのキレは素晴らしい」です。

先頭の坂本選手と、次の高寺選手に低めのストレートを弾き返されました。

決して甘い球でもないのに捉えられるのは、真っすぐの球威にまだ課題があるということです。

最速155キロの投手なので、本来の球速に近づけていけば大丈夫な気はします。

今回良かったのはフォークの精度。

とりあえずカウント球にも決め球にもフォークを投げとけば大丈夫でした。

1死二三塁のピンチで浮いたフォークを捉えられてセンターへの犠牲フライになる場面がありましたが、良いように捉えると浮いたフォークでもアウトは取れました。

今後はスライダーでカウントを取り、見せ球でストレートを使い、フォークで三振を奪う配球が増えてくると思います。

ただ、ストレートの質を上げることは最も大事なのでそこは忘れないで欲しいです。

将来的にストレートもスライダーもフォークも全てが一級品と言われる投手になることを期待します。

岩井俊介

岩井俊介投手は1回無失点の投球でした。

全19球の内、ストライク10ボール9

印象としてはなぜ二軍に居るのか分からない」です。

岩井投手は澤柳投手同様、シーズン序盤はチーム事情で二軍調整を余儀なくされました。

一軍レベルの投手でありながら二軍調整をしているので、何とも贅沢でした。

ただ今のチーム事情はシーズン序盤と違います

勝ちパターンの投手が不安定な投球をしており、澤柳投手の怪我もあり、ブルペン陣は新たな救世主の出現を望んでます。

そんな中で岩井投手が一軍に呼ばれないのはただただ不思議です。

今回は味方のミスによるポテンヒットで走者を背負ったものの、奪ったアウト3つは全て三振

ストレートの伸び、スライダーのキレ。

球の質が明らかに別次元です。

細かいコントロールに関してはもう少し上のレベルを期待したいですが、さすがにそろそろ一軍に呼ばれるとは思います。

もしくは来年の頭から投げさせて新人王を狙わせるという考えが首脳陣の頭にあるのでしょうか。

いや、そんな考えは流石に無いでしょう。

野手

ウエスタンリーグのホークス選手8月打撃成績がこちら。(2024/8/17時点)

<スタメン>

<スタメン外>

この試合で複数安打を放ったのは佐藤航太選手、井上朋也選手、リチャード選手、桑原秀侍選手の4名。

佐藤選手は4打数2安打1打点。

彼のバットがまだまだ止まりません。

このまま打ちまくって二軍のレギュラーを掴めば、来シーズンでの支配下登録がグッと近づきます。

井上選手は4打数2安打。

守っても4回に三遊間のゴロを取ってランニングスローをする好守備がありました。

8月の良い状態をキープして次の一軍昇格に備えたいところです。

リチャード選手は3打数2安打1盗塁。

5回には遠藤選手が引っ張った強い当たりを見事な反応で捕球する守備もありました。

リチャード選手が守るファーストサードはレギュラーががっちり固まっていますが、まだまだ一軍昇格のチャンスは残されているので、諦めずにアピールを続けるだけです。

桑原選手は4打数2安打1本塁打1打点。

右の長距離砲兼ユーティリティプレイヤーとして存在感を発揮する二軍戦初本塁打となりました。

初回のランニングキャッチで勢いに乗って行けた部分はあったのでしょうか。

笹川吉康選手は8回に捕手が少し弾いただけで二塁から三塁へ進塁する素晴らしい走塁がありました。

こういった隙の無い野球は一軍二軍三軍四軍関係なくどんどん見せてもらいたいです。

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