2024/7/26、福岡ソフトバンクホークスvsオリックスバファローズの一軍公式戦が行われました。
結果は5-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては7月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
ホークス先発はスチュワート投手、バファローズ先発は宮城投手。
どちらも後半戦の最初のカード頭を取りたいという思いで送り出した先発投手だっただろうと推測します。
ただその「熱」は両者で異なります。
宮城投手はバファローズのエース。
彼が投げる試合は絶対に落とせません。
対するスチュワート投手はホークスの三番手四番手。
仮にこの一戦を落としたとしても、次はエース有原投手が控えてます。
そんな中でホークスが勝てたという意味は非常に大きいです。
同一カード3連敗という可能性が無くなっただけでなく、同一カード3連勝の可能性も生まれました。
7/27はエース有原投手に勝ってもらい、同一カード3連勝に弾みをつけてもらいましょう。
投手
スチュワート
スチュワート投手は6.2回1失点の投球でした。
全107球の内、ストライク68ボール39。
印象としては「先頭打者を確実に抑える」です。
7回まで先頭打者を抑えたこと。
これが投球の安定に繋がっていたのは確かです。
そして、スチュワート投手の今登板で一番大事なイニングは2回表。
1回裏に味方が4点を先制した直後の回です。
ここで18球を要しながら、打者3人を三者凡退で打ち取れたことで、完全にホークスペースの試合となりました。
4回表には、甲斐拓也捕手が1メートル手前ぐらいでワンバウンドしたフォークボールをナイスストップし、走者の進塁を阻止。
5回表には、周東佑京選手がセンターフェンス直撃のヒットになるはずの打球に自慢の快速で追いつき、最後はジャンピングキャッチ。
6回表には、今宮健太選手が三遊間の打球に飛びつき送球まで流れるようなプレー。
味方の好守備にも助けられ、流れを全く相手に渡しませんでした。
7回表は、その今宮選手が打球を取り損ね結果はヒット。
その後、ヒットと四球で走者を溜め降板という形になりましたが、先発の仕事は十分果たしたと言えます。
津森宥紀
津森宥紀投手は0.1回無失点の投球でした。
全4球の内、ストライク3ボール1。
印象としては「厳しい所に投げようとした結果」です。
4-0と4点差でリードしている7回2死満塁の大ピンチで登板した津森投手。
この場面で一番やってはいけないことは「本塁打」です。
そういった意味では、インコースストレートをより厳しい所へ投げようとして暴投したのは仕方ない部分があります。
寧ろここで、いきなり真ん中に放ってしまう方が危険でした。
暴投で1点は失ったものの、初球のインコースストレートの残像を活かし、2球目以降は全部外のストレート。
しっかり低めに制球された球で、最後は当てただけのような打球のショートゴロになりました。
さすがの投球です。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク8ボール7。
印象としては「完璧投球」です。
ヘルナンデス投手はストレートでゴリゴリ押すパワーピッチャー。
ただそれだけでは抑えられません。
球質が素晴らしいのはもちろんのこと、コントロールが素晴らしいです。
今登板で投げた15球は全球ストレート。
その内、真ん中に入った球は1球もありません。
全て高めか低め、内か外にしっかり制球しています。
真ん中でも捉えるのが難しいストレートを、失投なくコースに集められると打者としてはどうしようもありません。
松本裕樹
松本裕樹投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク11ボール4。
印象としては「松本投手らしい投球」です。
オールスター空け一発目の投球で、久し振りに松本投手らしい投球が見られました。
低めのストレートがビタビタに決まり、打者に自分の打撃を全くさせませんでした。
決めにいった外角低めの最高のストレートがボール判定される場面が二度ほどあり、ボール球の精度も素晴らしかったです。
今回の投球を継続できれば、間違いなく最高のクローザーになれます。
野手
ホークス選手の7月一軍打撃成績がこちら。(2024/7/26時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合で放った5安打の内、初回だけで4安打。
しかもそのうち2本が山川穂高選手と正木智也選手の本塁打。
非常に得点効率が良いです。
好投手の宮城投手から点を取るには、初回の立ち上がりを攻めるしかないので、その言葉通りの素晴らしい攻撃でした。
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