2024/7/19、福岡ソフトバンクホークスvs埼玉西武ライオンズの一軍公式戦が行われました。
結果は4-0でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては7月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
ホークスは難敵武内夏暉投手から初勝利。
打ち崩したかと言われれば、7回4失点と試合は作られているので微妙な所です。
また、4回表の先制点の足掛かりとなる栗原陵矢選手の二塁打は、センター西川選手が目測を誤らなければ取れていた打球です。
他にも、点には結び付かなかったもののファースト野村大樹選手がファーストフライを取れなかった場面もありました。
ホークス対ライオンズという構図ではなく、ライオンズ野手陣&ホークス対武内夏暉投手という構図になっていたような気がします。
ただ、とにかくホークスが勝ったという事実は変わらないので、この勝利で自信を付けて次回対戦に挑んでほしいです。
7/20の先発はホークスが大津投手、ライオンズが今井投手。
今回も「投手戦」が基本です。
どちらが先制点を取れるか、そこに注目です。
投手
スチュワート
スチュワート投手は7回無失点の投球でした。
全97球の内、ストライク62ボール35。
印象としては「不思議な投球」です。
点が入っていてもおかしくない状況は何度もあったのに得点を許さない不思議な投球でした。
結果的に球数も少なく抑えて7回無失点。
見た目は凄く良い投球に見えます。
詳しく1回から7回まで振り返っていきましょう。
1回裏は三者凡退投球。
9球中8球がストライクで、かつしっかりコースを突けていました。
完璧な立ち上がりです。
2回裏はボール先行投球。
野村大樹選手の長打性の当たりをセンター周東佑京選手がランニングキャッチ。
四球で出した走者は甲斐拓也選手の盗塁阻止でアウト。
味方の好守備に助けられた回でした。
3回裏は先頭死球からのスタート。
1ボール2ストライクと追い込んでいただけにもったいない死球となりました。
ただその後は外崎選手に真ん中のストレートをセンターフェンスギリギリのフライを打たれながらも、走者を進ませず2死一塁で源田選手。
ここで源田選手が左中間への二塁打を放つものの、一塁走者の高木選手が本塁でアウト。
もしも源田選手の前で走者を進められていたら、確実に1点入っていました。
4回裏は三者凡退投球。
味方が先制をした直後だけに、大きな無失点投球です。
5回裏は2死満塁のピンチ。
ヒットを打たれるのは仕方ないですが、2死一三塁から9番の炭谷選手に四球を与えたのはいただけません。
結果的に源田選手を抑えることができたので良かったですが、もし打たれていたら「あの四球が…」と試合後になっていたはずです。
6回裏は死球で走者を出すも無失点。
先頭打者の奥村選手に対して甘い球を2球投げましたが、1つは見逃してくれて、もう1つは打ち損じてくれて投球が楽になりました。
7回裏は三者凡退投球。
高木選手には真ん中にフォークを投げるもセカンドゴロ。
外崎選手にも真ん中にフォークを投げるもレフトフェンスギリギリのレフトフライ。
最後も打ち損じに助けられたというか、球威で押し切りました。
津森宥紀
津森宥紀投手は1回無失点の投球でした。
全7球の内、ストライク6ボール1。
印象としては「貫禄の投球」です。
ストレートは高め、変化球は低め。
しっかり制球した投球を披露しました。
蛭間選手の3球目に真ん中のスライダーを投じましたがその球で空振り三振。
それまで外に逃げる軌道のフォークボールを2球連続で投じて追い込んでいただけに、逆に外から内に入ってくる軌道のスライダーはイメージが出来なかったと思います。
失投を投げたとしても意味を持たせる甲斐捕手の素晴らしい配球です。
藤井皓哉
藤井皓哉投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク11ボール3。
印象としては「ストレートが強い」です。
カーブ、フォーク、スライダーと様々な球種を投げましたがメインはストレート。
ストレートでしっかり押せていたので安定した投球に繋がりました。
山村選手には強い当たりのサードゴロを打たれ、栗原選手のエラーで出塁を許してしまいましたが、しっかりインコースに投げ切れていたので長打にはなり得ない球でした。
球威制球どちらも本来の藤井投手に近しいです。
ただ本来の藤井投手はまだまだこんなものじゃないです。
野手
ホークス選手の7月一軍打撃成績がこちら。(2024/7/19時点)
<スタメン>
<スタメン外>
現在のホークス打線は好調な選手が非常に少ないですが、そんな中で正木智也選手が存在感を放っているのはありがたいことです。
4試合連続ヒット&2試合連続猛打賞の活躍。
彼にチャンスで回せば何かを起こしてくれます。
また正木選手だけが打つようになると、正木選手と勝負してくれなくなるので、そうならないために前後の打者は重要です。
今回前後を打った打者は近藤健介選手と牧原大成選手。
本来はポイントゲッターの役割を担う近藤選手が四球を2つ選びチャンスメイカーの役割。
正木選手のタイムリーの後で牧原選手も続けてタイムリー。
こういった形が多く作れるようになると、チーム状況が悪いなりにも勝ちを拾えるようになります。
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