2024/7/13、福岡ソフトバンクホークス対オリックスバファローズの二軍公式戦が行われました。
結果は0-0で引き分けでした。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手は、ホークスの7月二軍打撃成績一覧と、注目選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
板東湧梧
板東湧梧投手は6回無失点の投球でした。
全81球の内、ストライク57ボール24。
印象としては「丁寧な投球」です。
板東投手は本来150キロを超えるストレートを投げられる投手ですが、今の状態では140キロ台前半のストレートしか投げられません。
ただ、それでもこうやって抑えられるのはコントロールに間違いが少ないからです。
1~6回の投球を振り返った時に、甘い球を投げたのは2回の廣岡選手、6回の内藤選手の打席ぐらい。
甘い球を投げずにコースに制球していたのにもかかわらず、与えた四球は1つだけ。
スピードが無くてもこれだけの投球はできます。
逆に言えば、スピードが上がればもっとすごい投球ができるようになるということ。
今後の調整に注目です。
宮里優吾
宮里優吾投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク12ボール3。
印象としては「三者連続三振」です。
二軍戦デビューとなった試合で圧倒的な存在感を披露してくれました。
宮里投手はこれまで三軍戦を主戦場としていましたが、常に無双する投球を見せてくれていたので、今回の投球にあまり驚きはありません。
三者連続三振。
それぐらいはするだろうなという感じです。
寧ろ7月になるまで二軍戦の登板が1試合も無かったことの方が驚きです。
今月中に支配下登録されるかは微妙なところですが、これから間違いなく一軍の舞台でも活躍する選手になると思います。
中村亮太
中村亮太投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク7ボール4。
印象としては「仲田選手に助けられた」です。
宮里投手と中村投手の今回の投球内容だけを見比べた時に、良いのは明らかに宮里投手です。
中村投手は空振りを奪った球が1球もありませんでした。
ただ、これまでの実績を考えると、当然中村投手の方が上です。
支配下登録をされるとしたらどちらになるのでしょうか。
これからもバチバチのバトルに期待です。
中村投手の今登板は仲田慶介選手のプレー無しでは語れません。
先頭打者福永選手の当たりはライト前に落ちそうな小フライ。
そのフライを仲田選手が広い守備範囲を活かしてダイビングキャッチで捕球しました。
もしあの当たりがヒットになっていたら、先頭打者の出塁を許していたのでかなり面倒くさい展開になっていました。
岩井俊介
岩井俊介投手は2回無失点の投球でした。
全32球の内、ストライク22ボール10。
印象としては「どの球種でもストライクが取れる」です。
岩井投手は先発向きの投手なのではないかと思い始めています。
150キロ以上のストレートがありながら、スライダーやフォークで簡単にストライクが取れる起用さ。
初球は意外と真ん中でストライクを取ってくる大胆さ。
また淡々と投げている感じなので、中継ぎ投手特有のオラオラさを微塵も感じません。
三振を狙える場面では三振を狙うものの、1球で打ち取れたらその方がラッキーだと思っているような投球をします。
どのポジションでもうまく収まる投手ですが、将来的なことを考えるとエースを目指してほしい逸材です。
ただ、今年いっぱいは中継ぎ陣のバックアップとして必要不可欠な存在なので、先発調整はしないと思います。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手7月打撃成績がこちら。(2024/7/13時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合で複数安打を放った選手は0名で、打撃面で目立つ選手はいませんでした。
ただ守備で目立つ選手はいました。
1回表無死走者無し、元選手の一二塁間の打球に飛びついて捕球しファーストゴロにしたリチャード選手。
1回表2死一塁、内藤選手の高い飛球に最後体勢を崩しながら捕球した牧原大成選手。
6回表無死一塁、横山選手の犠打で谷川原選手が一塁へ悪送球をしたものの、バックアップして走者の進塁を許さなかった牧原大成選手。
8回表無死走者無し、福永選手の飛球にダイビングキャッチで捕球した仲田慶介選手。
10回表無死一塁、廣岡選手のセンター前に抜けそうな当たりを捕球してセカンドでアウトを取った仲田慶介選手。
新旧背番号69番が存在感を発揮しました。
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