2024/7/2、福岡ソフトバンクホークス三軍対信濃グランセローズの交流試合が行われました。
結果は5-1でグランセローズが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については7月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
藤田淳平
藤田淳平投手は5回1失点の投球でした。
全66球の内、ストライク46ボール20。
印象としては「ホークスで初先発」です。
藤田投手はこれまで複数イニングを投げることはあっても、先発登板は一度もありませんでした。
今回はようやく巡ってきた先発のチャンス。
そのチャンスをしっかりと活かしました。
とにかくどんどんストライク先行で投げていけることが藤田投手の強み。
三軍四軍投手にありがちな四球連発で自滅というパターンがありません。
初球は甘めに投げてそこからどんどんストライクゾーンを広げていくので、相手打者の早打ちが期待できますし、追い込んだら三振も狙えます。
THE先発投手のお手本のような投球をします。
失点はスクイズによる1点のみなので気にすることはありません。
それよりも完投が出来そうな球数で終えられたことをプラスに捉えるべきです。
調整が遅れたことにより今は三軍で投げていますが、前田純投手や三浦瑞樹投手が二軍で存在感を発揮していなかったら今頃二軍で投げていてもおかしくなかったです。
大城真乃
大城真乃投手は2回4失点の投球でした。
全55球の内、ストライク33ボール22。
印象としては「評価ガタ落ち」です。
大城投手の今季は二軍戦で好投を見せるなど、支配下候補としてアピールを続ける時期もありました。
それだけに今回の投球は残念です。
全体的に制球が定まらず、投球になっていませんでした。
先発の藤田投手が無四球だったのに対し、大城投手は2四球1死球。
ストライクを取りにいったらヒット。
やはり投手はコントロールなんだと再認識しました。
ここ最近、二軍で思ったような投球が出来ずに三軍へ行き、今回は三軍でも打ち込まれ、気持ち的に落ち込む部分があると思います。
この悔しさを次回登板で晴らしてほしいです。
フェリックス
フェリックス投手は1回無失点の投球でした。
全24球の内、ストライク14ボール10。
印象としては「三軍戦の投球」です。
フェリックス投手は三軍戦になるとガクッと球速が落ちます。
今回の登板では持ち味の150キロ越えのストレートが1球もありませんでした。
力を抜いて投げているのでしょうか。
個人的には常にベストな投球を披露してもらいたい所です。
ホークスの外国人枠、それも中継ぎ枠に収まるのは並大抵の活躍では厳しいです。
「こりゃ打てんわ」という球を常に投じて、首脳陣にアピールをする必要があります。
また、ホークス以外のチームの編成担当も間違いなくフェリックス投手の投球は見てます。
うまく成長すれば守護神を狙える逸材だからです。
先頭打者への四球はフェリックス投手にとってどうでもいいので、とにかく強い球をストライクゾーンに投げ込む意識で打者をねじ伏せて欲しいです。
野手
ホークス選手の7月三軍打撃成績がこちら。(2024/7/2時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で最も打撃でアピールしたのは大泉周也選手。
センターから逆方向に2本良い当たりを飛ばしました。
3打席目は外角低めのカーブを体を開かずに逆方向に運ぶ技ありのヒット。
4打席目は低めのスライダーをセンターバックスクリーンに運ぶ本塁打。
技術とパワーの両方を見せつけました。
激戦区の外野手ではこれでもアピールは足りないのでもっともっと打ちまくってほしいです。
守備で印象に残ったのは伊藤大将選手。
彼の内野守備は安心して見てられます。
3回のランニングスローでアウトにしたセカンドゴロは、普通のプレーに見せて技術が相当詰まってます。
握り替えの早さがすごいです。
あとは打撃が付いてくれば何も言うことはありません。
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