2024/6/27、福岡ソフトバンクホークスvsオリックスバファローズの一軍公式戦が行われました。
結果は3-1でバファローズが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては6月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
この試合でホークスが良かった点は21時前に試合が終わったことと、勝ちパターンを使わなかったことです。
次の試合は空き日なくエスコンフィールドで試合を行われ、その試合の先発は長い回を投げられないスチュワート投手。
カードの頭を取るためには贅沢な中継ぎ起用が必要になることは目に見えているので、延長戦も無く試合を終えれたことはプラスに捉えた方が良いです。
今回の試合の勝利を考えた時に、初回の3失点は痛かったです。
前回の記事で「東浜投手は6回3失点よりも4回無失点を意識して投げてもらいたい」と述べました。
初回から飛ばしていこうという意味です。
まさに6回3失点投球で負けて少々驚いてます。
オリックス3連戦は結局2勝1敗。
十分な結果です。
6/28からの日本ハム3連戦も山﨑福也投手、伊藤大海投手、加藤貴之投手とエース級の投手が続きますが、ここを良い形で乗り切れば後が楽になるので頑張ってもらいたいです。
まずは初戦。
中継ぎ総動員で1勝を掴み取りましょう。
初戦を取れれば、大津亮介投手かモイネロ投手のどちらかでもう1つ勝ってくれると思います。
投手
東浜巨
東浜巨投手は6回3失点の投球でした。
全118球の内、ストライク61ボール30。
印象としては「最低限の投球」です。
今回は初回の入りがまず悪かったです。
球が高く、スピードも出ていませんでした。
そこをオリックス打線に捕まり3失点。
結果的に致命的な失点となりました。
2回からはエンジンがかかって来たのか151キロというスピードを記録。
これを最初から出してほしかったというのが正直なところです。
全体を通して球が高めに集まっており被安打は10。
シンカーが抜けて安達選手に死球という場面もありました。
それでも要所を締めて3失点にまとめたのは流石ベテランなのか、オリックスの攻め方が悪かったのかどちらでしょうか。
4回裏の緒方理貢選手の背走しながらのジャンピングキャッチ。
5回裏の佐藤直樹選手のバックホーム。
守備の貢献に助けられた部分も間違いなくありました。
次回登板ではやっぱり東浜投手は凄いなと思わせてほしいです。
今年は3年契約2年目のシーズン。
まだまだ頑張ってもらわないと困ります。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク11ボール6。
印象としては「すんなり抑える」です。
又吉投手は同点時に登板したり、今回のような僅差で負けている時に登板したり、先発が早い回で降板した時に登板したりと役回りが非常に多いです。
ただどんな時でも変わらない、安定した投球を披露してくれてます。
こういう投手がいるから、負けている展開でも「もしかしたら」という期待を最後まで抱かせてくれます。
しかも又吉投手は怪我に強いという部分も強みです。
誰かが怪我や不調で欠けた時にそこにスッと収まって何事もなかったかのようにしてくれるので、本当に無くてはならない存在です。
今回の投球は左打者のインコースにカットボールをしっかり投げ切れたところが素晴らしかったです。
右打者の太田選手には外のストレートを気持ちよく弾き返されたので、右打者にもインコースは大事になってくるかなと思います。
特に太田選手は右方向に強い打球を打つ選手なので、怖くても内をどんどん突いていくべきではないでしょうか。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク7ボール3。
印象としては「成長」です。
いきなり先頭打者の紅林選手に二塁打。
次の西野選手は犠打で1死三塁。
このピンチで踏ん張ることが出来ました。
杉山投手の今季の成長です。
セデーニョ選手に対する初球はフォークが甘く入ったもののファール。
これなんです、杉山投手の成長は。
「別にいいや打たれても、四球を出すより全然いい」
そんなメンタルで投げているからこそ、初球に平気で甘い球を投げられます。
杉山投手は全ての球種が速いのでストライクゾーンの中で暴れてくれるだけで打者は戸惑います。
だから甘く入っても打者は捉えられません。
もちろん捉えられることはありますがその確率は低いです。
今はストライクゾーンの中で勝負ができている状態。
これからさらにレベルアップして狙ったところに投げ切れるようになれば、より良い場面での登板が増えてくるでしょう。
野手
ホークス選手の6月一軍打撃成績がこちら。(2024/6/27時点)
<スタメン>
<スタメン外>
<投手打撃成績>
柳町達選手は代打で出場し、開幕から22試合連続無失点中の古田島成龍投手からタイムリー。
彼は得点源として働いてもらわないといけない成績を残しています。
その柳町選手に代打を送られた佐藤直樹選手は、1番起用で力が入ったのかこの試合3打席連続三振と悔しい結果に終わりました。
次回はやり返してくれるでしょう。
正木智也選手は3打数2安打1四球と結果を残しました。
最終打席のレフトフライは逆転満塁本塁打もしくはレフトオーバーの走者一掃タイムリーかと思いました。
あの打球で平凡なフライなのはちょっとおかしいです。
中村晃選手は代打からの出場で2打数2安打の活躍。
8回は粘って粘って低めのシンカーを拾う中村選手らしい打撃を見せてくれました。
こういう打席が増えてくれば、状態は上がってくると思います。
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