2024/6/6、福岡ソフトバンクホークス対中日ドラゴンズの二軍公式戦が行われました。
結果は3-2でドラゴンズが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手は、ホークスの6月二軍打撃成績一覧と、注目選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
前田悠伍
前田悠伍投手は6回無失点の投球でした。
全77球の内、ストライク58ボール19。
印象としては「非の打ち所がない」です。
序盤はカーブが高めに抜ける場面がちらほらありつつも、中盤以降は完璧に修正して安定した投球を繰り広げました。
ストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップ、ツーシームと多彩な球種を投げ分けるだけでなく、その全てで簡単にストライクが取れる。
ボール球が先行しても、思い切って真ん中でカウントを取りにいったストレートで空振りを奪える。
タイミングが合ってきたと思ったら、クイックでタイミングをずらす。
とても高卒1年目の投球とは思えません。
あとは本当に平均球速を上げるだけでホークスのエースになれます。
前田投手が6回を投げ終えた後のベンチ内での表情は、「まだ投げ足りない」という満足していない表情に私は見えました。
それもそのはず、本来は完投完封ペースです。
ただゼロで抑えるだけでは満足しない意識の高さ。
そんな前田投手が登板後に笑顔を見せる時はいつになるのでしょうか。
古川侑利
古川侑利投手は1.2回3失点の投球でした。
全27球の内、ストライク16ボール11。
印象としては「高めのストレートに力が無い」です。
ブライト選手には真ん中のストレートを連投して決勝の2点タイムリーを打たれたので、単純に勝負所での制球力が課題ということは言えます。
ただそれ以外の場面では高め低めに投げ分けることができていました。
そんな古川投手が四死球を出して窮屈な投球を強いられたのは、高めのストレートでファール&空振りが取れなかったからです。
ストレートも変化球も低めにしっかり投げ切らなければ打たれるということで、プレッシャーを感じながらの投球になったと思います。
古川投手が150キロ近くの高めのストレートを簡単に弾き返されるのは今回だけではありません。
現役ドラフトでホークスに入団した2023年度からずっと課題にしています。
渡邊佑樹
渡邊佑樹投手は0.1回無失点の投球でした。
全3球の内、ストライク1ボール2。
印象としては「ワンポイントリリーフ」です。
高橋周平選手との対戦でしっかり抑えました。
2ボールからのストレートを詰まらせてキャッチャーフライにしたので、ストレートに力があったということでしょう。
支配化登録に向けて残された時間は少ないですが、コツコツ結果を残し続けるだけです。
岩井俊介
岩井俊介投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク11ボール2。
印象としては「貫禄の投球」です。
甘く入ったのは先頭の石垣選手に対する2球目のストレートだけ。
川越選手には9球粘られましたが、最後は外角のストレートで空振り三振。
本来は一軍で投げていてもおかしくない投手なのでこの内容は当然です。
中継ぎの誰かが怪我をした時に岩井投手や澤柳投手が控えているのは、チームにとってかなり大きいと思います。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手6月打撃成績がこちら。(2024/6/6時点)
この試合で目立ったのは正木智也選手。
4打数4安打1本塁打2打点の大活躍でした。
同じ慶応の廣瀨選手や柳町選手が一軍の舞台で活躍している姿を見て、刺激を受けないことはないでしょう。
このまま良い状態をキープして一軍昇格といきたいところです。
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