2024/5/14、福岡ソフトバンクホークス四軍対愛媛マンダリンパイレーツの交流試合が行われました。
結果は6-5でホークスの勝利です。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手についてはこの試合の打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
赤羽蓮
赤羽蓮投手は5回3失点(自責点2)の投球でした。
全80球の内、ストライク48ボール32。
印象としては「同じところに続けすぎ」です。
高めなら高め。
低めなら低め。
同じ打者に同じ球種(ストレート)を同じコースに続ける場面が目立ちました。
ストレートだけでも高低に投げ分けられている時は打ち取れていたので、うまく散らしていくことが大事になってくると思います。
球の質自体は良かったです。
加藤洸稀
加藤洸稀投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク10ボール7。
印象としては「全体的に高め」です。
ストレートでも内側に食い込むスライダーでも空振りを取れていたのでその部分は良かったです。
ただ、全体的に球が高めに集まっていた分、外野まで運ばれる打球が目立ちました。
意図的に投げていたのであれば問題ありませんが、高めにいってしまった球なら修正が必要です。
山崎琢磨
山崎琢磨投手は1回2失点の投球でした。
全20球の内、ストライク14ボール6。
印象としては「ストレートで勝負できない」です。
ストレートは甘く入ると100%で捉えられました。
ファールや空振りを取れていたら、また違った投球になっていたと思います。
正直、こういった投球がここ最近ずっと続いています。
そろそろ何かガラッと変わる部分を見せないと、首脳陣に将来的にも戦力として見てもらえなくなります。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は2回無失点の投球でした。
全27球の内、ストライク15ボール12。
印象としては「この試合に投げた投手の中で一番良い」です。
佐藤投手は投球割合のほとんどがストレートの投手なので、その分、内外きっちり投げ分けていく必要があります。
今回はそれができていました。
自分の力が一番伝わる高めのコースにストレートを投げ続け、ファール&空振りをきっちり奪いました。
甘く入った球は1球も無かったです。
この試合で4打数4安打と当たっていた島原選手に対しては1球インコースにすっぽ抜けのストレートを投げましたが、正直あれぐらいの意識でいかないと抑えられません。
結果的に四球を出したものの、打者の状態を冷静に見極めた投球でした。
もちろん抑えていたら最高でしたが。
野手
この試合のホークス選手の打撃成績がこちら。
野手でアピールできたのは佐倉俠史朗選手、藤野恵音選手、藤田悠太郎選手の3名。
佐倉選手は鋭い打球のヒットを3本放ちました。
さらに3本目のヒットの際は、一塁走者が三塁を窺う時の送球間に一塁から二塁へ進塁しました。
一軍から四軍まで隙の無い走塁が浸透していることは素晴らしいです。
藤野選手は守備面でエラーがあったものの、打撃では2本のヒットと四球で出塁し、盗塁も2つ決めました。
3つ目の盗塁は惜しくも決まりませんでしたが、結果に貪欲な姿勢はひしひしと伝わりました。
藤田選手はセンターオーバーの三塁打と四球3つで全打席に出塁しました。
特に最終打席の三塁打は追い込まれてからファールで粘り、甘く入った球をしっかり捉えたので内容が非常に良いです。
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