2024/4/19、福岡ソフトバンクホークス対広島東洋カープの二軍公式戦が行われました。
結果は2-1でカープの勝利です。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については、ホークスの二軍打撃成績一覧と、この試合の注目選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
和田毅
和田毅投手は3.2回無失点の投球でした。
全59球の内、ストライク39ボール20。
印象としては「丁寧な投球」です。
全体的に甘い球は少なく、一軍を意識した投球ができていました。
流石ベテランです。
ただ、3回はストレート、4回はスライダーが2球ずつ甘く入りました。
もしこれを意図的に投げていたなら問題ないです。
甘く入った時に打者がどんな反応を見ていたとすると、ストレートなら大丈夫、スライダーは危ないという判断になったでしょう。
最後は右足親指裏のマメがむけた影響で降板してしまいましたが、4/25(木)のロッテ戦辺りで一軍登板しそうな予感はしてます。
古川侑利
古川侑利投手は1.1回無失点の投球でした。
全24球の内、ストライク12ボール12。
印象としては「決め球が甘い」です。
和田投手の緊急降板で登板した4回は、どんな投球になっても仕方ないです。
ただ回跨ぎした5回は、しっかり結果と内容をどちらも意識した投球を披露してもらいたいところでした。
今回はそういった投球ができませんでした。
ボール先行になってからストライクを取りにいった球を痛打。
追い込んだ後にフォークが落ち切らず外野まで運ばれる。
支配下登録からは程遠い投球です。
フェリックス
フェリックス投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク8ボール2。
印象としては「ストライク先行ではいけていた」です。
変化球が真ん中に入ったり、逆球で高めにいってしまったりという部分はありましたが、いつものフェリックス投手に比べるとストライク先行でいけていたので良かったと思います。
今回の投球を機に、ある程度甘い球でも抑えられるという心の余裕が生まれれば、杉山投手のように一気に覚醒する予感がします。
笠谷俊介
笠谷俊介投手は2回無失点の投球でした。
全32球の内、ストライク17ボール15。
印象としては「いつも通り」です。
笠谷投手は常に同じ投球を毎年繰り返しているイメージです。
いつも通り先頭打者には四球。
その後立て直したかと思いきや、また制球を乱し四球。
こういった投球を一軍でされると首脳陣としては計算できませんし、ファンも安心して見られません。
笠谷投手はストレートよりも扱い辛そうな大きなカーブの方がストライクが入るくらい、ストレートでストライクが取れません。
逆に言えば、ストレートの制球力が上がってくるとグッと一軍に近ずきます。
ヘルナンデス
笠谷俊介投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク10ボール5。
印象としては「頼もしい投球」です。
開幕一軍が内定していたにもかかわらず、怪我で開幕一軍を逃したヘルナンデス投手。
彼の状態が上がってくると、今は登板数が少ないですが同じ左の長谷川投手の負担を減らすことに繋がるため、非常に大きいです。
今回は復帰初戦でいきなり死球からのスタート。
そこから荒れるかと思いきや、落ち着いて打者を打ち取りました。
特に現在、ウエスタンリーグで突出した打撃成績を残している佐藤啓介選手をストレートの力で押し込み、サードゴロに打ち取った場面は良かったです。
これからどのくらい調整登板をするのか分かりませんが、球の力だけを見ると今すぐ一軍で投げられそうな気がします。
オスナ投手を一度二軍で調整させるということも、ヘルナンデス投手の状態次第でできると思います。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手の打撃成績がこちら。(2024/4/19時点)
佐藤直樹選手がセンターで広い守備範囲を活かしたプレーでアウトにしたり、打撃でもヒット&盗塁でアピールしました。
ただ、全体的にカープ先発玉村投手にホークス打線は抑え込まれ、アピールすることはできませんでした。
4/20はゴールデンルーキー、前田悠伍投手のプロ初登板です。
野手が攻撃でも守備でも盛り立てて、前田投手が投げやすい雰囲気を作ってもらえたらと思います。
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