2024/4/5、福岡ソフトバンクホークスvs東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍公式戦が行われました。
結果は6-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想と、ホークス投手&野手を取り上げます。
同一カード3連勝も狙える最高のスタートが切れました。
全体的な感想
イーグルス先発は開幕投手の早川隆久投手。
ホークス先発は今季初登板の石川柊太投手。
個人的に、ホークスは石川投手が投手戦に持っていけるかが勝負の鍵だと思っていました。
ただ試合が始まってみると、ホークス打線が石川投手を手厚いサポート。
毎回走者を出しつつ、その走者をホームに還す効率的な攻撃。
石川投手もそれに応える投球で、ピンチは5回ぐらい。
少し制球が荒れてきた完璧なタイミングで投手交代。
中継ぎ陣に託した6回以降も大ピンチは8回ぐらい。
常にホークスのペースで試合が進みました。
勝ちパターンの投手を温存させた上で、これだけ安定した戦いを相手エースが登板した試合でできたのは非常に大きなことです。
この良い流れのまま、同一カード3連勝を達成したいところです。
投手
石川柊太
石川柊太投手は5回1失点の投球でした。
全86球の内、ストライク55ボール31。
印象としては「甲斐選手の構えが素晴らしかった」です。
石川投手の持ち味は繊細なコントロールというよりは、テンポの良い、程よくばらけた投球で打者に考える時間を与えないことです。
昨シーズンは繊細なコントロールも追い求めた結果、その良さを消してしまっていました。
四球連発でドカンです。
そうならないために、今回の甲斐選手の構えはほとんど真ん中から動かしませんでした。
真ん中に構えていてもそこから程よくばらけてくれるので、真ん中の球は少なかったです。
また、真ん中に入ってもそれを捉えてくる打者が岡島選手だけだったので、かなり楽に投球することができました。
石川投手に1つ注文を付けるとしたら、5回の太田選手への四球。
あれが無ければもう1イニングいけてました。
安定して先発ローテーションを回るために、ピンチの火種となる余計な四球は極力減らしていきたいところです。
津森宥紀
津森宥紀投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク9ボール5。
印象としては「安定」です。
ストレートとスライダーしか投げないのにこの安定感は流石の一言です。
ストレートを張られて、ヒットを打たれてもまたストレート。
そこが津森投手の良い所で、ストレートにかなりの自信を持っていることが窺えます。
今年も様々な場面でフル回転の活躍が期待されます。
杉山一樹
杉山一樹投手は2回無失点の投球でした。
全41球の内、ストライク24ボール17。
印象としては「7回と8回で別人」です。
7回は8球全球ストライクで三者凡退。
8回は全33球の内、ストライク16ボール17。
今の杉山投手と昔の杉山投手を両方見れた感じです。
7回の投球は今の杉山投手の中でもNo.1の投球内容でした。
だから首脳陣は回跨ぎさせてもう1イニング投げさせたと思います。
判断は間違っていません。
ただ、今回のように昔の杉山投手がたまに顔を出すようであれば、まだまだ勝ちパターンへの道は遠いと思います。
先発投手が早く降板した際の中ロング、もしくは点差が空いた状況で結果を積み重ねるしかありません。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク10ボール3。
印象としては「汚名返上の投球」です。
前回登板の4/3マリーンズ戦では、延長12回に決勝打を打たれました。
切り替えてまた新たに結果を積み上げていくというところで、その2日後に挽回のチャンスが与えられたことは又吉投手にとって非常に大きかったと思います。
そこで三者凡退の完璧な投球を披露。
首脳陣に大きくアピールしました。
また次の登板ではピンチの厳しい場面で登板させやすくなりました。
又吉投手にとっても、首脳陣にとってもプラスです。
野手
ホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/4/5時点)
2試合連続二桁安打で全体的に打撃の調子は上向きです。
3番柳田悠岐選手は3安打2打点。
4番山川穂高選手は2安打2打点。
中軸に繋ぐ2番今宮健太選手の2安打1四球と、下位から上位に繋ぐ8番甲斐拓也選手の2安打1四球の活躍も見逃せません
打線は水物と言われるので、今の内にできるだけ勝っておきたいところです。
ただ全員に当たりが出ているかと言われればそうでもなく、この試合のスタメンでは5番近藤健介選手と6番栗原陵矢選手にヒットが出ていません。
特に近藤選手は常に打っているイメージの選手なので、逆に4/6,7の試合では期待が持てます。
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