2024/3/14、福岡ソフトバンクホークスvs読売ジャイアンツのオープン戦が行われました。
結果は5-0でホークスが勝ちました。
今回もホークス投手1人1人に注目していきます。
野手については、3月の一軍打撃成績を10試合分まとめて記録しています。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
投手
大津亮介
大津亮介投手は6回無失点の投球でした。
全79球の内、ストライク56ボール23。
印象としては「完璧」です。
大津投手は対外試合全てで失点するなど、結果でアピールすることができていませんでした。
ただ、開幕に向けてそれぞれの選手が仕上がっていく中で、圧巻の投球を披露しました。
全ての球種が良かったですが、やはりストレートで押せていたことが何より良かったです。
球威・制球申し分なく、たまに真ん中にいってもファールや空振りを取れていました。
そしてストレートの意識が強い中で、チェンジアップが面白いように決まりました。
「魔球」と称されてもおかしくないぐらいの空振り率です。
この投球を見た首脳陣は良い意味で頭を悩ませることになるでしょう。
どう見ても開幕ローテーション確定の内容だったので。
オスナ
オスナ投手は1回無失点の投球でした。
全9球の内、ストライク7ボール2。
印象としては「心配する必要が無い」です。
ストライクゾーンの隅にそれぞれの球種を投げ分け、4番岡本選手も高めのストレートで押し込めていました。
調整は順調です。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回無失点の投球でした。
全35球の内、ストライク21ボール14。
印象としては「対左限定の方が良い」です。
明らかに右打者と左打者で投げやすさに差があるように感じます。
前回登板のマリーンズ戦では、左打者の安田選手と藤原選手に対しては気持ちよく投球できていたものの、右打者の茶谷選手に対しては決め球を欠く投球となりました。
今回の投球でも右打者の萩尾選手、オコエ選手、郡選手の方が、左打者のオドーア選手、吉川選手、門脇選手より球数を要していました。
レギュラーシーズンに入るとヘルナンデス投手が1イニングを任されることもあるかと思いますが、私はかなり心配です。
中盤の5~6回辺りに先発投手がピンチで降板した時の左のワンポイントというイメージなら想像ができます。
奪三振率が高く、変な打球で事故になるパターンが少ないと思うので。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全19球の内、ストライク15ボール4。
印象としては「打者の力量を見ながらの投球」です。
先頭の増田選手に対しては真ん中のストレート2球で追い込み、フォークで空振り三振。
次の丸選手には外のストレート、外いっぱいのカーブで追い込み、最後はフォークで空振り三振。
明らかに打者を見ながら投球できていることが分かります。
今までの杉山選手は全員が「柳田選手」だと思って投球していたのでしょう。
本当はそんなこともないのに。
また、自分が投げるボールに自信が無かったのでしょう。
チームトップクラスの球の強さを持っているのに。
相手の力量と自分の力量を冷静に分析し、四球を出すことの勿体なさに気づいたことで今の投球に繋がりました。
四球を出さない杉山投手は強いです。
小林選手に外のストレートを弾き返されたものの、次の重信選手には真ん中のストレートから入りました。
「俺の球はそんな簡単に捉えられるわけがない」
このメンタルがあるからこその真ん中ストレートです。
シーズンに入るともちろん打たれることもありますが、この強いメンタルを持ち続けていれば大崩れすることは無いのかなと思います。
球は強いのに四球を連発してしまう投手は、まずこのメンタルを身につける必要性を感じます。
先日の2軍戦で四球を連発したフェリックス投手がまさにそうです。
野手
3月のホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/3/14時点)
周東選手出塁&盗塁、今宮選手粘って四球。
そこから柳田選手が会心のホームラン。
流れるような美しい攻撃パターンを見せてくれました。
ウォーカー選手も4打数1安打の1安打がホームラン。
近藤選手、牧原選手は2安打。
主力選手が続々と結果を残しています。
20代の若手選手では緒方選手が代打でヒット。
周東選手の調子が落ちてきたときに、1番センターの可能性は十分あり得ます。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
コメント