2024/3/8、福岡ソフトバンクホークスvs千葉ロッテマリーンズのオープン戦が行われました。
結果は5-3でマリーンズが勝ちました。
今回もホークス投手1人1人に注目していきます。
野手については、3月の打撃成績を5試合分まとめて記録しています。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
投手
板東湧梧
板東湧梧投手は2回無失点の投球でした。
全20球の内、ストライク15ボール5。
印象としては「コントロール抜群」です。
マリーンズ打線が初球の甘いストレートを見逃してくれる場面があり、ラッキーだなと感じる部分はありました。
ただ、カットとカーブでストライクが取れ、フォークも低めに制球できていることから、どんなに相手打線の状態が良くても大崩れはしないかなと思いました。
井上選手に低めのストレートをセンターオーバーの二塁打にされたので、ストレートの力強さには課題が残ったという印象はあります。
ホークスの先発候補の中で、当然状態は良い方です。
松本晴
松本晴投手は1回2/3を投げ5失点の投球でした。
全44球の内、ストライク22ボール22。
印象としては「ストレートオンリー」です。
ストレートの走り自体は良かったです。
ただ、課題は変化球。
変化球でストライクが取れないから、ストレートで攻めざるを得ない。
ストレートで追い込んだところで、勝負球に使える変化球がない。
よりストレートを厳しい所に投げようとして、ボール球が増え四球連発。
さすがにゾーン内に集めなければとなったところを狙われ痛打。
このように今回の厳しい投球の原因は変化球です。
当然、1回より2回、2回より3回の方が球威は落ちるという中で、ストレートばかり投げている松本晴投手は特に疲労が大きくなります。
中継ぎとして勝負するならまだしも、先発として勝負するなら二軍再調整になるかと思います。
中村亮太
中村亮太投手は1回1/3無失点の投球でした。
全22球の内、ストライク15ボール7。
印象としては「決め球に困る」です。
千賀投手のフォークや、石川投手のパワーカーブ、東浜投手のシンカーのように投手にはそれぞれ決め球があります。
中には満遍なく色んな球を投げ分け、総合力の高さで勝負するタイプもいますが中村亮太投手は違います。
中村亮太投手の決め球は「シンカー」
ストレートとシンカーを簡単に捉えられていてはいけません。
それなのに、ロッテ打線にかなり捉えられていました。
しっかりカーブでストライクが取れて、カウントが良い状態で勝負できていた分、ヒットゾーンに飛ばされずに済んだ打球もありましたが全体的に制圧した印象は持っていません。
ストレートとシンカーをとにかく磨くことが支配下登録に向けて求められる部分です。
杉山一樹
杉山一樹投手は3回無失点の投球でした。
全41球の内、ストライク29ボール12。
印象としては「開幕一軍に大きく近づく投球」です。
打者9人をパーフェクト。
ボール先行になる場面もありながら、そこで四球を出さない。
前の杉山投手だったら絶対に考えられない投球です。
杉山投手の一番の敵は「自分自身」でした。
今日のような投球がいつでもできるようになると、先発が早めに降りた時の中ロングだけでなく、大量得点で勝っている時に勝ちパターンを休ます役割も担えると思います。
例えば有原投手が7回まで投げて、残りの2回を杉山投手に託すことができます。
これができるとチームとして非常に大きいです。
野手
3月のホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/3/8時点)
谷川原選手が二軍調整になったりと動きが少しずつ出始めています。
この試合では緒方選手がタイムリーを含む2安打の活躍でアピールに成功しました。
また、川村選手はセンター守備で2つのファインプレー。
仲田選手もショートで10度の守備機会を無難にこなしました。
育成三銃士の活躍が続いています。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
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