2024/2/27、球春みやざきベースボールゲームズ 福岡ソフトバンクホークスvs.千葉ロッテマリーンズが行われました。
結果は4-0でホークスが快勝しました。
今回もホークス投手1人1人に注目していきます。
野手については、対外試合3試合の打撃成績を併せて表にしてます。
投手
楽天モンキーズや斗山ベアーズと違い、マリーンズはこれから1年間レギュラーシーズンで戦うチーム。
お互いの選手が探りながら、攻略法を考えながら、結果も残さなければならない状況で試合を行っていたので、緊張感がひしひしと伝わってきました。
松本晴
松本晴投手は2回無失点の投球でした。
全25球の内、ストライク17ボール8。
印象としては「インコースへの意識づけが足りない」です。
紅白戦やB組対斗山ベアーズ戦よりは内を有効に使えていましたが、各打者に対して内に投げ込んだのは多くて一球のみ。
中村奨吾選手に対して空振り三振を奪ったインコースのストレートはコース、球威共に完璧でした。
内に投げ切れなくて真ん中にいってしまうケースもありますが、松本投手はそこに投げ込めるコントロールを持った投手です。
外しか投げないと思われたら、打者が踏み込んで外の球にも手が届くようになるので、自分を苦しめるだけです。
まぁシーズンが始まってガチンコ勝負になったら配球は変わってくるでしょう。
笠谷俊介
笠谷俊介投手は2回無失点の投球でした。
全44球の内、ストライク24ボール20。
印象としては「いつも通り」です。
常にボール先行でテンポの悪い投球。
ゼロに抑えたから良いという問題ではありません。
今キャンプで笠谷投手が投げてるときは牧原選手がファインプレーをよくしますが、牧原選手がいなかったらと思うとゾッとします。
シーズンが始まると、こういう投手に対してマリーンズはファールでたくさん粘り、意地でも四球をもぎ取ろうとします。
そうなった時に笠谷投手が四球を出さずに抑える姿が私には見えません。
杉山投手と同様に、直訴してでも中継ぎで勝負すべきです。
このままだとホークス人生が終わってしまいます。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回無失点の投球でした。
全21球の内、ストライク10ボール11。
印象としては「審判との相性がよくなかった」です。
ストライクよりもボールが多いということで、数字だけを見ると荒れていたのかなと思ってしまいますがそんなことはありません。
いつものコントロール抜群の又吉投手でした。
寧ろコントロールが良すぎてボールになってしまうケースが多かった気がします。
山口選手の打席では1ボールから真ん中に2球投げたのがどちらもボール判定されて、動揺してもおかしくない場面でしっかりカウントを立て直しました。
最終的に四球にはなってしまいましたが、又吉投手の凄さを再確認しました。
松本裕樹
松本裕樹投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク10ボール5。
印象としては「順調」です。
松本投手はアピールの必要が無い投手なので、それぞれの打者に対して攻め方のパターンを変えて試しながらの投球でした。
佐藤選手に対してはインコース高めのストレートをうまく打たれましたが、それ以外の打者に対してはしっかり抑えました。
中村奨吾選手に対しては3球連続インコースを投げ、最後は真ん中の球でレフトフライ。
シーズン中ならスタンドインの可能性もありますが、内への意識づけがしっかりできたからポイントがずれたという見方もできます。
やはり踏み込ませないというのは非常に大事です。
渡邊佑樹
渡邊佑樹投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク7ボール6。
印象としては「左打者に対しては良かった」です。
藤原選手と上田選手に対しては、外角の出し入れとたまに投げる内角でストライクゾーンを広げ、注文通りのゴロに打ち取りました。
右打者の池田選手に対しては投げにくそうにしていて、最後は真ん中にいってしまったものの運よくレフトフライでした。
もし支配下に上がったとしても、対右打者に投げてる姿は想像できません。
大山凌
大山凌投手は1回無失点の投球でした。
全22球の内、ストライク11ボール11。
印象としては「総合力がある」です。
先頭打者の山口選手に対して、全球ストレート勝負でライトフライ。
「俺を見ろ!!!」と言わんばかりの力のこもった投球でした。
力で押したかと思えば、次の平沢選手に対しては変化球中心で、最後もスライダーで空振り三振。
あのストレートがあって球種も豊富という部分をアピールしました。
安田選手は外2球からの真ん中の変化球をライト前ヒット。
髙部選手には持ち前の選球眼を見せつけられ四球。
課題はあったものの、最後松川選手に対しては一球もバットに当てさせず、最後も外のカットボールで空振り三振。
全体的にかなり期待を持たせる内容でした。
前回登板のB組DeNA戦とは別人の投球です。
初球のストライク率が上がってくれば、さらに少ない球数で回を追えることが可能になります。
そうなったら先発間違いなしです。
三浦瑞樹
三浦瑞樹投手は1回無失点の投球でした。
全8球の内、ストライク6ボール2。
印象としては「外中心」です。
前回登板のB組DeNA戦の内容が非常に良かったので当然一軍に呼ばれ、そこでも8球で打者3人をパーフェクトで打ち取るなど結果を残しました。
川瀬選手の素晴らしい動きでショートファールフライに打ち取った場面がありましたが、三浦投手の素晴らしいコントロールが野手の動きに良い影響を与えているのではないかと私は思います。
ただ、一軍の打者に対して外だけで打ち取れるとは思わないので、次回登板では変化球やインコースをうまく使った投球に期待が集まります。
野手
野手は3試合(楽天モンキーズ戦、斗山ベアーズ戦、マリーンズ戦)の打撃成績を併せて表にしてみました。
対外試合が始まって3試合。
まだまだこれからです。
打つ方ではまだ結果が残せていませんが、牧原大成選手のセカンド守備でのアピールはぶっちぎりのNo.1です。
コメント