今回は2023年度ホークスドラフトで私が特に気になる選手を挙げていきます。
「ドラフトは通過点」
「大事なのはプロに入ってから」
まさにその通りです。
過去の実績、ドラフト順位は関係ありません。
ただ振り返ってみると、学生時代社会人時代に無双していた選手がそのままプロの舞台で活躍するパターンが非常に多いことに気が付きました。
もちろん全員じゃないです。
対戦したチームのレベルであったり、考えるべきポイントはたくさんありますが、今回は実績のみに注目していきます。
柳田悠岐選手の大学成績
今やホークスの顔として君臨している柳田悠岐選手。
彼の広島経済大学時代の成績を見ていきましょう。
1年秋からレギュラー。
大学リーグでは82試合で通算打率.428、通算本塁打8。
肩と足は既に一軍レベルという触れ込みながら、打撃もとんでもないレベルだったことが窺えます。
地方大学のレベルは東都や東京6大学リーグに比べて落ちると言われていますが、これだけの成績を残せば全く問題ありません。
2022年ドラフトの注目選手
2022年ドラフトの選手の中で私が注目選手に選んだのは吉田賢吾選手と木村光投手でした。
吉田賢吾選手は桐蔭横浜大学時代にリーグ戦53試合に出場し打率.393、本塁打14の暴れっぷり。
この成績でなんと捕手です。
木村光投手は佛教大学時代にリーグ戦34試合に登板し防御率1.11、奪三振率9.87、四死球率2.16と無双。
コントロール、奪三振能力共に申し分ないです。
結果的に1年目の成績としては2選手共に一軍で結果を残すことはできませんでした。
ただ木村光投手は二軍でアピールし支配下登録、吉田賢吾選手は怪我で出遅れるも二軍で打率三割となかなかの成績は残してます。
1年目に最も一軍で結果を残したのは大津亮介投手でしたが、2年目3年目に期待を持たせる内容です。
赤羽蓮投手は怪我等もあり高校時代の登板実績がそこまで無かったものの、怪物の香りがプンプンします。
こういった選手を育成で指名するのがスカウトの面白さなのかもなと思いました。
2023年ドラフトの注目選手
今回の本題に入ります。
実績重視で2023年ドラフト注目選手を見ていこうと思いましたが、例年以上に多すぎて2~3人に絞ることができませんでした。
15名の内、以下の11名が実績十分の選手です。
- 前田悠伍
- 岩井俊介
- 廣瀨隆太
- 村田賢一
- 澤柳亮太郎
- 大山凌
- 大泉周也
- 宮里優吾
- 佐倉俠史朗
- 中澤恒貴
- 藤田淳平
よって私が注目する選手もこちらの11名です。
あまりに多すぎるので絞ります。
大学リーグ通算防御率0.71の大山凌投手と2023年独立リーグで防御率1.51の藤田淳平投手。
この2投手には特に注目です。
藤田投手に関してはドラフト予想にも挙げていました。
ガラッと変わったホークスのドラフト戦略
ホークスはどちらかというと、実績よりもポテンシャル重視のドラフト戦略が基本でした。
具体的には足の速さ、肩の強さ、打球の飛距離、体の大きさ、球の速さといった身体能力重視の指名です。
例年通りだと、佐倉俠史朗選手や真鍋慧選手といった将来性に期待の高校生野手を1位指名するパターンも十分考えられました。
2015年と2020年はオール高校生の指名だったように。
しかし、2023年ドラフトでは佐倉俠史朗選手や中澤恒貴選手といった左右の超高校級野手を育成で獲得。
中澤選手はドラフト予想に挙げていました。
スラッガータイプの即戦力野手も左右で獲得。
それだけで大きいのに、それぞれのカテゴリーで無双している先発投手・中継ぎ投手を育成支配下両方で獲得。
文句のつけようがないドラフトだったのではないでしょうか。
ポテンシャル型選手の指名を忘れていないのも素晴らしいです。
藤田悠太郎選手、星野恒太朗投手、藤原大翔投手、長水啓眞投手はまさにポテンシャル型の選手。
来年以降もこの配分で実績組とポテンシャル組を指名してほしいです。
もしかしたら数年後は2023年ドラフト選手がチームの中心になっているかもしれませんね。
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