今回は2024年度ホークス打線の「1番打者」を考えていきます。
前回は打線の「軸」を考えました。
詳しくはこちら。
まずは上記事をご覧になった後で見ていただけるとより話しの流れが掴めます。
それではいきます。
1番打者の役割
1番打者の役割を一言で表すなら、「出塁」と「足」です。
どちらか1つに絞るならば「出塁」です。
1番打者が出塁し、塁をかき乱して中軸が還す。
それが理想的な攻撃になります。
阪神の近本選手のように足があって、出塁もできてという1番が作れたら最高です。
1番打者候補
ホークスの1番打者候補を挙げていきます。
周東佑京
「足」で1番打者を決めるなら周東佑京選手。
2020年は規定打席に到達しなかったものの、打率.270,出塁率.325,得点圏打率.286を記録。
この出塁率で全試合出場していないにもかかわらず、50盗塁を記録する走りっぷり。
仮に出塁率.350を一年続けることができたなら、70~80盗塁は現実的な数字となります。
さらに2番に強打者が入るスタメンになると、バントが減るので盗塁は増えます。
牧原大成
スピードでは牧原大成選手も負けていません。
盗塁成功率は周東選手に比べて低いものの、走塁技術が長けています。
また、規定打席にあと一歩届かなかったものの、2022年は打率.301,出塁率.331,得点圏打率.308を記録。
2022年と同じ成績を残せたら、自分で出塁することも、走者を還すことも可能な勝負強い1番打者になれます。
今宮健太
守備の要、今宮健太選手は1番打者としての能力も兼ね備えています。
2022年は規定打席に到達し、打率.296,出塁率.352,得点圏打率.337を記録。
盗塁はそこまでしませんが、走塁技術も長けておりこの成績だと問題ないです。
またここ2年は二桁併殺を記録していることから、初回の走者が誰も出ていない場面で打席に立つ方が打順の巡り的にいいです。
柳町達
柳町達選手は「足」より「出塁」重視の1番打者候補です。
2023年度は規定打席に到達しなかったものの、打率.257,出塁率.375,得点圏打率.293を記録。
通算の出塁率も.362。
出塁に関しては候補選手の中でNo.1です。
ただ、打球判断、走塁技術に関しては他の選手に比べて劣ります。
中村晃
出塁なら中村晃選手も負けていません。
2023年度は規定打席に到達し、打率.274,出塁率.351,得点圏打率.226を記録。
過去5年の出塁率も.342を記録。
ただ、ポジションの問題があります。
中村選手を1番に入れようとすると、中軸候補選手を1人外さなければなりません。
足が特別速いというわけでもないので、成績的に変わらない同じタイプの柳町達選手の方が優先されると私は思います。
野村勇
周東選手に匹敵するスピードと唯一無二のパワーを併せ持つ野村勇選手はハマれば凄いことになります。
2022年度はプロ1年目で打率.239,出塁率.312,得点圏打率.225を記録。
これだけだと物足りなく感じますが、本塁打10,盗塁10を記録したことを忘れてはなりません。
出塁率を上げることができれば、1番打者候補の中で突出できます。
三森大貴
三森大貴選手も周東選手に匹敵するスピードを持った選手。
2022年度は惜しくも規定打席に届かなかったものの、打率.257,出塁率.309,得点圏打率.287を記録。
この年は本塁打9,盗塁20を記録するなどスピード&パワーでも魅せました。
野村勇選手,周東佑京選手と同様、出塁率を上げることができれば、1番打者候補の中で突出できます。
川村友斗
川村友斗選手は一軍出場ゼロの育成選手。
ただ2023年は二軍で、打率.260,出塁率.332,得点圏打率.216を記録。
川村選手はどちらかと言えば、出塁というよりは長打力の選手。
長打率.492の方が取り上げたいぐらいです。
二軍で出塁率.332なので、現時点では出塁率を上げて1番打者を狙うというより、長打力を活かし走者を還す方があっている気はします。
個人的な予想
今回の話を通すと、周東佑京選手、牧原大成選手、今宮健太選手、柳町達選手、野村勇選手、三森大貴選手が1番打者候補になります。
打順的に2番に柳田選手が入る場合だと、今宮選手や野村勇選手。
2番にウォーカー選手が入る場合だと、周東選手,牧原選手,柳町選手,三森選手。
このパターンがいい気はします。
柳田選手近藤選手と左が続くので、1番打者も左となると左の変則投手をぶつけやすくなるからです。
右左のバランスを超越するような成績を残す選手がいれば、ガチっとレギュラーを固定できます。
※すべて私の想像です。
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