今回は「もしもソフトバンクと中日がトレードするなら誰と誰?」というテーマで話を進めていきます。
それぞれの球団の特徴を分析しつつ、Win-Winのトレードとなるように心掛けていきます。
あくまでも想像なので楽しんでご覧ください。
前回のトレード考察記事はこちら。
中日ドラゴンズの特徴
中日を一言で表すなら「投手力のみ」のチームです。
言い換えると打線がダメダメなチームです。
打線が12球団で一番機能していません。
出塁率12球団ワースト、長打率12球団ワースト、得点圏打率12球団ワースト。
ワーストの記録ばかり。
四球数324はもちろんワーストで、1位の阪神とは205個も離されてます。
打線をどうにかすれば、今の6位という順位から一気に上位へ食い込む可能性を秘めるチームです。
ポジション別に補強ポイント、トレードに出せそうなポイントを洗い出します。
投手
投手は阪神に次ぐセリーグ2位の防御率3.08と抜群の成績を誇ります。
先発防御率3,12、救援防御率3.02と偏りもなく、バランスの取れた投手編成になっていることが窺えます。
その中でまずは、先発投手について。
規定投球回をクリアしたのが小笠原慎之介投手、髙橋宏斗投手、柳裕也投手の3名。
2024年度もこの3名を中心に先発ローテを回すことが予想されます。
残りの3枠については、、、
松葉貴大投手、メヒア投手が入ってくるのか。
仲地礼亜投手、梅津晃大投手、根尾昂投手が覚醒するか。
涌井秀章投手、大野雄大投手がベテランの意地を見せるのか。
様々なパターンが考えられます。
それだけ層が厚いということです。
続いて中継ぎについて。
30登板以上投げた8投手の防御率の内訳は、0点台が2名、1点台が2名、2点台が1名、3点台が2名、4点台が1名という結果になりました。
単純に凄すぎます。
その中でも圧倒的なのが守護神のマルティネス投手。
48試合登板で防御率は驚異の0.39です。
彼に勝っている状態で回せば勝ちは確実です。
先発・中継ぎどちらでも良いので投手を放出し、強力な野手を獲得する。
それが中日の今やるべきことです。
捕手
2023年度の捕手は木下拓哉選手と宇佐見真吾選手の主に2人体制でした。
さらに石橋康太選手という22歳の若手捕手も台頭してきているという状況。
捕手の補強は必要ないです。
ただ潤沢な投手陣に比べると余剰戦力は無いのでトレードには出せません。
内野手
内野手は明確な補強ポイントです。
絶対的なレギュラーという成績を残した選手はゼロ。
強いて言うなら、三塁手の石川昂弥選手ぐらいです。
二遊間の打撃力は壊滅状態。
そこで、2022年、2023年と続けてドラフト上位で即戦力二遊間野手を獲得しました。
ファーストはビシエド選手の打力が物足りないという部分で宇佐美選手が守ることも。
そこで中田翔選手を補強しました。
ただ、これで打線が安心できるかと問われれば、疑問点が残ります。
外野手
外野手は内野手に比べると打線として機能しています。
岡林勇希選手と細川成也選手はレギュラー確定。
残り一枠の筆頭候補に大島洋平選手という38歳の大ベテランがいるのが問題です。
鵜飼航丞選手やブライト健太選手の覚醒が待たれるところです。
ソフトバンクの補強ポイント
ホークスは他の記事でも何度も触れている通り、先発投手が補強ポイントです。
また、中日に関しては投手がストロングポイントという部分で、トレードするチームとしてはかなり好相性のチームです。
ただ、良い先発投手を貰うということはそれだけの選手を渡さなければいけないということ。
そこは念頭に置かなければなりません。
具体的なトレード案
中日は即戦力の内野手が欲しい。
ソフトバンクは即戦力の先発投手が欲しい。
この部分を踏まえ、両チームにとってメリットになりそうなトレードとなるように熟考を重ねました。
最初に考えたのが野村勇選手と梅津滉大投手のトレード。
ただ、ホークスが今宮選手の次のショート候補、しかも右打ちで長打力も足も兼ね備えた希少な選手を手放すわけがないと思い却下しました。
結論を出します。
大野雄大投手と中村晃選手です。
ビッグトレードです。
2選手の立ち位置
大野投手と中村選手の2選手の2024年度の現チーム内での立ち位置について分析します。
まずは、大野投手から。
大野投手は左肘の手術により2023年度一軍登板は1試合に留まりました。
その間に、若い投手がチームの中心選手となりました。
大野投手は今までの絶対的エースという立場というより、1からローテーションを掴みにいく立場に。
しかも競う選手は若くて勢いのある投手ばかり。
もちろんしっかり結果を残せば、ローテーション入りできます。
ただそうなった場合、勢いのある投手の活躍の場が失われます。
次に中村晃選手。
中村選手は4年連続ゴールデングラブ賞のホークスのレギュラーです。
ただ、山川穂高選手のFA獲得がもし現実となった場合、直接的な被害を受けるのは間違いなく中村選手です。
山川選手はプロ野球トップクラスの長打力を持っており、併用されるような選手ではありません。
山川選手DH、中村晃選手一塁手というパターンもありますが、DHはウォーカー選手を獲得したり柳田悠岐選手がいたりと他にも候補がたくさんいます。
外野の両翼にはもちろん柳田選手と近藤健介選手。
現実的に考えて中村選手は代打専任の可能性が高くなります。
もしくは西武に人的補償で取られる可能性も。
非常にもったいないと思うのは私だけでしょうか。
移籍したらどうなる???
大野投手と中村選手のトレードが成立した場合、どんなプラスの影響があるのかを考察していきます。
まずは中村晃選手が中日に移籍した場合。
まずは、中田翔選手との一塁手争いが予想されます。
両者共に結果を残した場合、併用ということではなく、中村晃選手はレフトのポジションで出場できます。
4歳ではあるものの大島選手から若返りを図れます。
また大島選手も結果を残した場合は、30代中盤から後半の3選手をそれぞれ休ませつつ起用することが可能になります。
そして、スタメン起用されていない選手は勝負所での代打という可能性がもちろんあるでしょう。
よって非常にフィットします。
次に大野雄大投手がソフトバンクに移籍した場合。
2023年度ホークスの規定投球回達成選手はゼロ。
若手の成長が著しく低い。
ベテランの有原航平投手と大ベテランの和田毅投手が今の時点で開幕ローテーションを確定させている状況です。
特に和田毅投手は平均して5回までしか投げない投手なのにです。
大野投手が入り込める隙は十二分にあります。
有原投手が右のエースなら、大野投手は左のエースになれます。
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