2024/9/6、福岡ソフトバンクホークス対広島東洋カープの二軍公式戦が行われました。
結果は4-3でホークスが勝ちました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
野手に関しては、9月二軍打撃成績一覧も載せてます。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
村田賢一
村田賢一投手は4.1回3失点の投球でした。
全71球の内、ストライク41ボール30。
印象としては「球の強さが物足りない」です。
前回登板では、ストライク先行の投球はできていたものの、甘く入った球を捉えられる場面が目立ちました。
そこで今回は、コースを意識した投球を行いました。
ボール球は増えたものの、真ん中の球は少なくなったので、失点は少なくなるかと思いきや前回と同様に3失点。
村田投手の課題はどうやら別の所にあるようです。
私が思うに、村田投手の課題は球威。
打者を押し込める球の強さが欲しいです。
低めの変化球や高めのストレート系といった、本来は空振りもしくはファールでカウントを取りたい球をヒットにされているので、投球が苦しくなってしまうのは当然です。
制球に関しても、本来はコースビタビタに投げつつストライク先行の投球ができる投手。
左打者に対して、インコースのツーシームで見逃し三振が取れるくらいの精度になってこないと、村田投手の投球とは言えません。
今季は同期の投手が輝き過ぎている分、村田投手のアピールは少し物足りなく映りますが、リハビリ組に回る前までのアピールは素晴らしいものがありました。
来季こそは一軍の舞台で輝けるように、じっくりと自分の武器を磨き続けるだけです。
渡邊佑樹
渡邊佑樹投手は1.2回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク13ボール4。
印象としては「ストレートが強い」です。
技巧派の村田投手の後に登板したということも影響したのか、カープの各打者が渡邊投手のストレートに差し込まれていました。
ストレートが強いので、スライダーでも空振りが奪えて、楽な投球が出来ました。
唯一もったいなかったのは持丸選手に打たれたヒット。
1死三塁の場面で登板し、林選手を三振で打ち取り、2死三塁となったところで初球の甘いストレートを捉えられました。
一軍でもし同じような場面で打たれてしまうと、どんなに状態が良くても「あぁ…」となってしまいます。
中継ぎ投手は特に1球の精度に拘ってほしいです。
古川侑利
古川侑利投手は2回無失点の投球でした。
全29球の内、ストライク17ボール12。
印象としては「四球」です。
古川投手ぐらいのキャリアになると、結果と内容のどちらも求められます。
今回は結果は良かったものの、内容はイマイチでした。
なぜなら2回続けて四球を出してしまったからです。
150キロ中盤のストレートを連発するとか、絶対的な決め球があるとか、そういった強みがあればまだ良いですが、そこまで突出したものがないので、四球は極力出さないようにしていきたいです。
投手力に課題があるチームであれば、この投球でも戦力として見てくれると思いますが、ホークスで支配下を勝ち取ろうとするならばこういった細かい部分を修正しなければなりません。
齊藤大将
齊藤大将投手は1回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク12ボール6。
印象としては「追い込んでからのスライダー」です。
全体的に見ると、内外しっかり投げ分けた素晴らしい投球ができていました。
ただ、韮澤選手には追い込んでからのスライダーが甘く入り、センターオーバーの三塁打を許しました。
また、先頭の曽根選手に対する2ボール1ストライクからのストレートと、田村選手に対する初球のスライダーも甘く入りました。
完璧な投球だったとは言えません。
古川投手や渡邊投手と同様に、齊藤投手は結果と内容の両方が求められる投手。
次回登板はさらに精度の高い投球を期待です。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/6時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは、廣瀨隆太選手と佐藤航太選手の2名。
廣瀨選手は4打数2安打(単打2)。
ハイバウンドのラッキー内野安打を2本放ちました。
ヒットはヒットなので自信にするだけです。
佐藤選手は3打数2安打1犠飛1打点(単打1、二塁打1)。
犠飛失となった9回の打席も、ヒットにしてもらいたかったなという気持ちはあります。
正直、これだけ打っても来季一軍でレギュラーを獲るまでの想像はできません。
ホークスの外野手の層は非常に厚いからです。
打つ方は十分なのであとは守備走塁。
塁に出たらどんどん盗塁を仕掛けて欲しいですし、守備ではファインプレーを連発してもらいたいです。
守備の部分で攻めすぎて後ろに逸らす場面が見られるので、攻めるところと確実に抑えるところの見極めは今後必要になってくると思います。
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