2024/7/29、福岡ソフトバンクホークス四軍対愛媛マンダリンパイレーツの交流試合が行われました。
結果は4-4の引き分けでした。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については7月の四軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
赤羽蓮
赤羽蓮投手は5回4失点の投球でした。
全90球の内、ストライク51ボール39。
印象としては「バテバテ」です。
初回は最速148キロの力強い速球で、打者を力で押す投球を披露。
ただ、徐々に球速が落ちていき、4回以降はほとんどのストレートが130キロ台になりました。
そうなると打者がストレートだけでなく他の球種にも対応しやすくなるので、4回5回だけで計59球を投じたのは頷けます。
スタミナ面は今後の課題です。
スタミナ面以外で気になったところは、2回に連打を喰らい1死二三塁のピンチを迎えた場面。
内角のカーブと真ん中のストレートのたった2球で打者を追い込むと、3球目はストライクゾーンの外角ストレートを投げ込みファーストゴロ。
そして、その間に三塁走者が本塁生還。
この配球が私には理解できません。
0ボール2ストライクと完全に投手有利の状況で、あと3球もボール球を投げられるのに、正直にストライクゾーンに投げる理由が1つもないからです。
また、あの場面は三塁に走者がいる状況。
何か事を起こさせないために、まず「三振」を狙いにいくのがセオリーです。
高めのボール球ストレートで空振りを狙うも良し、低めの変化球で空振りを狙うも良しです。
なぜあの場面で外角のストレートを投じたのか。
もう一度この場面を見つめ直して、次回登板に臨んでほしいです。
木村大成
木村大成投手は3回無失点の投球でした。
全32球の内、ストライク24ボール8。
印象としては「文句のつけようがない投球」です。
最速145キロの勢いのあるストレートと曲がり幅の大きなカーブ&スライダー。
そしてそれらを扱うコントロール。
全てがバッチリ噛み合って打者に気持ちよく打撃をさせませんでした。
初球はだいたいストレートでカウントを取りにいっていたので、そこを狙われて2本のヒットを打たれる場面はありました。
配球のバランスは少し気を付ける必要があると感じます。
ただ狙われても単打なので、そこまで気にすることでもありません。
この調子でアピールを続けていけば、「先発」の機会は必ず訪れます。
星野恒太朗
星野恒太朗投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク9ボール5。
印象としては「感動」です。
シーズン序盤の頃と見比べると投球内容が全く違います。
良い意味で人が変わったような変貌ぶりです。
私は少し感動してます。
確かに2球程度はすっぽ抜ける球もありましたが、そこから全く制御できなくなるということはなく、またストライクカウントを立て直しました。
ストレートとフォーク、この2球種でストライクが取れるから大丈夫だという自信が投球に表れています。
三者凡退投球は7/10以来。
6/17の試合から7/10までの期間で謎の秘密特訓が行われたのは間違いありません。
野手
ホークス選手の7月四軍打撃成績がこちら。(2024/7/29時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合でアピールしたのはシモン選手、山下恭吾選手、佐倉俠史朗選手。
シモン選手は4打数1安打1四球1盗塁。
3回に二塁打で出塁すると、三盗と相手の悪送球があり1人でホームインしました。
山下選手は5打数2安打1打点。
先日の二軍戦でアピールした勢いそのままにこの試合でもタイムリーを放ちました。
佐倉選手は3打数1安打1敬遠四球。
実は佐倉選手にとって7月初の長打となるセンターオーバーの二塁打でした。
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