今年2023年は5選手が国内FA権を行使。
その結果がこちら。
- 西川龍馬選手→オリックス
- 山川穂高選手→ソフトバンク
- 山﨑福也投手→日本ハム
- 平井克典投手→西武残留
- 石田健大投手→DeNA残留
海外FA権を行使し宣言残留となった田村龍弘選手を含め、国内組は特にもう動きは無いです。
そこで次は来年のことを考えることにしました。
今回のテーマは「2024年に新しく国内FA権取得見込みの選手一覧」です。
2024年中に新しく国内FA権を取得する可能性のある選手をまとめました。
※既にFA権を行使したことがある選手、現時点でFA権を持っている選手を除きます。
福岡ソフトバンクホークス
ホークスは4名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
有原航平
有原投手は一軍登録残り17日で国内FA権取得です。
大怪我等が無ければ余裕で達成する数字です。
ただ仮にFA権を取得したとしても、2024年度は3年契約2年目のシーズンとなるため、権利を行使することはできません。
行使するとしたら2025年オフです。
因みに有原投手は現在補償が必要なAランク選手です。
<追記>
有原投手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
石川柊太
石川投手は一軍登録残り119日で国内FA権取得です。
ほとんどフルで投げ続けたら達成する数字です。
ホークス球団がこのFAを見越して、今オフ複数年契約をするかという部分が注目ポイントになりますがどうなるでしょうか。
2023年の成績を見る限り、私は厳しいような気がします。
石川投手を補償が必要なBランク選手にするか、補償の要らないCランク選手にするかは絶対に考えるところです。
どちらにもなり得ます。
<追記>
石川投手の2024年度は単年契約かつ、2024年度中に国内FA権を取得しました。
甲斐拓也
甲斐選手は一軍登録残り16日で国内FA権取得です。
大怪我が無ければ普通に達成します。
甲斐選手も今オフ複数年契約を結ぶかどうかが注目ポイントになります。
嶺井博希選手が4年契約で甲斐選手も複数年となると、世代交代が図りづらいチーム状況になります。
球団がどんな判断をするのか見ものです。
甲斐選手は現時点で補償が必要なBランク選手です。
<追記>
甲斐選手の2024年度は単年契約かつ、2024年度中に国内FA権を取得しました。
牧原大成
牧原選手は一軍登録残り60日で国内FA権取得です。
2023年の半分ぐらいの出場数で達成します。
牧原選手は複数年契約を提示されそうな気がします。
現時点で牧原選手は補償の必要が無いCランク選手。
2024年の成績次第になりますが、内外野守れるユーティリティプレイヤーとして争奪戦が予想されるからです。
<追記>
牧原選手は2024年度から3年の複数年契約を結んだため、2024年度中に国内FA権を取得したものの、2024年オフに移籍する可能性は無くなりました。
オリックスバファローズ
オリックスは2名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
山岡泰輔
山岡投手は一軍登録残り129日で国内FA権取得です。
フルシーズン一軍で活躍すれば達成します。
2023年度は本職の先発だけでなく、中継ぎにも挑戦し結果を残しました。
投手としての幅が広がりました。
山岡投手はBランク選手。
補償があっても欲しいと思わせるような結果が残せるかに注目です。
西野真弘
西野選手は一軍登録残り61日で国内FA権取得です。
来年34歳、再来年35歳ということでFA権行使までは考えていないかもしれません。
因みに西野選手はCランク選手です。
<追記>
西野選手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
埼玉西武ライオンズ
西武は新たに国内FA権取得見込みの選手がいませんでした。
千葉ロッテマリーンズ
ロッテは1名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
西野勇士
西野投手は一軍登録残り110日で国内FA権取得です。
中継ぎから先発に本格転向した2023年度は、18先発でQS率77.8%と結果を残しました。
2024年度も結果を残せば、Bランク選手ですが獲得に動く球団はあると思います。
来年33歳、再来年34歳という年齢を考えるとそれなりの成績は求められます。
<追記>
西野投手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
東北楽天ゴールデンイーグルス
楽天は2名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
酒井知史
酒井投手は一軍登録残り145日で国内FA権取得です。
しっかりフルで働ければ達成する数字です。
酒井投手はおそらくCランク選手。
2024年の活躍次第では、中継ぎが足りないチームによる争奪戦も考えられます。
<追記>
酒井投手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
田中和基
田中選手は一軍登録残り136日で国内FA権取得です。
ここ数年は守備固めでの起用が多く、打撃でも目立った成績を残せていません。
ただ田中選手は間違いなくCランク選手なので、新人王を取った時のような打撃ができれば欲しがるチームも出てきます。
<追記>
田中選手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
北海道日本ハムファイターズ
日本ハムは4名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
上沢直之
上沢投手は一軍登録残り95日で国内FA権取得です。
メジャー移籍を目指している上沢投手なので、2024年度も日本ハムに残るということは考えにくい所ではあります。
因みに年俸的には補償が必要なAランク選手。
メジャーリーグに移籍して活躍すればアメリカンドリームが手に入る。
仮に活躍できなくても、一度メジャーリーグに挑戦することによって、NPBに復帰する際に補償が要らなくなる。
そうなると争奪戦になり、より良い契約を勝ち取れる。
上沢投手がこういったことを考えてメジャー移籍を決断したとしても不思議ではありません。
<追記>
上沢投手は2024年度にメジャーリーグへ挑戦しました。
玉井大翔
玉井投手は一軍登録残り50日で国内FA権取得です。
普通に投げていれば達成可能な数字です。
3年連続50試合登板の安定感。
Bランク選手でなければ注目を集めたかもしれませんが、どうでしょうか。
石井一成
石井選手は一軍登録残り143日で国内FA権取得です。
フルで一軍に居続けなければ達成できない数字です。
石井選手のキャリアハイは2022年の102試合,打率.236,本塁打6,打点32,出塁率.284,長打率.378,OPS.663です。
まずはこの数字を越えられるか。
100試合以上に出場してOPSが.700以上あれば、Cランク選手なので獲得に動く球団は出てきそうです。
江越大賀
江越選手は一軍登録残り82日で国内FA権取得です。
2023年度は自己最多の100試合に出場。
江越選手にとって大きく飛躍した年になりました。
ただ実力でポジションを勝ち取ったというより、使ってもらっていたというのが正しい表現。
Cランク選手なので、2024年に大爆発すると興味を示す球団は出てきます。
読売ジャイアンツ
巨人は3名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
高梨雄平
高梨投手は一軍登録残り10日で国内FA権取得です。
ほぼ確実にFA権を取得します。
プロ一年目から7年連続で40試合以上に登板する変則左腕。
左の中継ぎが欲しいチームにとっては欲しい投手と言えます。
ただ問題なのが、高梨投手はBランク選手ということ。
2024年度に補償を出してでも高梨投手が欲しいという結果を残せば、FA権を行使する可能性はあります。
<追記>
高梨投手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
大城卓三
大城選手は一軍登録残り145日で国内FA権取得です。
一年間活躍して到達する数字です。
打つ守るといった総合力で球界トップクラスのキャッチャー。
ほとんどの球団が欲しがるのではないでしょうか。
大城選手はBランク選手。
2024年度は単年契約を選択。
FA宣言すれば、獲得に動く球団は間違いなくあると思います。
<追記>
大城選手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
重信慎之介
重信選手は一軍登録残り70日で国内FA権取得です。
走塁、守備が専門のCランク選手。
仮にFA宣言したとして、獲得に動く球団があるかは未知数な部分があります。
2024年度に打撃でも大きく存在感を示せれば、ダークホース的存在になります。
<追記>
重信選手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
阪神タイガース
阪神は5名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
青柳晃洋
青柳投手は一軍登録残り134日で国内FA権取得です。
ほとんどフルで投げ続けたら達成できる数字です。
青柳投手の年俸ランクは補償の必要なAランク。
2023年の成績をもう一度残しても、獲得に動く球団はありません。
2022年の成績を残すと争奪戦必至です。
坂本誠志郎
坂本選手は一軍登録残り17日で国内FA権取得です。
軽い怪我があっても余裕で達成する数字です。
2023年度は梅野選手の怪我も伴い、主戦捕手として活躍しました。
チーム防御率12球団1位の投手陣をリードしたという部分で評価は上がっています。
現時点ではCランク選手ですが、これからさらに高い評価を受けても不思議ではありません。
<追記>
坂本選手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
大山悠輔
大山選手は一軍登録残り23日で国内FA権取得です。
何もなければすぐに達成します。
2024年度は単年契約を選択。
FAを見据えた契約です。
大山選手の年俸ランクは補償が必要なAランク。
それでもこれまでの実績から獲得に動く球団は間違いなくあります。
<追記>
大山選手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
糸原健斗
糸原選手は一軍登録残り66日で国内FA権取得です。
何事も無ければ達成する数字です。
2023年度は代打中心の起用が増え、成績を大きく落としました。
2024年度はどのような形に試合に出て、どのような活躍をするかがFAに繋がってきます。
年俸ランクはCランク。
チャンスはあります。
<追記>
糸原選手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
原口文仁
原口選手は一軍登録残り57日で国内FA権取得です。
代打が中心の選手なので調子の維持が難しいものの、達成は十分可能です。
年俸ランクはCランク。
もしFA権を行使すれば、DHが使えるパリーグのチームから熱烈なオファーがあっても不思議ではありません。
<追記>
原口選手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
中日ドラゴンズ
中日は4名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
岡田俊哉
岡田投手は一軍登録残り42日で国内FA権取得です。
ただ岡田投手の2024年は育成投手からのスタート。
まずは支配下登録を勝ち取らなければなりません。
そういった意味でハードルは高いです。
FA権を獲得できたとすると、岡田投手は補償の要らないCランク選手になります。
福谷浩司
福谷投手は一軍登録残り51日で国内FA権取得です。
ただここ3年は一軍で結果を残せていない状況。
まずはチーム内での立場を確立させないと、自由契約となる場合があります。
因みに福谷投手は補償の要らないCランク選手です。
木下拓哉
木下選手は一軍登録残り105日で国内FA権取得です。
怪我が無ければ達成可能です。
木下選手の年俸ランクは補償の必要なBランク。
2023年途中に加入した宇佐美選手との正捕手争いに勝てるかが大きな問題になります。
正捕手争いに勝ったということは打力でも魅せることができたということ。
そうなると、獲得に動く球団が出てきます。
球団からは複数年契約を提示されたものの、単年契約を選択。
FAに向けて気合が入ってます。
<追記>
木下選手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
岩嵜翔
木下選手は一軍登録残り9日で国内FA権取得です。
怪我が無ければ簡単に達成可能です。
ただ岩嵜投手の2024年も岡田投手と同様、育成投手からのスタート。
まずは支配下登録を勝ち取らなければなりません。
因みに岩嵜投手の年俸ランクは補償の要らないCランク選手です。
<追記>
岩嵜投手は2024年度中に支配下登録され、国内FA権を取得しました。
東京ヤクルトスワローズ
ヤクルトは1名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
高梨裕稔
高梨投手は一軍登録残り119日で国内FA権取得です。
一年間フルで活躍できれば達成できます。
高梨投手が防御率2点台を記録したのは、ファイターズ時代の2016年のみ。
それ以降は、6点台や4点台の年が多く、ヤクルトだから許されていた部分が確かにあります。
年俸ランクはCランクですが現時点で欲しがる球団はおそらくありません。
全ては2024年の成績次第です。
横浜DeNAベイスターズ
DeNAは2名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
京田陽太
京田選手は一軍登録残り75日で国内FA権取得です。
京田選手は新人王を獲得した2017年をピークに伸び悩みを見せています。
DeNAでは主にショートのレギュラーが固まっていない為、多く起用されていましたが、他のチームでは厳しい数字です。
現時点ではCランク選手という立ち位置ですが、獲得に向かう球団はありません。
全ては2024年の結果次第です。
<追記>
京田選手は2024年度中に国内FA権を取得しました。
佐野恵太
佐野選手は一軍登録残り115日で国内FA権取得です。
怪我が無ければ、難なく達成できます。
佐野選手の年俸ランクはAランク。
それでも獲得に動く球団は間違いなくあります。
DeNA球団としては今オフ間違いなく複数年契約を提示すると思います。
佐野選手がそれにどう答えるのか。
注目ポイントです。
<追記>
佐野選手の2024年度は単年契約かつ、2024年度中に国内FA権を取得しました。
筒香嘉智
2024年シーズン中にDeNAに復帰した筒香選手は国内FA権を取得しました。
筒香選手の2024年度は3年契約の1年目。
DeNAで引退するつもりでアメリカから戻ってきた選手です。
おそらく2年後に行使することも無いでしょう。
広島東洋カープ
カープは新たに国内FA権取得見込みの選手がいませんでした。
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