今回のテーマは「ホークスが2026年オフに狙いそうなFA選手」です。
2025年オフのホークスはFAというよりも外国人選手の補強に目を向けている印象。なぜなら狙いの選手がいないからです。FAランクがCランクならば獲得に動いても良いものの支配下枠を逼迫して育成選手の昇格枠が減ります。Bランク以上ならば人的補償で選手を取られ、補強したいはずが捕弱になるパターンも十分考えられます。
ただ、2026年オフは違います。
人的補償を出してでも獲得したい選手に溢れる「見込み」です。
そんな選手達を紹介します。
参考記事はこちら。
坂倉将吾
まず大きな目玉が広島東洋カープの坂倉将吾選手。
彼の大きな魅力が希少な打てる捕手であること。2025年シーズンは不調に苦しみましたが2021~2024年にかけては二桁本塁打を記録しています。OPSは少なくとも0.7前後は期待できるため、坂倉選手が正捕手になれば打線の切れ目が無くなります。
現在のホークスの正捕手は海野隆司選手。2025年シーズンで一気に信頼を勝ち取りました。
守りの海野、攻めの坂倉。
この2枚体制が確立できたならホークスはさらなる進化を遂げます。もちろん坂倉選手がレギュラーを掴み海野選手が抑え捕手になるパターンも考えられます。
谷川原健太選手、渡邉陸選手、大友宗選手、盛島稜大選手。彼らの活躍次第にはなりますが坂倉選手がFA宣言すればホークス球団は黙っていないでしょう。捕手として、打者として重宝します。
森下暢仁
続いても広島東洋カープから森下暢仁投手。
カープの右のエースとして活躍している森下投手はプロ6年間で規定投球回に4度も到達しています。結果もそうですが、体が丈夫であることが何よりもプラスポイントです。
ホークスは千賀投手のMLB移籍以降、「右のエース」という存在を有原航平投手や上沢直之投手等、育成ではなく補強に頼ってきました。スチュワート投手や大津亮介投手等、期待の若手投手は数多くいるもののまだ有原投手上沢投手クラスまで上り詰めた投手は居ません。
森下投手の場合は既にそのクラスまで達しています。MLBに挑戦しても文句を言えないクラスです。森下投手が仮に国内FA権を行使したなら、超好待遇の条件を提示するでしょうね。
島内颯太郎
3人目も広島東洋カープから島内颯太郎投手。
島内投手の場合は何と言っても地元福岡県福津市出身というのが大きいです。直近3年間は平均60登板、そしてストレートの平均球速は150キロオーバー。スタミナと馬力を併せ持つホークスが大好きなタイプの投手でもあります。
藤井皓哉投手、松本裕樹投手、杉山一樹投手。彼らの内、1人でも欠けたらホークスの2025年シーズンは終わっていました。島内投手がホークスブルペン陣に入ったら、3投手の負担軽減にもつながります。
まずは2026年シーズンに島内投手がどのようなパフォーマンスをするのかに注目ですね。
床田寛樹
カープから何と4人目です。床田寛樹投手。
床田投手はカープの左のエースとして結果を残してきました。直近3年間(2023~2025)に関しては規定投球回に到達するだけでなく、最低156回以上を投げています。中継ぎ投手にとってこれほどありがたい投手はいません。
ホークスの左の先発事情は、大エースモイネロ投手や安定の大関友久投手がいて、若手でも松本晴投手や前田悠伍投手が着々と力を付けてきている状況ではあります。ただ、どうしても先発が足りない、左右関係なく補強したいとなった場合は床田投手を欲しがる可能性は十分考えられます。
清水達也
中日最強リリーバーの一角、清水達也投手。
2022~2025年にかけて4年連続で50試合に登板したタフな投手で、年齢もまだ26歳と若く、どこの球団も彼を欲しがるでしょう。リリーバーにありがちなストレート&フォークの2球種ではなく、彼の場合はカーブも良いんですよね。
島内投手のところでも述べたように、藤井松本杉山の3投手の負担軽減のためにも清水投手の動向はは間違いなく注視しているでしょう。
藤嶋健人
同じく中日最強リリーバーの一角、藤嶋健人投手。
ストレートの球速帯が140キロ台前半から中盤なのにそのストレートで面白いように空振りを奪える特殊な投手で、高卒9年目で既に341登板もしているタフな投手でもあります。
中継ぎとして一軍に上がるには150キロがマストのホークスでは藤嶋投手のようなタイプは一生一軍に上がれていなかったでしょう。ただ、これだけの実績を残した投手に対してホークスがどのような評価をするのかは非常に興味があります。
最後に
今回挙げた選手は全員、補償が必要なBランク以上の選手。
それでも獲得する価値は十分にあります。ただ2026年度の成績次第でFA候補の評価が大きく変わってくるのも確かです。
2021年オフに国内FA権を行使して中日からホークスへ移籍した又吉克樹投手はそれまでの実績も素晴らしかったですが、何より2021年度の66試合登板&防御率1.28が大きな決め手になったのは間違いありません。
つまり全ては2026年度次第です。




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