※2025年8月28日時点の情報に基づいて作成しています。
はじめに
福岡ソフトバンクホークスは、8月末の時点で69勝42敗4分(貯金27)。2位の日本ハムとはたった1ゲーム差ではありますが、遂に首位に立ちました。泣いても笑っても残り1ヶ月。1ヶ月後にはもう優勝チームは決まっています。
優勝するためには誰をどこでぶつけるのかが重要。ということで本記事では、8月の登板状況や各投手の特徴を踏まえながら、ホークスの9月・10月の先発ローテーションを独自に考察していきます。
まず9月・10月の一軍試合日程がこちら。

注目すべきはオリックス戦の多さと、9/20~28にかけての9連戦。
オリックス戦は月間で10試合もあります。現在3位のオリックスはCS出場に向け当然気合が入っています。若手をたくさん出して育成に舵を切るという作戦は考えにくいです。そんなチームを倒さなければなりません。
また、疲れが一番溜まっているであろう9月最終盤の9連戦は、先発の頭数を含めて様々なことを考える必要があります。勝ちパターンの連投も多くなってくるでしょうし、そんな中で良い状態をキープできるかに注目です。
現状のローテーションの軸(8月末時点)
2025年度のホークス先発陣の軸は以下の4名です。
リバン・モイネロ
- 今季成績:20試合 10勝2敗 防御率1.07 WHIP0.87
- 特徴:チームの絶対的エース。オリックス戦にはやや不安要素。
→ 当然一番大事な試合で投げることになるでしょう。
有原航平
- 今季成績:20試合 10勝7敗 防御率3.22 WHIP1.27
- 特徴:ここ2試合は不安定な投球が続く。PayPay&エスコンでの登板を除くとQS率100%。
→ イニングを消化するという役割も含めて、先発ローテーションからは外せませんが、みずほPayPayドームでの登板は極力控えたいです。
大関友久
- 今季成績:20試合 11勝4敗 防御率1.60 WHIP0.88
- 特徴:みずほPayPayドームで抜群の相性を誇る(8勝0敗、防御率1.21、QS率91.7%)
→みずほPayPayドームはお任せあれ 。
上沢直之
- 今季成績:17試合 9勝6敗 防御率3.09 WHIP1.10
- 特徴:ドーム球場での安定感が光る。反対に屋外球場では風の影響もあり不安定。
→ 確実にドームでの登板に照準を合わせたいです。
ローテーション候補
ローテの繋ぎとして、優勝への鍵となる投手は以下の4名です。
松本晴
- 今季成績:24試合 6勝3敗 防御率2.55 WHIP1.25
- 特徴:本拠地みずほPayPayドームでは防御率0.90と好相性。反対にビジターゲームは苦手。
→ 将来的には相性関係なく投げてもらわないといけませんが、9月・10月に限ってはみずほPayPayドームでの登板に焦点を当てたいです。
東浜巨
- 今季成績:6試合 3勝2敗 防御率2.70 WHIP0.97
- 特徴:球威は本来のものではないものの、それをベテランの投球術でカバー。
→ 常に先発ローテーションで回るというよりも、連戦時や繋ぎの先発として待機してもらうイメージです。
大津亮介
- 今季成績:8試合 3勝2敗 防御率2.81 WHIP1.30
- 特徴:二軍調整時にフォークを改良。7月以降安定感が向上。
→ 登板内容の良さから今後さらに登板機会の増加が見込まれます。
前田悠伍
- 今季成績:3試合 1勝1敗 防御率3.97 WHIP1.32
- 特徴:高卒2年目にして紛れもない実力で先発争いに加わった超有望株。
→ 先発の頭数が必要なので、9連戦のどこかでは投げるでしょう。
9月・10月の想定ローテーション
前章を踏まえた、9月・10月の先発ローテーション予想がこちら。

日程 | 対戦カード | 球場 | 想定先発 |
---|---|---|---|
9/2〜4 | vs オリックス | みずほPayPay | モイネロ / 大関 / 大津 |
9/5〜7 | vs 楽天 | みずほPayPay | 上沢 / 有原 / 松本晴 |
9/9 | vs 日本ハム | エスコンF | モイネロ |
9/11 | vs ロッテ | ZOZOマリン | 大関 |
9/13〜15 | vs オリックス | 京セラD大阪 | 上沢 / 有原 / 前田悠 |
9/17 | vs 西武 | みずほPayPay | 松本晴 |
9/18 | vs 日本ハム | みずほPayPay | モイネロ |
9/20〜23 | vs オリックス | みずほPayPay | 大関 / 上沢 / 有原 / 東浜 |
9/24〜26 | vs 楽天 | 楽天モバイル | モイネロ / 大津 / 前田悠 |
9/27〜28 | vs 西武 | ベルーナ | 大関 / 上沢 |
9/30 | vs 日本ハム | みずほPayPay | モイネロ |
10/3 | vs オリックス | みずほPayPay | 大関 |
10/5 | vs ロッテ | ZOZOマリン | 有原 |
9月・10月の注目ポイント
◆ モイネロ投手の運用
皆さんご存じの通り日本ハムはとにかく負けません。つまり、ホークスが日本ハムとのゲーム差を広げる為には、直接対決で勝つしかないんです。
そう考えた時に、絶大な信頼感があるエースモイネロ投手を日本ハム戦にぶつけるのは、至極当然の流れです。
9/9、9/18にぶつけるのは当然として、さらに9/30もモイネロ投手をぶつける場合、モイネロ投手にとっては過酷な日程を強いられます。(9/9→中8日→9/18→中5日→9/24→中5日→9/30)

9/18の登板後に一旦登板を飛ばすという選択肢もありますが、そうするとモイネロ投手を勝負の9連戦で投げさせることが出来なくなるため、可能性は低いです。
9月の中頃までにある程度ゲーム差をつけて首位に立っていたなら、そこまで無理な運用をしなくて良くなるので、ホークスとファイターズのゲーム差は常に注視していきましょう。
◆ ロング要員で松本晴投手
松本晴投手は今季チーム事情で中継ぎからスタートし、今はまた先発としてプレーしていますが、私は彼の器用さに魅力を感じています。

9/17西武戦で先発した後は通常だと9連戦のどこかで投げることになりますが、あえて中継ぎ待機の方が面白いんじゃないかと思います。
先発が早めに崩れた、もしくはアクシデントで緊急降板、そうした時に現在のホークスのブルペン陣でロングがいけそうなのは上茶谷大河投手ぐらいです。そこに松本晴投手もいてくれたら、余分な投手を使わずに済みますし試合を落ち着けて勝ちゲームにすることも可能です。
CS・日本シリーズでも同じような起用をされる可能性はあるので、今のうちに慣れておこうという考えもあります。
◆ 責任を負うのは有原航平投手
今季のシーズン最終戦となる10/5ロッテ戦の先発はいろいろ考えましたが有原投手を選択しました。

その理由は、今季の開幕投手だからです。有原投手で始まり有原投手で終わる。そういうシーズンです。
有原投手の2025年シーズンは正直、本人とっても納得できる成績では無いと思います。ただ、先発ローテーションから外れることなく最後まで走り切れたことに関しては、最低限エースとしての責任を全うできたと言えるのではないでしょうか。
仮に10/5のロッテ戦が優勝を左右する一戦になった場合、ここで投げれるのは有原投手しかいません。ここで負けたらなんと言われるか分からない、そんなプレッシャーを一身に背負って投げるのがエースです。
補足
これまでの説明じゃ足りないという方に向けて、私が今回の先発ローテーション予想をどのように考えたのかを細かくご説明します。

まず9月の1週目(9/1~7)。

すぐ決まったのはモイネロ投手、大関友久投手、上沢直之投手の3名。モイネロ投手は報道でも言われていたので確定です。有原投手はみずほPayPayドームでの相性が悪いので替えようかとも思いましたが、替える投手がいませんでした。松本晴投手は楽天戦の防御率が2試合で5.79ということで不安ですが、みずほPayPayでの防御率0.90を信じます。大津投手が前回楽天打線を良い形で抑えていたので、大津投手を楽天戦に持ってくるのもアリでした。そうするとオリックス戦のところで誰か投げなければならないので、ベテランの東浜巨投手や若手の前田悠伍投手が候補になります。モイネロ(左)、大関(左)と左が続くので東浜投手を選びます。
続いて9月の2週目(9/8~14)。

ここは特に考えることは無かったです。
続いて9月の3週目(9/15~21)。

9/18日本ハム戦は大関投手でも良かったんですが、今季モイネロ投手はエスコンで4先発もしていて防御率1.29,QS率100%と投げ慣れているので万全を期す為にもモイネロ投手にしました。その大関投手は中5日で9/17西武戦を任せるのか中8日で9/20オリックス戦を任せるのかという2択で9/20オリックス戦にしました。中5日にすることで得られるメリットを感じなかったからです。トータルの登板日数は変わりませんし、もし9/17西武戦で投げると翌週は苦手楽天モバイルパーク(2試合で防御率4.66)での楽天戦になります。9/17西武戦には松本晴投手。登板間隔が空いていますし、今季は中継ぎだけですが西武戦4試合で防御率0.00と完璧に抑え込んでいます。9/15オリックス戦はローテの流れからすれば松本晴投手ですが、オリックス戦の防御率4.00、京セラドームでの防御率5.14とどちらも苦手としているので違う投手にしようと思いました。大津投手もシーズン序盤に京セラドームで打ち込まれており、オリックスは大津投手が苦手としている右打者が豊富なので選択肢から外しました。前田悠伍投手を選んだ理由は昨季からのリベンジという意味合いがとても大きいです。9/21オリックス戦の上沢投手はすぐ決まりました。
続いて9月の4週目(9/22~28)。

モイネロ投手は9/30日本ハム戦に向けて中5日で9/24楽天戦。これは状況次第で変わります。チーム状況が良ければ普通に中6日で大丈夫です。9/25楽天戦の大津投手と9/26楽天戦の前田投手は楽天戦での投球内容がホークス投手陣の中で良い方なので選びました。ホークスには楽天戦を苦手とする投手が多すぎます。大関投手、上沢投手、有原投手はローテの流れのまま。有原投手は今季楽天モバイルパークで1試合に登板しその試合で8回無失点の好投をしていたので楽天戦のどこかでも良かったです。9/15オリックス戦の前田投手の投球次第で前田投手と有原投手の登板日を入れ替えても良いと思います。9/23オリックス戦はベテランの東浜投手に託します。
最後は9月の5週目&10月の1週目(9/29~10/5)

予定通り9/30日本ハム戦には中5日でモイネロ投手。みずほPayPayドームを得意とする大関投手には中5日にはなりますが10/3オリックス戦を託します。そして先ほども述べた通りシーズン最終戦は有原投手。最後しっかりと締めてもらいます。
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