続々と主力選手が復帰し、中堅選手が主力への階段を駆け上がり、今のホークスはワクワクが止まりません。(2025/6/6時点)
2025年度交流戦も開幕3連勝の好スタート。
シーズン順位もここから上昇していくことでしょう。
そんな中で、今回のテーマは「ホークスのウィークポイント」。
どんなに強いチームでも弱点はあります。
最強チームになるには、中長期的に勝てるチームになるにはどうしたらいいのか。
共に考えていきましょう。
弱点その1
私が思うホークスの弱点その1は「捕手の打力不足&盗塁阻止率が低い」です。
これが一番に思い浮かびました。
甲斐拓也選手という大黒柱が抜け、まず捕手陣は守りをメインにアピールを続けています。
海野隆司選手、嶺井博希選手、渡邉陸選手。
この3選手がバランスよく投手陣をリードし、投手からの信頼を得つつあるのかなと思います。
ただ、打撃面に関しては正直物足りません。
特に海野選手は前の打者が塁に出ると、最近は一死でも犠打。
打線の一部というよりも、併殺打を打って打線の邪魔をしないでほしいという風に見えます。
打てる捕手というのは近年珍しい存在なので、捕手が打てなくてもそんなにチーム力に差は生まれません。
ただ、逆に考えると捕手が打てればチームにとってかなりのストロングポイントです。
ここ最近二遊間を守る野村勇選手が覚醒してとんでもないことになっていますが、彼のようなスペシャルな活躍をするセンターラインの選手が現れると他チームとの戦力差がガッと開きます。
広島の坂倉将吾選手ぐらい打てる捕手が現れたらホークスがまた一歩最強チームに近づきます。
打撃と同じくらい気になるのが盗塁阻止率。
チーム盗塁阻止率.125は物足りません。(2025/6/6時点)
盗塁阻止は投手との共同作業なので捕手だけに責任があるとは言えませんが、それにしても低すぎます。
ドラフト候補の強肩捕手をピックアップしてみたりもしました。
相手選手が塁に出るとすぐ走られてしまう状況なので、何とかシーズン終了までには改善したいところです。
弱点その2
私が思うホークスの弱点その2は「右の生え抜き日本人エース不在」です。
有原航平投手や上沢直之投手。
現在のホークスの先発ローテーションには外部補強の戦力が欠かせません。
なぜ外部からの戦力補強をするかというと、そこの戦力が不十分だからです。
特に右の先発投手。
左はいます。
先発ローテーションの一角として回っている大関友久投手、前田純投手、松本晴投手。
近い内に一軍で投げ始めるであろう前田悠伍投手。
当然エースのモイネロ投手もそうです。
左に関しては活きの良い若手から絶対的エースまで、他球団が羨ましくなるくらいの戦力が整っています。
ただ、右の先発はいません。
スチュワート投手は怪我、大津亮介投手は不調で未だ一軍先発ローテーションに割り込めず。
このまま新戦力が出てこないようだと、有原投手や上沢投手の力が落ちてきたときに、再び外部補強に頼ることになります。
村上泰斗投手、井﨑燦志郎投手、藤原大翔投手。
この辺の世代が一段階も二段階もレベルアップして、千賀滉大投手や武田翔太投手が一軍に出始めたころの輝きを見せてくれるようだと非常に頼もしいです。
弱点その3
私が思うホークスの弱点その3は「守護神」です。
オスナ投手が守護神で納得しているホークスファンはおそらく一人もいません。
オスナ投手は4年総額40億円規模の超大型契約を2023年オフに結び、今季はその2年目。
球団としては彼を起用せざるを得ないという状況なのでしょう。
2024年度はコンディション不良もありながら39登板で防御率3.76。
2025年度はここまで22登板で防御率4.09。(2025/6/6時点)
この成績で配置転換を全くしない小久保監督もある意味凄いです。
守護神は誰にでも務まるポジションではありません。
「この投手が打たれたら仕方ない」
チーム全体からそう思われる存在が適任です。
今のメンバーを見渡して、守護神を託すとすれば松本裕樹投手、杉山一樹投手、藤井皓哉投手の3択。
それぞれお試ししてみて守護神適性を確かめる必要があります。
もしくはこの投手に託すと決めて、数試合落としてもいいから守護神として起用し続ける必要があります。
手っ取り早いのは2024年オフにNPB最強クローザー、ライデルマルティネス投手を獲得することでしたが、もう過ぎた話なのでどうにもできません。
小久保監督がどのタイミングでオスナ投手を配置転換するのか、また新守護神は誰になるのか。
近々注目です。
弱点その4
私が思うホークスの弱点その4は「他球団への戦力の流出」です。
ホークスの弱点は探しても無いんですよね。
今のところ頑張って3つだけです。
「怪我人が多い」って書こうと思いましたがどこのチームも怪我人には悩まされてます。
ただホークスだけの弱点は何かと考えた時に、最後に1つ思い浮かびました。
それは元ホークス選手の存在です。
現在ホークスを除くNPB11球団には26名の元ホークス選手がいます。(2025/6/6時点)
移籍方法は様々ですが、戦力が溢れすぎて手放すことになった選手が多数います。
2025年度オフシーズンも「まさかこの選手が!?」という退団が出てくるでしょう。
その選手がホークスのライバル球団へ移ることで、ホークスにとっては脅威となります。
戦力が分厚い故の悩みですね。
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