2024年ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから育成十一巡目指名を受けた千葉経済大学附属高校の木下勇人選手。
50m6.1秒の走力が武器の俊足外野手です。
そんな木下選手のプロ1年目に期待することが今回のテーマです。
足のスペシャリスト
木下選手は足でプロ入りを勝ち取った選手。
一塁到達タイム4.2秒前後、セーフティバントで3.8秒強のスピードを持ちます。
ホークスは過去にも舟越秀虎選手や周東佑京選手、緒方理貢選手、佐藤航太選手等、俊足が武器の内外野手を数多く育成指名してきました。
ホークスらしい指名だと言えます。
この足が将来的にどのような形でホークスの武器になるのか。
非常に楽しみです。
2010~2023年の高卒育成ドラ11外野手
木下選手は高卒育成ドラ11外野手。
ということで、同じく2010~2023年に育成ドラフト11位で指名された高卒外野手を調べてみました。
2022 佐藤航太
2022年ドラフトでソフトバンクから育成11位指名を受けた佐藤航太選手。
八戸学院光星高校時代は50m5.9秒の快足と公式戦通算6本塁打の強打を武器に注目を集めました。
プロ入り後2年間の非公式試合打撃成績がこちら。
特に目立った成績は残せていません。
ただプロ入り後2年間の二軍成績がこちら。
プロ2年目とは思えない二軍成績を残し、後半戦は二軍のレギュラーに定着しました。
3年目の2025年シーズンはさらなる飛躍が期待されます。
木下選手に期待すること
2010~2023年の高卒育成ドラ11外野手は佐藤選手1人だけ。
その佐藤選手は非公式試合よりも二軍戦の方が結果が残る非常に珍しいタイプの選手でした。
木下選手もできるなら同じようにアピールしていきたいところです。
以上を踏まえて、木下選手のプロ1年目に期待することは「怪我無く三軍のレギュラー」です。
今のホークスは外野手が飽和状態。
三軍でレギュラーを掴むことすら至難の業です。
ただ、1年目から三軍でメインを張れるようでないと、2年目3年目に繋がりません。
次から次に新しい選手が入ってきます。
その三軍のレギュラーを掴むために、まずは足でアピールすることになるのかなという気がします。
2023年度は舟越秀虎選手が非公式試合で68個も盗塁を決めましたが、木下選手もそれぐらいのアピールができれば、打てなくてもある程度は起用されるはずです。
足でアピールすることは良いことですが、それが支配下登録に直結しないのも事実。
最終的に求められるのは打撃です。
だからプロ1年目に期待することにあえて盗塁数を挙げませんでした。
レギュラーは打撃走塁守備の全てが高い基準にある選手が選ばれます。
そういった選手を目指してほしいです。
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