2024/12/23、ホークス三森大貴選手(25)とベイスターズ濱口遥大投手(29)の交換トレードが成立しました。
今回はこのトレードについて私見を述べます。
ベイスターズの狙い
今回のトレードでのベイスターズの狙いはズバリ「若返り」です。
内野手は一塁手オースティン選手、二塁手牧選手、三塁手宮﨑選手、遊撃手森選手とこれからの選手も含めてしっかりレギュラーを張れる選手が揃っています。
ただオースティン選手は2025年度で34歳、宮﨑選手は2025年度で37歳を迎えるということでそろそろ若返りが必要です。
三森選手はホークスでは主に二塁や一塁を守り、2024年度は起用の幅を広げるために外野にも挑戦していました。
2022年,2023年度に関しては、若くしてホークスのセカンドのレギュラーとして出場していた選手。
十分ポジション争いに入っていけるでしょう。
投手力の強化も急務という中で、濱口遥大投手を放出してまで獲得したかった野手ということでしょう。
ホークスの狙い
今回のトレードでのホークスの狙いはズバリ「第2先発の強化」です。
投手野手共に完璧な戦力が揃っていると思われた中で、日本シリーズではまさかの敗戦。
その大きな理由は、第2先発が整っていなかったからです。
スチュワート投手が4回で降板して、二番手の大津投手がまさかの乱調。
あそこでシリーズの流れが大きく変わりました。
先発中継ぎ中ロング何でもこなす石川柊太投手がチームを去ったことにより、その役割の選手は間違いなく必要になります。
武田翔太投手、板東湧梧投手、上茶谷大河投手、そして大山凌投手のようにある程度経験のある第2先発候補はいるものの、その層をさらに厚くしておきたいという狙いがあったのでしょう。
加えて濱口投手は2017年の日本シリーズ対戦時に抑え込まれた投手。
もし2025年度もベイスターズと日本シリーズで対戦することになった際に、濱口投手と対戦したくないという考えもあると思います。
それを実現させるために、三森大貴選手放出という大きな選択をしました。
濱口投手が一軍の戦力になれば、左の中継ぎ&中ロングとして貴重な存在になります。
個人的見解
今回のトレードについて、どちらのチームが良かったのかは後になって分かること。
ただ、現時点でどちらのチームが良いかを判断すると、私はベイスターズの方が得をしてると思います。
というかホークス側がかなり損をしてます。
現時点でホークスのセカンドのレギュラーは定まっていません。
牧原大成選手、ダウンズ選手、野村勇選手、廣瀨隆太選手、川瀬晃選手等、もちろん候補はたくさんいますが。
三森選手はホークスの20代選手の中で、二塁手として一番多く試合に出場していました。
将来的な部分を考えた時に、「ホークスの顔」になる可能性を秘めています。
そんな選手を放出したということで、長期的に見ると非常に痛いです。
2024年オフは同じく二塁をメインポジションとする仲田慶介選手もリリース。
ただただ呆れてしまいます。
ベイスターズに関しては29歳でここ数年結果を残せていない投手を放出して、25歳でこれから主力を担う可能性のある内野手を獲得できたので言うことありません。
濱口投手放出の痛さよりも、三森選手加入の旨味の方が勝ってます。
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