今回のテーマは少し早いですが「2025年に新しく国内FA権取得見込みの選手一覧」です。
2025年中に新しく国内FA権を取得する可能性のある選手をまとめてみました。
※既にFA権を行使したことがある選手、現時点でFA権を持っている選手を除きます。
福岡ソフトバンクホークス
ホークスは新たに国内FA権取得見込みの選手がいませんでした。
オリックスバファローズ
オリックスは4名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
山岡泰輔
山岡投手は一軍登録残り106日で国内FA権取得です。
フルシーズン一軍で活躍すれば達成します。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数6,防御率3.38,投球回数5.1,被打率.250,奪三振率8.44,与四死球率1.69,WHIP1.13
2024年シーズン中にも国内FA権を取得する可能性はありましたが、2024年シーズンは怪我の影響でプロ入り後最小となる6試合の一軍登板に留まりました。
しかも全て中継ぎ登板です。
2025年シーズンは評価を上げるべく、非常に大事なシーズンとなります。
2024年シーズンの山岡投手の年俸ランクは補償が必要なBランク、そして2025年シーズンもオリックス球団はFAを見越してこのBランクを維持するものと思われます。
山田修義
山田投手は一軍登録残り51日で国内FA権取得です。
怪我無くプレーすれば十分達成します。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数50,防御率2.08,投球回数43.1,被打率.197,奪三振率9.14,与四死球率3.74,WHIP1.06
山田投手にとってキャリアハイのシーズンとなりました。
もし今季2024年シーズンにFA権を取得していたら、33歳という年齢的な部分はあるにしても、年俸ランクがCランクなので争奪戦が繰り広げられていたでしょう。
オリックス球団としては、さすがに2026年には35歳になるからFA宣言しないだろうという考えでCランクのままにするか、FA宣言するかもしれないからBランクにするかでおそらく悩むはずです。
それだけ悩ませることができた時点で、山田投手にとって今季の活躍は非常に大きいです。
井口和朋
井口投手は一軍登録残り91日で国内FA権取得です。
しっかり一軍の戦力として走り切れたら達成します。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数32,防御率4.18,投球回数32.1,被打率.254,奪三振率6.96,与四死球率3.62,WHIP1.24
THE普通の成績です。
この成績じゃ欲しがる球団は無いでしょう。
ただ年俸ランクは補償が不要のCランクなので、2025年シーズンの活躍次第で評価は大きく変わります。
福田周平
福田選手は一軍登録残り120日で国内FA権取得です。
フルシーズン一軍で活躍すれば達成します。
2024年度の一軍成績がこちら。
打席数261,打率.232,本塁打1,打点13,出塁率.314,長打率.281,OPS.594,得点圏打率.262
正直、この成績をまた残しても勝負できません。
来季が33歳のシーズンになるので、爆発的な成績を残したいところです。
年俸ランクは補償が不要のCランク。
持ち前の粘り強い打撃で高い出塁率を残せるでしょうか。
埼玉西武ライオンズ
西武は1名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
髙橋光成
髙橋投手は一軍登録残り79日で国内FA権取得です。
普通に投げていれば達成可能な数字です。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数15,防御率3.87,投球回数81.1,被打率.295,奪三振率6.75,与四死球率3.32,WHIP1.45
メジャー志向が強い髙橋投手。
ただ2024年シーズンはその気持ちが空回りして思うような結果が残せませんでした。
2021年から3年連続二桁勝利を挙げていたものの、2024年はまさかの0勝。
ライオンズのエースとして相応しくない成績です。
来季に向けて間違いなく燃えているでしょう。
年俸ランクは補償が必要なAランク。
NPBでのFA移籍を考えているのであれば、補償が必要になってくることも踏まえ、それ相応の成績を残さなければなりません。
千葉ロッテマリーンズ
ロッテは4名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
国吉佑樹
国吉投手は一軍登録残り42日で国内FA権取得です。
普通に投げていれば達成可能な数字です。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数41,防御率1.51,投球回数41.2,被打率.214,奪三振率4.54,与四死球率3.24,WHIP1.03
ベイスターズ時代は最速161キロの速球を武器に三振は多いものの、その分四球も多い若々しい投球を披露。
ただ、マリーンズに移籍すると三振は減った分、四球で崩れることは少なくなりました。
年俸ランクは補償が不要なCランク。
来季は34歳になるシーズンということで、FA宣言する可能性は低めですが、成績次第では十分可能性はあります。
藤岡裕大
藤岡選手は一軍登録残り123日で国内FA権取得です。
フルシーズン一軍で活躍すれば達成します。
2024年度の一軍成績がこちら。
打席数369,打率.256,本塁打5,打点29,出塁率.354,長打率.353,OPS.706,得点圏打率.214
2023年、2024年と2年連続でOPS.700越えを達成。
ショート&セカンドという高い守備力が求められるポジションを安定して守れる。
魅力的な選手であることは間違いありません。
懸念点は31歳という年齢と、補償が必要なBランク選手ということ。
補償を出してもいいから欲しいと思われるぐらいの成績を残す必要があります。
おそらく2024年オフも近藤健介選手との自主トレでさらなる打撃力向上を図ります。
ソト
ソト選手は一軍登録残り145日で国内FA権取得です。
フルシーズン一軍で活躍すれば達成します。
2024年度の一軍成績がこちら。
打席数542,打率.269,本塁打21,打点88,出塁率.330,長打率.450,OPS.780,得点圏打率.321
自慢の長打力は健在。
投高打低のこの時代に21本塁打を放ち、チームのリーグ3位に大きく貢献しました。
もし2025年シーズンもフルで活躍するようだと、2026年シーズンは国内FA権を取得するとともに、日本人枠になります。
日本人枠でソト選手が起用できるのはアドバンテージでしかないので、12球団による大争奪戦も予想されます。
年俸ランクはAランク。
ただ外国人選手なのでFA宣言せずに他球団と交渉できます。
つまりソト選手次第で補償が不要になるということです。
バレンティン選手がヤクルトからソフトバンクへ移籍した際も、まさにこのパターンでした。
石川慎吾
石川選手は一軍登録残り142日で国内FA権取得です。
フルシーズン一軍で活躍すれば達成します。
2024年度の一軍成績がこちら。
打席数93,打率.211,本塁打1,打点5,出塁率.237,長打率.278,OPS.514,得点圏打率.174
2023年シーズンは素晴らしい打撃成績を残したものの、2024年は一軍で同様の数字を残すことができませんでした。
ただ二軍では打率.332、得点圏打率.451と圧倒的な数字を残しておりまだまだ力は衰えていません。
守備力に強みがある選手ではないので、とにかく打って存在感をアピールしていきたいところです。
年俸ランクは補償が不要なCランク。
活躍次第で争奪戦もあり得ます。
東北楽天ゴールデンイーグルス
楽天は1名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
辰己涼介
辰己選手は一軍登録残り145日で国内FA権取得です。
しっかりフルで働ければ達成します。
2024年度の一軍成績がこちら。
打席数597,打率.294,本塁打7,打点58,盗塁20,出塁率.353,長打率.419,OPS.772,得点圏打率.323
ゴールデングラブ賞の常連であり、それに加えて2024年シーズンは158安打で最多安打のタイトルを獲得。
走攻守全てを兼ね備えたプレイヤーです。
年俸ランクは補償が必要なBランク。
もしも彼がFA宣言したら争奪戦は必至です。
北海道日本ハムファイターズ
日本ハムは2名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
玉井大翔
玉井投手は一軍登録残り50日で国内FA権取得です。
普通に投げていれば達成可能な数字です。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板無し
プロ1年目から常に日本ハムのブルペンにおり、2021から2023年にかけては3年連続50試合登板の安定感。
2024年シーズン中にも国内FA権を取得するかと思われていたものの、腰のヘルニアを発症したことで2024年シーズンはまさかの一軍登板0に終わりました。
年俸ランクは補償が必要なBランク。
2025年シーズンでの活躍次第で評価は大きく変わります。
松本剛
松本選手は一軍登録残り136日で国内FA権取得です。
フルで一軍に居続けなければ達成できない数字です。
2024年度の一軍成績がこちら。
打席数486,打率.236,本塁打1,打点19,盗塁20,出塁率.279,長打率.288,OPS.568,得点圏打率.190
2022年シーズンには打率.347で首位打者のタイトルを獲得しチームの顔になりましたが、2023年2024年と徐々に成績を落としました。
年俸ランクはAランクもしくはBランク。
補償を出してもいいから欲しいと他球団から思われるためには、2022年のような活躍が求められます。
松本選手は2025年シーズンにどのような成績を残すでしょうか。
読売ジャイアンツ
巨人は3名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
中川皓太
中川投手は一軍登録残り133日で国内FA権取得です。
フルで一軍に居続けなければ達成できない数字です。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数15,防御率8.76,投球回数12.1,被打率.352,奪三振率5.11,与四死球率2.19,WHIP1.78
2024年シーズンは左膝痛の影響もあり、思ったような球が投げられず最悪のシーズンになりました。
年俸ランクはおそらく補償が必要なBランク。
普通の成績を残しても他球団は手を挙げてくれません。
50試合登板で防御率2点台という成績を残せば、貴重な左の中継ぎですし補償を出してでも欲しいという球団は現れるはずです。
吉川尚輝
吉川選手は一軍登録残り129日で国内FA権取得です。
フルで一軍に居続けなければ達成できない数字です。
2024年度の一軍成績がこちら。
打席数602,打率.287,本塁打5,打点46,盗塁12,出塁率.341,長打率.377,OPS.718,得点圏打率.274
スピードを活かした広い守備範囲が持ち味の選手ですが、打撃成績も安定しており、攻守に存在感を発揮できる選手です。
2024年シーズンは主に3番打者としてチームを牽引し、リーグ優勝に導きました。
年俸ランクは補償が必要なBランク。
彼がFA宣言すれば間違いなく手を挙げる球団は現れます。
岡本和真
岡本選手は一軍登録残り69日で国内FA権取得です。
普通にやれば達成できます。
2024年度の一軍成績がこちら。
打席数611,打率.280,本塁打27,打点83,出塁率.362,長打率.501,OPS.863,得点圏打率.286
岡本選手はNPBというよりもMLBを意識している選手。
2024年オフにもポスティングによるメジャー移籍が噂されています。
ただ、もし2025年オフに国内FA権を行使するとなれば、争奪戦は必至です。
ブレイクした2018年以降、7年連続20本塁打&OPS.800以上の怪物打者。
レフト、サード、ファーストを守れるユーティリティー性。
どこのチームも欲しいはずです。
因みに年俸ランクはもちろん補償が必要なAランクです。
阪神タイガース
阪神は3名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
青柳晃洋
青柳投手は一軍登録残り72日で国内FA権取得です。
普通にやれば達成できます。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数12,防御率3.69,投球回数61,被打率.286,奪三振率5.16,与四死球率3.98,WHIP1.43
青柳投手は2024年オフにポスティングによるメジャー移籍を目指しています。
マイナー契約でもアメリカに渡るということで、移籍は間違いないです。
仮に2025年シーズンもNPBで投げることになった場合、青柳投手の年俸ランクはおそらくBランク。
2023年、2024年と成績が奮っていないので、ここから評価を上げていく必要があります。
最優秀防御率のタイトルを獲得した2022年のような成績を残すことができれば、大争奪戦間違いなしです。
植田海
植田選手は一軍登録残り103日で国内FA権取得です。
一軍に居続けなければ達成できない数字です。
2024年度の一軍成績がこちら。
打席数11,打率.273,本塁打0,打点3,盗塁4,出塁率.273,長打率.455,OPS.727,得点圏打率1.000
少ない打席でしっかりと結果を残しました。
植田選手は基本的に代走&守備固めの選手。
評価は難しいです。
分かりやすい評価にするためにはレギュラーにならなければなりません。
年俸ランクは補償が不要なCランクなので、2025年シーズンの活躍次第では一気に評価が高まります。
近本光司
近本選手は一軍登録残り145日で国内FA権取得です。
フルで試合に出続けたら達成します。
2024年度の一軍成績がこちら。
打席数639,打率.285,本塁打6,打点45,盗塁19,出塁率.365,長打率.363,OPS.728,得点圏打率.321
絶対的な阪神の正センター。
ゴールデングラブ賞&ベストナインの常連。
5度の盗塁王と1度の最多安打。
6年のプロ生活で数々のタイトルを獲得しています。
年俸ランクはもちろんAランクですが、仮に近本選手が2025年オフにFA宣言すると争奪戦は間違いありません。
彼を獲得したチームは1年間1番打者ががっちり固定できます。
中日ドラゴンズ
中日は2名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
小笠原慎之介
小笠原投手は一軍登録残り114日で国内FA権取得です。
怪我無くやれば達成できます。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数24,防御率3.12,投球回数144.1,被打率.270,奪三振率5.11,与四死球率1.62,WHIP1.20
小笠原投手は2024年オフにポスティングによるメジャー移籍を目指しています。
現時点では2025年オフに国内FA権を行使するということは考えていないでしょう。
気持ちはアメリカです。
ただ、もしFA権を行使すれば、年俸ランクは補償の必要なBランクですが獲得を目指す球団は現れます。
4年連続で規定投球回に到達した計算ができる投手を他球団がほっとくはずがありません。
柳裕也
柳投手は一軍登録残り83日で国内FA権取得です。
普通にやれば達成できます。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数13,防御率3.76,投球回数67,被打率.287,奪三振率4.57,与四死球率2.69,WHIP1.42
2024年シーズンは思ったような成績が残せませんでしたが、キャリア全体を見渡すと素晴らしいです。
特に2021~2023年にかけては中日のエースに相応しい投球を披露しました。
年俸ランクは補償が必要なBランク。
2025年シーズンで復活すれば間違いなく争奪戦になります。
東京ヤクルトスワローズ
ヤクルトは1名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
高梨裕稔
高梨投手は一軍登録残り67日で国内FA権取得です。
普通にやれば達成できます。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数8,防御率4.14,投球回数37,被打率.297,奪三振率9.00,与四死球率2.19,WHIP1.41
日本ハムの2016年に新人王を獲得して以降、なかなか目立った活躍ができていない高梨投手。
正直、ヤクルトにいたからこの年まで野球ができてます。
来季の契約があるかも微妙な所ですが、もし来季の契約を勝ち取れたなら巻き返しを図りたいところです。
年俸ランクは補償が不要なCランク。
再び新人王の頃の輝きを取り戻せたら、FA戦線に名乗りを上げる可能性は十分あります。
2025年は34歳のシーズンになるので、普通の成績を残しただけでは難しいです。
横浜DeNAベイスターズ
DeNAは3名が新たに国内FA権を取得する可能性があります。
濵口遥大
濵口投手は一軍登録残り115日で国内FA権取得です。
1年間投げ通せたら達成できます。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数11,防御率3.25,投球回数52.2,被打率.249,奪三振率7.69,与四死球率5.13,WHIP1.44
これまでのプロ8年間はずっと先発として挑戦を続けてきましたが、2025年シーズンでは中継ぎで勝負をかけます。
150キロ近いストレートがあり、決め球のチェンジアップもあるので、中継ぎもしくは中ロングとしてハマりそうな気はしてます。
年俸ランクは補償が不要なCランク。
楽天の酒居知史投手のように、安定した結果を残しているCランク中継ぎ投手は需要が高いです。
濵口投手も酒居投手のようになれるでしょうか。
神里和毅
神里選手は一軍登録残り128日で国内FA権取得です。
1年間一軍に居続けたら達成できます。
2024年度の一軍成績がこちら。
打席数25,打率.130,本塁打0,打点0,盗塁2,出塁率.200,長打率.130,OPS.330,得点圏打率.000
二軍では打率.297,OPS.790と一定の成績を残せたものの、それを一軍の舞台で発揮することができませんでした。
プロ1年目~3年目の勢いがここ4年は失われており、その間にどんどん活きの良い若手外野手が出てきている状況。
神里選手にとっては2025年シーズンがプロ野球人生を懸けた勝負の年になります。
もしレギュラーポジションを掴み、1年間戦い抜くようなことがあれば、年俸ランクは補償が不要なCランクなのでFA宣言すれば獲得を検討する球団は現れます。
関根大気
関根選手は一軍登録残り133日で国内FA権取得です。
1年間一軍に居続けたら達成できます。
2024年度の一軍成績がこちら。
打席数142,打率.227,本塁打0,打点4,盗塁2,出塁率.298,長打率.242,OPS.540,得点圏打率.212
2021~2023年は100試合以上に出場し、2023年に関してはキャリア初の規定打席に到達。
ただ2024年は若手の台頭もあり、79試合出場に留まりました。
関根選手も神里選手と同様、2025年がプロ野球人生を懸けた勝負の年になります。
年俸ランクは補償が不要なCランクなので、FA宣言すれば成績次第で獲得を検討する球団は現れます。
広島東洋カープ
カープは新たに国内FA権取得見込みの選手がいませんでした。
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