福岡ソフトバンクホークスの澤柳亮太郎投手、古川侑利投手、渡邊佑樹投手が来季の戦力構想から外れていることが明らかになりました。
今回はこの3名の構想外報道について私が率直に思うことを述べていきます。
澤柳亮太郎
2023年ドラフト5位でホークスに入団した澤柳亮太郎投手。
プロ1年目の今季は即戦力投手として存在感を示しました。
一軍では11試合に登板し、防御率3.38,WHIP1.03。
二軍では11試合に登板し、防御率1.93,WHIP0.79。
本当に申し分ない成績です。
この成績で構想外になるのは本来あり得ません。
ただ8/10楽天戦で右肘を負傷した影響でトミージョン手術を受け、復帰まで1年~1年半。
来季は登板できないということで、枠を1つ空ける為に渋々構想外となりました。
支配下選手の構想外予想でも澤柳投手の名前を挙げていました。
この構想外で最も懸念していることは、ホークスが育成契約を結び直す前に他球団に取られることです。
再来年働いてくれたらいいという理由で、ヤクルトあたりが声をあげそうな気もしてます。
ホークスとしては怪我が完治したら支配下に必ず復帰させるという条件をしっかりつけて、澤柳投手と再契約すべきです。
古川侑利
2022年度の現役ドラフトでホークスに入団した古川侑利投手。
2023年度は開幕一軍の座を勝ち取りながらなかなか登板機会に恵まれず育成契約。
2024年度は開幕前に支配下を勝ち取りそうなところまでいくものの、最後の一押しができず。
今季の最後の方は状態が良かったものの、その状態を1年間キープすることができず。
このような理由で今季構想外になってしまいました。
年齢的な部分も大きいです。
古川投手は来季で30歳。
ベテランの域に差し掛かります。
若手選手と同じような成績を残していたら、若手が優先起用されるのは当然のことです。
それは古川投手も分かっていたでしょう。
7月の支配下期限で支配下に選ばれなかった時点で覚悟はしていたと思います。
ただそこで何もかも諦めなかったことは評価に値します。
後半戦は古川投手の力が無ければファーム優勝を勝ち取れていないという程、勝利に貢献してくれました。
ファーム優勝を決めた試合では守護神を務めていたほどです。
能力的には全然まだやれますし、中継ぎで困っているチームがあれば戦力として活躍してくれるはずです。
渡邊佑樹
2022年度オフにイーグルスを戦力外になってからホークスに入団した渡邊佑樹投手。
貴重な中継ぎ左腕として期待されていました。
2023年度は二軍戦21試合に登板し、防御率3.15,WHIP0.95。
2024年度は二軍戦31試合に登板し、防御率2.01,WHIP1.28。
本当にまずまずの成績を残してます。
ただ、古川投手と同様、来季30歳を迎える投手がまずまずな投球ではダメなんです。
若手投手を凌駕する圧倒的な成績を残さなければなりません。
また、今季に関してはチーム最多被弾となる5本の被本塁打を記録しました。
勝負所でしっかりコースに投げ切れなかった印象です。
12球団を見渡しても左の中継ぎが少ないホークスで構想外になったということで、次の移籍先を探すのは難しいというのが率直な感想ですが、どうなるでしょうか。
コメント
今回出た3人の戦力外の中で、渡邉佑樹投手はまだやれるんじゃないかと少し思いました。年齢的に厳しい部分があっても左腕の中継ぎがホークスは不足している気がします。今シーズンは長谷川投手とヘルナンデス投手の2人がブルペンを支え、終盤には田浦選手や松本晴選手、三浦選手も中継ぎで起用されていましたが、松本晴選手と三浦選手は先発がメインになってくることになると思いますし、ヘルナンデス投手は、契約満了で残留が確定ではないなどのことを考えると残してもよかったのではとも思ってしまいます💦。まぁ、若い育成には大城選手もいるのでやはり厳しかったでしょうか
12球団どこもそうですが決断が早いですよね。毎年毎年選手が入ってくる分の枠を作らなければならないので、致し方ない部分もあると思います。左の中継ぎでは、エラルさんが述べられた大城投手の他に佐藤琢磨投手の存在感が高まっていきそうな気がします。