2024/9/21、福岡ソフトバンクホークスvs東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍公式戦が行われました。
結果は3-2でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては9月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
序盤はモイネロ投手が四球を連発するなどホークスにとっては厳しい試合展開。
ただ、そこを最少失点に抑え、投手陣は最後まで自分の仕事を全う。
そして、9回2死一二塁で柳町達選手が逆転サヨナラタイムリー。
たった1球で試合をひっくり返しました。
この1勝は非常に大きいです。
このまま優勝まで突き進むだけです。
9/22の先発はホークスが大津投手、イーグルスが高田投手。
高田投手は今季一軍初先発。
大津投手が前回登板のような快投を披露すれば、間違いなく勝利に近づくでしょう。
投手
モイネロ
モイネロ投手は6回2失点の投球でした。
全110球の内、ストライク67ボール43。
印象としては「調子が悪い中でQS達成」です。
今回のモイネロ投手は制球に苦しみました。
2回までに4四球、結局5四球。
20球以上投げた回は、1回2回4回5回。
打線に良い勢いを持ってくることができませんでした。
それでも粘って投げ、QS(6回3失点以内)を達成したのは流石です。
悪い時でも悪いなりの投球ができるのが一流投手。
次回登板ではモイネロ投手らしい快投を期待しましょう。
岩井俊介
岩井俊介投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク10ボール2。
印象としては「丁寧な投球」です。
150キロ以上のストレートがあり、キレのある変化球も持っている岩井投手なので、大胆に投げても良かったとは思いますが、イーグルスが1番からの好打順ということで丁寧に投げていきました。
丁寧にコースを突きながらも、ストライク先行の投球ができたのが良かったです。
来季は先発と中継ぎのどちらで勝負するのでしょうか。
チーム状況次第でどちらでも可能なので、非常にありがたい存在です。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク7ボール7。
印象としては「投げ切った四球」です。
先頭の浅村選手には追い込んでから低めのフォークを連投するも振ってもらえませんでした。
あれだけ完璧なコースに投げ切って振ってくれないのであれば仕方ありません。
浅村選手の調子が良い、もしくは追い込むまではストレートしか投げてこなかったから追い込んでからはストレートは無いと割り切っていたのでしょうか。
次の安田選手にはフォークでしっかり三振を奪えていたので、フォークのキレは十分あります。
9回の守護神を任されたり、今回は1点ビハインドの展開を任されたりと、起用の幅が広い杉山投手。
現在のブルペン陣の中で、彼以上に信頼を置ける投手はいません。
尾形崇斗
尾形崇斗投手は1回無失点の投球でした。
全16球の内、ストライク9ボール7。
印象としては「頼もしい」です。
スライダーで空振りを奪う場面はあったものの、ほとんどがストレート。
150キロ中盤のストレートをコースに投げられると打者はそうそう打てません。
ボール先行になっても真ん中に投げないので安心して見ることが出来ました。
シーズン終盤の大事な時期に調子を上げてくれた尾形投手の存在は非常に大きいです。
最後、石原選手を見逃し三振に打ち取った低めのストレートは、甲斐拓也捕手のフレーミングがあってのものです。
野手
ホークス選手の9月一軍打撃成績がこちら。(2024/9/21時点)
<スタメン>
<スタメン外>
7回裏に山川穂高選手の通算250号となる本塁打。
9回裏に柳町達選手の劇的な逆転サヨナラタイムリー。
得点力が問題視されている中で、何とか打線が点を取れました。
そんな中で気になる存在が1人。
中村晃選手です。
今試合の成績は4打数0安打。
この結果自体は仕方ないです。
ただ、彼が5番という打順に入って、4番山川選手が4打席の内3打席で四球(内2つは申告敬遠)という状況を私は問題視してます。
日本球界最強打者の近藤健介選手と比較するのは間違っていますが、近藤選手が5番に座っていたらまずこんなことはあり得ません。
9回1死一二塁で彼に打席が回ってきた時、私はふとこんなことを思いました。
この打席が中村選手の今後の野球人生を決める大事な一打席になるのではないかと。
結果は9球粘ったものの空振り三振。
ポイントゲッターである3番栗原陵矢選手に犠打をさせてまで中村選手に回したチャンスを活かすことができませんでした。
今後、中村選手がどういう選択をするのか分かりません。
引退してコーチになるのか、他球団でプレー続行するのか。
ただ、少なくとも来季のホークス選手に中村選手の名前が無いことはほぼほぼ確実です。
中村選手クラスの選手であれば、シーズン終了後に構想外を言い渡されるのではなく、もう今ぐらいには言い渡されていると思います。
なぜならシーズン終了後に構想外を言い渡されると引退試合が出来ないからです。
ホークスで来季もプレーするということになればそれはただの忖度です。
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