2024/7/21、福岡ソフトバンクホークス四軍対大分B-リングスの交流試合が行われました。
結果は5-0でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については7月の四軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
松本晴
松本晴投手は5回無失点の投球でした。
全65球の内、ストライク49ボール16。
印象としては「徐々に修正」です。
松本投手の一番良い球はストレート。
この球をどう活かすかが配球の鍵です。
初回の先頭打者と2番打者の対しては、カウント球でこのストレートを使いました。
追い込んだ後にスライダーで三振を奪う配球です。
ただこのスライダーを1番打者にはうまく拾われセンター前ヒット。
2番打者にはスライダーを見切られ四球。
ここから配球パターンを変えていきました。
スライダーの投球割合を明らかに減らし、カーブやフォーク,チェンジアップ系の球を増やしました。
決め球にはストレートもしくはフォーク。
自信のある球を最後に持ってくる配球です。
これが上手くハマり、5回を65球の省エネ投球。
先発として良いアピールになりました。
4回に単純な制球ミスで四球を出してしまった場面があったので、そういった細かい部分も突き詰めて、さらなる信頼を勝ち取ってもらいたいです。
木村大成
木村大成投手は2回無失点の投球でした。
全26球の内、ストライク17ボール9。
印象としては「真ん中から高めに集まる」です。
全体的に球が高く、長打を喰らいかねない危なっかしい投球でした。
それでも球の力で押せていたのか、真ん中のストレートでもファールがしっかりと取れていました。
おそらく二軍一軍だとしっかり捉えられています。
もう一段階上の制球力は必要です。
ただ、追い込んでからのスライダー,カーブ系の球は落差が大きく素晴らしかったです。
あの球を追い込んでからではなく、カウント球でも使えたらかなりの強みになります。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は1回無失点の投球でした。
全21球の内、ストライク10ボール11。
印象としては「支配下登録厳しい」です。
四球、暴投、また四球。
走者を溜めてからライト線ギリギリのファールもありました。
内容はかなり悪いです。
前回登板の悪夢からまだ立ち直れていません。
ただ悪いなりにもヒットを打たれなかったこと、アウト3つの内2つを三振で取れたこと、無失点で抑えたことを自信にして次の登板に活かしてほしいです。
田浦文丸
田浦文丸投手は1回無失点の投球でした。
全9球の内、ストライク5ボール4。
印象としては「復帰2戦目」です。
前回の復帰登板に引き続き、まずまずの投球を見せてくれました。
全9球の投球割合はストレート4球、スライダー4球、チェンジアップ1球。
チェンジアップは抜けてしまいましたが、ストレートとスライダーでは空振りを奪う場面が見られました。
これから1球1球の精度を更に上げていく作業に入っていくと思われます。
野手
ホークス選手の7月四軍打撃成績がこちら。(2024/7/21時点)
<スタメン>
<スタメン外>
ランダウンプレーを仕掛けたり、重盗を仕掛けたりと、走塁面で様々な攻撃パターンを見せてくれました。
こういったいろんなことを試せるのが四軍戦ならではです。
今試合で複数安打を放ったのは加藤晴空選手と佐藤航太選手。
加藤選手は3打数2安打2死球。
打ったことよりも、死球がかなり痛そうだという印象が最後の方は強くなりました。
佐藤選手は5打数2安打。
最初のヒットはサードへの内野安打。
やはり足が速いのは大きな武器です。
守備では途中出場でセカンドを守った伊藤大将選手がセンターに抜けそうな打球に追いつき、一塁走者をセカンドでアウトにするにする素晴らしいプレーがありました。
守備範囲の広さ、守備での安定感、ユーティリティ性は申し分ないのであとは打つだけです。
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