2024/7/15、福岡ソフトバンクホークスvs千葉ロッテマリーンズの一軍公式戦が行われました。
結果は8-5でマリーンズが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては7月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
チーム状況が悪い時はこういうものです。
打線が5点取ると、投手は8点取られる。
投手が3点で抑えると、打線は1点しか取れない。
選手は誰一人として負けようとしている選手はいません。
今登板で3四球を与えた杉山投手ももちろんそうです。
だからこそ今は我慢の時。
ここで当たり前のプレーを当たり前にできなくなるようだと、ホークスは一気に落ちていきます。
そういった意味では、最後セーブシチュエーションまで持ち込み相手守護神の益田投手を投げさせることができ、守備では数多くの好プレーが生まれ尚且つノーエラーという部分は良かったんじゃないかなと思います。
7/16の先発はホークスが有原投手、マリーンズがメルセデス投手。
ホークスとしては絶対に落とせない試合となります。
エースに頑張ってもらいましょう。
投手
大関友久
大関友久投手は6.0回4失点の投球でした。
全99球の内、ストライク69ボール30。
印象としては「マリーンズ打線を褒めるべき」です。
初回の大関投手の立ち上がりを見ると、まさか7回途中で降板することになるとは思わなかったです。
特に初回は全てストライクと言っても良いような球をコースにしっかり9球投げ込み、打者に自分の打撃をさせませんでした。
確かに回が進むにつれ、勝負球が甘くなることはありました。
6回、岡選手にヒットを打たれたのは3ボール2ストライクから四球を出したくないという思いで投じた真ん中のストレート。
6回、石川選手に打たれたタイムリーはフォークが甘く入る失投。
7回、先頭打者の佐藤選手に打たれた二塁打は追い込んでからスライダーが甘く入る失投。
これ以外にもあります。
ただその1つ1つをマリーンズ打線がミスショットなく捉えていたのも事実。
そこは大関投手を責めるというより、マリーンズ打線を褒める方が良いです。
マリーンズ打線は意外と初球の真ん中は振ってきていなかったので、追い込むまでは大胆に攻めて、追い込んでからはコントロールミスが無いようにという投球にすればもっと楽な投球ができた気はします。
ただそれも結果論です。
杉山一樹
杉山一樹投手は0.1回3失点の投球でした。
全19球の内、ストライク5ボール14。
印象としては「かわそうという意識」です。
無死満塁、1点差で勝っているという過酷な状況で登板した杉山投手。
杉山投手の頭の中は、「前に飛ばされたくない」「三振を取りたい」という思いが強かったのでしょう。
大関投手に勝ちを付けたいと考えると、犠牲フライでもダメな場面です。
田村選手に対して1球もストライクゾーンに投げられず四球を出したところにそれが表れています。
藤岡選手に対しては力で押して三振を奪うものの、好調の岡選手と小川選手に対してはコースでストライクを取れずどちらも四球。
今年の杉山投手ではなく昨年までの杉山投手が登場してしまいました。
個人的には、ここで首脳陣が杉山投手に望んでいたことは「パワーピッチ」だったのではないでしょうか。
細かい制球を求めるのであれば、この場面にもっと適した投手がいます。
満塁本塁打を打たれても良いから力強い球をゾーン内に思い切って投げ込んでほしいという首脳陣と、1点も取られたくないという杉山投手。
どちらの気持ちも分かります。
杉山投手は今回の投球を踏まえて次回登板に活かせば問題ありません。
昨年までの杉山投手を見ていると、こういった緊迫した場面で投げることは到底考えられなかったので、今年の急成長は頼もしく感じます。
又吉克樹
又吉克樹投手は1.2回1失点の投球でした。
全18球の内、ストライク12ボール6。
印象としては「大胆すぎる」です。
慎重すぎる杉山投手に反して、又吉投手は大胆すぎました。
杉山投手が3四球を出した後に登板し、対戦した打者3名全てに真ん中から入りました。
そして3名共にその真ん中の球に対してスイングをかけ、藤原投手にはあわや本塁打の犠牲フライ、ソト選手にはレフトへの本塁打を打たれました。
大関投手の投球を見ている限り、初球の真ん中は振ってこないと思っていましたが、チャンスの場面では初球からガンガンスイングをかけていくようです。
又吉投手は結果的に打たれてしまいましたがこれでいいんです。
杉山投手がこの投球で学べることが多くあったと思うので。
回跨ぎをした8回はしっかりと三者凡退で抑えたので、次回登板に向けて不安は無いです。
澤柳亮太郎
澤柳亮太郎投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク6ボール4。
印象としては「牧原選手のファインプレーに助けられた」です。
先頭打者の藤岡選手には2ボール1ストライクからストライクを取りにいった真ん中のストレートをセンター方向に弾き返されました。
ただこの打球にセカンド牧原大成選手が飛びつき送球も完璧でファインプレー。
このアウトが澤柳投手にとって非常に大きかったです。
結果的に三者凡退投球で首脳陣に大きなアピールとなりました。
野手
ホークス選手の7月一軍打撃成績がこちら。(2024/7/15時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今宮健太選手は初回の併殺を挽回するタイムリー。
自身の誕生日に花を添えました。
柳町達選手は2本のタイムリーを含む3安打猛打賞。
7月に入ってから繋がらないホークス打線にとって一筋の光です。
中村晃選手は代打でタイムリー。
こういう一本から何かが変わってくれたらと思います。
守備では牧原大成選手がセンターに抜けそうな2つの打球をファインプレー。
一軍復帰初戦から存在感を発揮してます。
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