2024/7/4、福岡ソフトバンクホークスvs埼玉西武ライオンズの一軍公式戦が行われました。
結果は4-0でライオンズが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては7月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
いつものホークス打線であれば、2点を先制されるぐらいどうってことないですが、今回はそんな「まだいけるぞ」という雰囲気を1ミリも感じませんでした。
なぜなら相手先発が武内夏暉投手だったからです。
感覚的には、現在ロサンゼルス・ドジャース所属の山本由伸投手と同じです。
内も外もコースビタビタ。
そして球が強い。
1人だけゲームの世界の住人が野球をしているのではないかと錯覚してしまいます。
ホークスで一番頼りになる現日本球界最強打者の近藤健介選手が3打数0安打2三振。
近藤選手でさえ打てなかったので早く次に切り替えた方がいいでしょう。
7/5からホークスはイーグルスとの3連戦。
初戦の先発は和田投手と早川投手の早稲田対決。
和田投手に勢いを付けてもらいましょう。
投手
大関友久
大関友久投手は6回2失点の投球でした。
全102球の内、ストライク65ボール37。
印象としては「3回の四球が痛かった」です。
今登板は外角のストレートの精度が悪く、良い所に投げてもギリギリ外れてボールという場面が目立ちました。
そうやってカウントを悪くして球数が嵩みました。
打たれたヒットの数は武内投手と同じ4本なのに、6回で102球も投げてしまったのは、そのような無駄球が多かったからです。
一番勿体なかったのは3回表1死二塁から松原選手に与えた四球。
簡単に2球で追い込んだのに、考えすぎてストライクゾーンで勝負できませんでした。
相手先発が武内投手というプレッシャーもマイナスに働いていたのでしょう。
結果的にその四球が失点を生みます。
試合を作ることはできているので、切り替えて次の登板に臨んでほしいです。
藤井皓哉
藤井皓哉投手は1回無失点の投球でした。
全16球の内、ストライク11ボール5。
印象としては「球の力」です。
今登板の藤井投手はストレートが唸っていました。
だからこそスライダーを続けて、あわや本塁打の二塁打を打たれた西川選手の打席は少しもったいない気がしました。
ストレートで追い込んでフォーク、もしくはストレートで追い込んでまたストレート。
これが藤井投手の鉄板です。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回無失点の投球でした。
全20球の内、ストライク14ボール6。
印象としては「丁寧」です。
丁寧に丁寧にコースに投げ続け、それでいて四球を出さない。
さすがの制球力です。
2死二塁,3ボール1ストライクの場面で、又吉投手が四球を嫌がってストライクを取りにいった高めのスライダーに岸選手が手を出さなかったのが、今回無失点の大きな要因だったかなと思います。
結果は分かりませんが、ホークスの選手だったら確実に振っている球です。
長谷川威展
長谷川威展投手は1回2失点の投球でした。
全29球の内、ストライク17ボール12。
印象としては「気にしなくていい」です。
1回2失点という結果に対して悔しい気持ちはあると思いますが、内容としてはそこまで悪くなかったです。
先頭の栗山選手にうまく低めのスライダーを合わされてヒットにされたこと。
代走の髙松選手に盗塁を決められたこと。
これが全てです。
1死三塁で1点も与えたくないと考えると、どうしても厳しい所を投げる為、四球で走者を溜めることに繋がります。
その考えは今回に関しては致し方ありません。
なぜならその1点で試合が決まってしまうからです。
次回登板では同じような場面で抑えてくれることを期待します。
野手
ホークス選手の7月一軍打撃成績がこちら。(2024/7/4時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合は7/4が誕生日の栗原陵矢選手が4打数2安打で存在感を発揮しましたが、海野隆司選手の2打数1安打、廣瀨隆太選手の3打数1安打を除いてヒットは生まれませんでした。
廣瀨選手のヒットはファーストフライをポテンヒットにしてくれたものです。
打線が悪かったというよりも「武内投手が良すぎた」と捉えてます。
打てないなりにも近藤健介選手や中村晃選手が球数を投げさせたおかげで、9回のマウンドに武内投手が上がるのを防げたのは唯一良かった点です。
守備で1つ気になったのは甲斐拓也選手。
7月4日時点の盗塁阻止率は.239。
かなり低い数字となっています。
投球を捕ってから送球に移る時に、ボールをこぼす場面が何度も見られ、今回もまさにそういった形で盗塁を許しました。
今年はフレーミングを意識してキャッチャーミットを大きいものに変更したそうですが、それによってボールがミット内で暴れて送球に移りづらいのではないでしょうか。
フレーミングを意識するか、盗塁の刺しやすさを意識するかは非常に難しい所です。
フレーミングを意識しつつ、今のキャッチャーミットに慣れてくるようになれば完璧です。
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