2024/6/22、福岡ソフトバンクホークス三軍対群馬ダイヤモンドペガサスの交流試合が行われました。
結果は5-5の引き分けでした。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については6月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
加藤洸稀
加藤洸稀投手は5回4失点(自責点1)の投球でした。
全79球の内、ストライク46ボール33。
印象としては「球威が欲しい」です。
チェンジアップやカーブで緩急を付けた投球を披露しようとする姿はありました。
ただ、ストレートの強さが足りない分、捉えられる場面が目立ちました。
スピードが無い分、制球力でアピールしていければ良かったですが、2四死球を与えるなど制球でも苦しみました。
正直、このままのスタイルで二軍一軍に上がるイメージが全くできません。
2回、ショート西尾歩真選手が三遊間の深い当たりをアウト。
4回、加藤投手自身の好フィールディングでバントを阻止。
このように守備で良いプレーはありました。
ただ、それ以上に加藤投手の足を引っ張るプレーが多かった印象です。
特に印象的だったのが6/17の試合でショート守備時にエラーと共におそらく足首を捻って負傷交代した藤野恵音選手。
実戦復帰の舞台でまたもエラーです。
今回はセカンドの守備に就き、5回無死一塁で普通のセカンドゴロを送球ミス。
2死走者無しを想定していた場面が、無死一三塁になりました。
さらに次の打者の場面で、一塁走者が盗塁を成功すると共に加藤捕手の送球がセンターまで流れ三塁走者がホームイン。
加藤選手の送球が中途半端なワンバウンドになってしまった部分と、藤野選手が三塁走者を意識しすぎて捕球への意識を怠ってしまった部分。
両方のミスではあります。
球威・制球どちらもが未完成で、守備でのミスも多いとなれば5回4失点という結果は頷けます。
風間球打
風間球打投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク9ボール4。
印象としては「大人の投球」です。
前回登板が6/2三軍戦。
20日以上間隔を空けての登板となりました。
この20日間で「大人の落ち着き」を身につけたような気がします。
これまでは「えいやー!!!」と投げていたのが、今回は「ほいっ」という感じです。
スピードガンに拘るよりも、とにかくストライクゾーンで勝負できたことが三者凡退という好結果に繋がりました。
次回登板では走者を出したときでも同じように投げられるかに注目です。
水口創太
水口創太投手は2回1失点(自責点0)の投球でした。
全30球の内、ストライク17ボール13。
印象としては「捉えられる打球多い」です。
いきなり先頭打者に初球のストレートを弾き返されるスタート。
幸先は悪いです。
その後も外野に良い打球を飛ばされながら、粘られながら何とか2回を1失点にまとめました。
暴投による失点は一軍捕手なら捕球していた投球なので気にしなくて良いと思います。
ただもう少し圧倒して抑えたいという思いはあったのではないでしょうか。
2回で奪三振はゼロ。
空振りを取れる球を増やしていきたいところです。
宮里優吾
宮里優吾投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク8ボール5。
印象としては「守備が盛り立てた」です。
今回の宮里投手の状態は良くなかったです。
ただ守備陣のおかげでゼロで抑えることが出来ました。
最初のアウトはサードゴロ。
サードに回っていた藤野選手の送球が中途半端なワンバウンドになったところで、ファーストの佐久間拓斗選手がナイスキャッチ。
次のアウトはレフトフライ。
レフトの大泉周也選手が前に落ちそうな当たりをスライディングキャッチ。
最後のアウトは盗塁阻止。
四球で出ていた走者をキャッチャーの加藤晴空選手が刺しました。
次回登板では三振を多く奪ってもらいたいです。
野手
ホークス選手の6月三軍打撃成績がこちら。(2024/6/22時点)
<スタメン>
<スタメン外>
打撃面で一番目立ったのは8回表に同点3ランを放った盛島稜大選手。
4打数1安打1本塁打3打点の活躍
ここぞの場面で打てるのは選手としての華を感じます。
そして重松凱人選手は守備で1つエラーがあったものの打つ方では文句無しの活躍です。
4打数3安打1四球1打点の活躍。
6月の三軍成績が打率.467,出塁率.529,長打率.556,OPS1.085ととんでもないことになってます。
三軍で無双して二軍に上がった山本恵大選手がここ最近結果を残せていないので、そろそろ入れ替えがあるかもしれません。
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