2024/4/28、福岡ソフトバンクホークス対阪神タイガースの二軍公式戦が行われ、結果は8-5でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手は、ホークスの二軍打撃成績一覧と、この試合の注目選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
前田純
前田純投手は6回無失点の投球でした。
全82球の内、ストライク60ボール22。
印象としては「痛烈な打球ばかり打たれていた」です。
6回無失点ということで素晴らしい投球だったのは間違いないです。
ただ、打たせた打球というより、打たれた打球を野手がうまく処理して抑えていたイメージが私は強かったです。
リチャード選手がミエセス選手の強烈な打球を手に受けて負傷交代という場面がありましたが、あの2回は良い打球が結果的にアウトになった場面が特に多かったです。
見ていて怖さを感じるほどです。
前田投手は今回の結果に満足することなく、次回は打たせて取る投球でアウトを積み重ねて欲しいです。
その為には真ん中でストライクを取る割合を減らす必要があります。
澤柳亮太郎
澤柳亮太郎投手は1回2失点(自責点1)の投球でした。
全27球の内、ストライク18ボール9。
印象としては「らしくない投球」です。
先頭打者の片山選手に対しては最高の3球でした。
外のストレートでストライク、外のカーブでストライク、低めのフォークで空振り三振。
カウント球でスイングをかけさせずに、勝負球を振らせて三振という文句のつけようがない投球内容です。
そのまま3人で抑えるかと思いきや、そこから3連打。
全体的に球が真ん中近辺に集まり始めました。
甘く入った球をしっかり仕留めた阪神打線がまず素晴らしいです。
ただ、このような投球を一軍定着を狙う澤柳投手がしてほしくなかったと個人的には思います。
常に一軍で投げているイメージでいれば、そういう甘い球は少なくなるはずです。
鍬原拓也
鍬原拓也投手は1回1失点の投球でした。
全24球の内、ストライク14ボール10。
印象としては「何がしたいのか分からない」です。
先頭打者の井上選手に対する投球が個人的に意味が分かりませんでした。
初球外のストレートがボールになってから、高めのストレート2球で追い込み、最後は高めのストレートを続けてライトへの二塁打。
いくら球が走っているとはいえ、ストレートに強い井上選手に全球ストレート勝負はやりすぎです。
高卒3年目の若手投手ならまだしも、今年支配下になれなかったら来季の契約があるか分からない投手の配球ではありません。
鍬原投手はストレートを軸にしつつもカットやシンカーといった変化球を低めに集めゴロを打たせる投球を目指すべきです。
一軍では又吉投手のような感じです。
三振を取る投球を目指すのか、ゴロを打たせる投手を目指すのか。
そこら辺がまだ定まっていないのでしょうか。
古川侑利
古川侑利投手は1回2失点(自責点0)の投球でした。
全29球の内、ストライク17ボール12。
印象としては「そろそろラストチャンスかも」です。
古川投手は育成選手の中で最年長の28歳。
今季で29歳になります。
育成選手が二軍公式戦に出場できる人数は1試合当たり5名と決まっている中で、その1人に選ばれるためにはそれ相応の結果を残さなければなりません。
古川投手はシーズンが開幕してまだ1ヶ月程度しか経っていないとはいえ、絶対的な投球を見せているかと問われれば疑問が残ります。
ヒットゼロで抑えたとしても必ず四球を出してます。
今回も点差がある状況で四球を出し、ヒットも2本しっかり打たれました。
若手育成選手の二軍出場機会を増やしたいとなった時に、古川投手の出場機会が減る可能性は十分考えられます。
そろそろ誰がどう見ても納得する結果を残していきたいところです。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手の打撃成績がこちら。(2024/4/28時点)
この試合、「打」で一番アピールしたのは西尾歩真選手でした。
リチャード選手の負傷交代で急遽サードの守備に就き、そこから3打数3安打1四球で全打席出塁。
首脳陣がまたアピールのチャンスを与えたくなるような結果でした。
谷川原健太選手は代打での登場で走者一掃のタイムリー三塁打。
「左の代打兼第2第3捕手」の座を狙うべく良いアピールとなりました。
柳町達選手は3打数1安打1四球1打点で安定の結果。
いつでも一軍に上がれます。
笹川吉康選手は4打数2安打でヒットは二塁打と三塁打。
打球が速く、一気にフェンスまで達しました。
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