2024年型ホークス打線の開幕4番は山川穂高選手に決まりました。
軸がどっしりと決まったことはひとまず良いことです。
ただ、ホークスの顔である柳田悠岐選手の打順が未だ定まりません。
彼はオープン戦で1番、2番、3番、5番と様々な打順を試されています。
果たして、どの打順が最適なのでしょうか?
私なりの見解を述べます。
近藤→山川の並びは固定
まず大前提として、近藤健介選手→山川穂高選手の並びは固定でいきたいです。
ホークスの中で最も本塁打率が高いのが山川選手。
ホークスの中で最も出塁率が高いのが近藤選手。
ホームランが出るタイミングで確実に1人は塁上にいる状況を作れば、40本塁打で最低80打点は稼げます。
山川選手が勝負を避けられないために、山川穂高選手→近藤健介選手という並びにする案もありますが、私は絶対嫌です。
なぜなら、近藤選手がホークスで1番良い打者だと思っているからです。
近藤選手は得点圏打率4年連続3割以上&出塁率長打率7年連続4割以上の怪物。
彼にチャンスで回しておけば何とかしてくれますし、彼を起点にチャンスが生まれます。
チャンスで近藤選手に回ると当然相手投手は勝負を避けます。
ビッグチャンスとなったところで打席に立つのが山川選手。
ホームランが出れば大量得点。
こういったイメージです。
山川選手が4番打者なのであれば、当然3番打者には近藤選手が入ります。
打順候補
3番近藤選手、4番山川選手が私の頭の中では決まってます。
あとは柳田選手をどこに据えるかです。
候補は1、2、5、6です。
1番
超攻撃型の布陣を組むなら1番柳田選手はアリです。
相手投手からしたら、プレイボールで最初の打者が柳田選手は絶対嫌だからです。
柳田選手の打率は3割前後、長打率は5割前後。
10回に3回ヒットを放ち、そのヒットの半分は長打。
つまり、いきなり本塁打、いきなり得点圏という場面が容易に想像つきます。
得点圏だとゲッツーの心配がないので、2番打者は左打者ならとりあえず引っ張り、右打者は流しとけば1死3塁の形が作れます。
また柳田選手は走塁技術が高い選手なので、最悪ゴロさえ転がしとけば何とかしてくれます。
ただ、1番柳田選手には懸念点があります。
今年36歳という年齢です。
ウォーカー選手がDHに入ると仮定すれば、柳田選手が守備に就く機会は間違いなく2023年度よりも増えます。
ライトの守備に就きながら、攻撃面でも1番打って走ってを求められるのはかなりの重労働です。
野手最年長なので、もう少し楽な打順の方が長期的に見ると良い気はします。
2番
2番柳田選手も超攻撃型オーダーの1つです。
後ろが近藤選手なので、マークは緩くなり、ある程度甘い所に投げてくれます。
そこをガツンと仕留めれば、2023年シーズン以上の数字を残せるかもしれません。
出塁率に関して、ここ3年は4割を下回っているものの、それでも4割近くの数字を残せているのでチャンスメーカーとしての役割も期待できます。
ただ、2番柳田選手にも懸念点があります。
年齢のこともそうですが、柳田選手の積極的な打撃にあります。
1番打者が周東佑京選手のように盗塁成功率が高い選手だった場合、2番柳田選手だとどちらかの良さを打ち消します。
1番打者が一塁に出塁したと仮定します。
1番打者の足を活かすのであれば、柳田選手が盗塁をサポートするために待たなければならない。
柳田選手が積極的な打撃を継続するのであれば、1番打者の走るタイミングが無くなるかもしれない。
おそらく、後者になるだろうとは思いますが、攻撃のスタイルとしてただ打って繋ぐよりも、足を絡めながら何をしてくるか分からない打線の方が相手にとって嫌な気がします。
柳田選手は自分の打撃ができる打順で得点源の働きをすべきです。
5番
バランスを考えて5番柳田選手はアリだと思います。
4番山川選手にはホームランという魅力はあるものの、チャンスでここぞの一本という部分に課題があります。
山川選手の得点圏打率は5年連続で3割を下回り、2割を下回ったシーズンもありました。
よって山川選手がチャンスで凡退しても、柳田選手が後ろに控えているという状況は心強いです。
また、柳田選手が後ろにいることで山川選手へのマークが甘くなります。
柳田選手と勝負したくないから、山川選手勝負。
甘く入ったところをガツンとホームラン。
その逆も然りです。
6番
柳田選手が6番に入る打線が組めたなら、ホークスはぶっちぎりで優勝してます。
それぐらい現実的ではないと思ってます。
もしくは、柳田選手が極度の不振になった場合のみです。
正直、柳田選手の極度の不振が全くイメージつきません。
2013年にブレイクしてから10年以上もトッププレイヤーでい続けた選手です。
2024年度も普通に活躍するだろうと思ってます。
ただ、何が起きるか分からないのがプロ野球の世界。
何も起こらないことを祈ってます。
個人的理想
柳田選手の打順の個人的理想は1番か5番です。
柳田選手はどでかいホームランの印象が強い選手ですが、そこまで打球角度がつく選手ではありません。
つまり、アウトになる時は強烈な打球のゴロやライナーが多いです。
1番が出塁しても、柳田選手が積極的に初球をスイングしてゴロアウトになってしまうと、ゲッツーになってしまう恐れがあります。
それを避けたいので2番は候補から外しました。
年齢のこと、体力的な負担を無視していいのなら1番打者が最高です。
近藤選手の前に走者がいる状況は絶対に作りたいので。
バランスを考えるなら5番打者です。
山川選手が本塁打量産体制に入ると思います。
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