2024年度のホークスで活躍が熱望される選手の1人。
野村勇選手。
1996年12月1日生まれの27歳です。
パンチ力、肩、スピード。
どこを取っても球界トップクラスの彼がもしも覚醒したらというテーマで今回は話を進めていきます。
ホークスのショート事情
まずは2024年度のホークスショート事情を見ていきます。
2023年度のレギュラーは今宮健太選手(32)。
2012年度から10年以上定位置を守り続けているスーパーショートです。
そんな今宮選手と争うことになるのが、川瀬晃選手(26)、仲田慶介選手(24)、そして野村勇選手(27)です。
年齢的には西尾歩真選手(23)、勝連大稀選手(22)もそろそろ競争の輪に入りたいところ。
桑原秀侍選手(21)、川原田純平選手(21)、藤野恵音選手(20)、イヒネイツア選手(19)、山下恭吾選手(19)、中澤恒貴選手(18)、アルモンテ選手(16)はまずは二軍の主力を目指すことになります。
ここで注目してほしいのが守備力を数値化したものとして知られるUZRという指標。
2023年度に500イニング以上守備に就いたショートの中で今宮選手は最下位の-11.3でした。
(引用元:ESSENCE OF BASEBALL)
つまり今宮選手がショートの守備に就いた時の方が、平均的なショートより11.3点も失点が多くなるということです。
UZRは少なからず主観が入ってしまうという部分で不完全な指標と評されることもあります。
ただ、それを差し引いても今宮選手の守備力は落ちています。
元々守備でポジションを掴んだ選手の守備力が落ちている。
それなのにレギュラー。
これは何としても避けたいところです。
10代から20代前半の選手は、二軍で結果を残してもいないのにいきなり一軍ということは考えにくい。
つまり「中堅選手の頑張り」に懸かっています。
今宮選手が今の守備力でショートのレギュラーを掴むなら、全盛期を超える打撃成績が求められます。
右の大砲事情
次はホークスの右の大砲事情。
ホークスは右の大砲不足解消の為に山川穂高選手(32)、ウォーカー選手(32)を獲得。
2選手もベテランを獲得したという部分でかなり深刻な課題であることが窺えます。
育ってほしい選手が育ちきれていません。
2023年ドラフト3位では即戦力の右の大砲候補、廣瀨隆太選手(22)を指名。
その他にも野村勇選手(27)、正木智也選手(24)、リチャード選手(24)、吉田賢吾選手(22)、石塚綜一郎選手(22)、桑原秀侍選手(21)、井上朋也選手(20)と期待の右の大砲候補は多数在籍しています。
2024年度はベテラン2選手の頑張りで何とかなるかもしれません。
ただ将来を担う選手は20代の選手達です。
誰か一人でも出てきてくれないと困ります。
圧倒的な数字を出す選手がいなければ、山川選手とウォーカー選手の力が落ちてきたときにまたまた大補強が始まります。
1番野村勇爆誕
ショートでレギュラーを張れる中堅選手が出てきてほしい。
20代の右の大砲が出てきて欲しい。
この2つを叶えられる唯一の存在。
それが野村勇選手です。
2022年度(1年目)は203打席で10本塁打。
単純計算で600打席立つと30本塁打に到達する衝撃のプロデビュー。
2023年度(2年目)はキャンプ中に怪我。
二軍で圧倒した成績を残し一軍に上がるも、出場機会が貰えずに調子を維持できず。
2024年度(3年目)は正真正銘勝負の年。
野村選手のこれまでをざっくりと振り返ってみました。
やはり怪我無くキャンプを乗り越えることが何よりも大切だということが言えます。
私は野村勇選手にホークスの1番打者を狙ってほしい気持ちがあります。
スピード、走塁技術は周東選手に匹敵する球界トップクラス。
そして周東選手を超越する長打力という魅力。
新時代の一番打者になり得ます。
出塁率という部分には唯一の不安があります。
ただそこを克服した時、柳田選手,近藤選手,山川選手,ウォーカー選手より本塁打を放つ可能性もあります。
ホークスの順位をガラッと変えるかもしれない逸材の覚醒に大きく期待です。
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