2025/4/9、福岡ソフトバンクホークス三軍対香川オリーブガイナーズの交流試合が行われました。
結果は15-6でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手&野手に注目していきます。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
藤原大翔
藤原大翔投手は5回2失点の投球でした。
全76球の内、ストライク46ボール30。
印象としては「カーブ多投」です。
今回の藤原投手は持ち味のストレートでどんどん押していくというよりも、序盤はカーブ等の変化球を多投してスタミナを温存していました。
その結果、5回まで全く出力が落ちずに投げ切れました。
次の投手のこともあるので5回で降板しましたが、全然まだ投げれたと思います。
5回までで7奪三振。
本塁打こそ打たれたものの、ストレートでも変化球でも三振が取れて大満足の投球内容だったのではないでしょうか。
ロドリゲス
ロドリゲス投手は1回無失点の投球でした。
全26球の内、ストライク15ボール11。
印象としては「決め球が分からない」です。
ロドリゲス投手はストレートの強さを持った投手。
そのストレートで今回もどんどん押していきました。
ただ、その強みのストレートをバットに当てられていました。
また、決め球の変化球をファールにされる場面も目立ち、なかなかアウトが取れませんでした。
おそらくチェンジアップ系の球で、空振りは取れないにしても打者のタイミングを外すことが理想なのでしょう。
まずは変化球の精度を高め、二軍一軍へと駆け上がりたいところです。
大野稼頭央
大野稼頭央投手は0.2回4失点の投球でした。
全26球の内、ストライク16ボール10。
印象としては「なんかもったいない」です。
大野投手は追い込むまでは完璧。
強いストレートや落差の大きなスローカーブでカウントが取れました。
ただ、追い込んでから変化球が甘くなり痛打を打たれました。
非常に非常にもったいないです。
追い込んだら高めにストレートを投げとけば基本大丈夫です。
それぐらい今の大野投手のストレートは唸ってます。
なんなら変化球を投げない方が確率良く抑えれるのではないでしょうか。
※これは中継ぎに限った話。先発をやるなら変化球の精度も大切です。
水口創太
水口創太投手は0.1回無失点の投球でした。
全9球の内、ストライク6ボール3。
印象としては「ストレートごり押し」です。
スライダーでカウントが取れなかったため、割り切ってストレートを投げたらヒットを打たれました。
それでもストレートで勝負するしかないので、その後もストレートを投げ続けました。
ストレートで空振りを奪う場面もあり、なかなか球の質は良かったと思います。
あとは、どんな時でも打者をねじ伏せる球威まで押し上げてもらいましょう。
岡田皓一朗
岡田皓一朗投手は2回無失点の投球でした。
全33球の内、ストライク25ボール8。
印象としては「テンポ良い」です。
最速151キロのストレートで空振りの山を築き、フォークでも空振りが取れ、充実した投球内容だったと思います。
投球テンポも良く野手は守りやすかったのではないでしょうか。
彼のようなタイプは、無理して低めに投げる必要はありません。
全部真ん中から高めで大丈夫です。
多少甘くなっても力で押し込めます。
野手
今試合でインパクトを残したのはシモン選手と盛島稜大選手。
シモン選手は特大の本塁打を含む2安打5打点。
盛島選手も本塁打を含む2安打2打点。
どちらも長打でアピールしました。
特に衝撃的だったのは盛島選手の1打席目の二塁打。
当てただけのような打球がぐんぐん伸びてセンターオーバーになりました。
昨日は基本に忠実にセンター前ヒットを打っていた選手が、今日は意味が分からない打球。
こういうのをもっと頼みます。
最後に中澤恒貴選手の猛打賞もお見事です。
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