2024/8/8、福岡ソフトバンクホークス対中日ドラゴンズの二軍公式戦が行われました。
結果は6-2でドラゴンズが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手は、ホークスの8月二軍打撃成績一覧と、注目選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
前田悠伍
前田悠伍投手は5回3失点の投球でした。
全94球の内、ストライク65ボール29。
印象としては「平均球速・スタミナを上げていきたい」です。
球速以上に速く見えるストレート。
そしてタイミングをずらすスライダー、カーブ、チェンジアップ等の変化球。
うまい投球は随所に見られました。
今回奪った三振は8個。
その勝負球の球種の内訳は、ストレート3、チェンジアップ3、スライダー1、カーブ1。
ストレートとチェンジアップが主ですが、様々な球種で三振が取れています。
この前田投手が一軍の舞台で活躍するためには、もう一段階ストレートの強さ・スピードを上げていくことが大事になってきます。
今回の登板で前田投手が投げた140キロ以上のストレートを調べるとこうなりました。
1回5球、2回5球、3回3球、4回1球、5回0球。
当然ですが、回を追うごとに少なくなっています。
今回失点した回は4回と5回。
ピンチになった時にギアを上げて140キロ台の球を投げていたら、また違った結果になっていたかもしれません。
逆に言えばそこだけです。
平均球速の向上、そしてスタミナ面の向上。
ここが達成できれば一軍投手の仲間入りです。
大山凌
大山凌投手は2回3失点の投球でした。
全40球の内、ストライク23ボール17。
印象としては「変化球が甘く浮く」です。
ストレートの球威に関しては全然問題ないです。
強い球で打者を押し込むことができていました。
問題は変化球の精度と四死球。
良い当たりを打たれるのは甘く浮いた変化球。
その中でも特にカット、スライダー系の球が高めに浮いてました。
一軍で投げている時は、ストレートとスプリットを投球の軸にして投球していましたが、今回はあえてそのスプリットをあまり投げずに他の球で勝負していました。
結果よりも打者の反応を見ることの方に重きを置いていたのでしょうか。
いろいろと試すのは良いですが、1球もストライクが入らずに四球を与える場面があったので、このような投球は極力無くしていきたいです。
大城真乃
大城真乃投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク12ボール5。
印象としては「石塚選手に助けられた」です。
先頭の石垣選手に粘られ、8球目をレフト前ヒット。
そして次の宇佐見選手も初球のストレートを引っ張って捉えた良い当たり。
ただこの当たりにファーストの石塚綜一郎選手がダイビングキャッチで捕球しセカンドでアウト。
このプレーが大城投手にとってかなり大きかったです。
打球が抜けていれば無死一二塁、もしくは無死一三塁となっていたはずだからです。
結局、後続を抑えて無失点投球。
大城投手は今季にも支配下登録されておかしくない成績は残していたので、来年はさらに期待のシーズンになります。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手8月打撃成績がこちら。(2024/8/8時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合で複数安打を放ったのは、三森大貴選手と石塚綜一郎選手。
三森選手は4打数2安打。
ここ最近は本職のセカンドではなく、ファースト、レフト、ライトでの起用が続いてます。
これまで牧原大成選手が担ってきたような、内外野のユーティリティーのポジションを三森選手が担う可能性もあるのかなと感じます。
いろんなところを守れるとなれば、あとは打つだけで試合に出られるようになるので三森選手にとってはメリットでしかありません。
これからも走攻守でアピールを続けていくだけです。
石塚選手は4打数2安打。
先ほども述べた通り、打つだけでなく8回はファーストの守備でも魅せました。
石塚選手が打つのは分かってます。
そして本職の捕手以外に内外野(一塁、右翼、左翼)を守れることも証明済みです。
あとは一軍の枠の問題です。
誰かが怪我や不調で一軍のスタメン枠が空いた時に、ようやく彼の出番がやってきます。
それまで我慢して結果を残し続けるだけです。
守備だけを見ると、勝連大稀選手が6回裏にショートライナーをダイビングキャッチで捕球するファインプレーがありました。
彼に関しては、何度も言っている通りあとは打つだけです。
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