2024/7/19、福岡ソフトバンクホークス三軍対香川オリーブガイナーズの交流試合が行われました。
結果は11-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については7月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
藤田淳平
藤田淳平投手は5回無失点の投球でした。
全71球の内、ストライク47ボール24。
印象としては「ストライクを取るのに困らない」です。
正確無比なコントロール。
カーブ,スライダー,カット,フォークと様々な球種を投げ分ける。
彼は確実に先発向きの投手です。
カウントに困ったら真ん中に投げ込める大胆さも持ち合わせています。
コントロールが悪い投手は真ん中を狙っても真ん中に行きません。
今登板では2回表にその真ん中のストレートをボール判定される場面がありました。
全てのコースがボール球のように感じてしまうので、普通の投手であればそこから制球を乱して四球というパターンも十分考えられます。
ただ藤田投手はその後も落ち着いて投球し、結局四球を1つも出さず登板を終えました。
あとは130キロ台のストレートを、徳島インディゴソックス時代の140キロ台中盤まで上げてくれれば、十分上の舞台で通用します。
古川侑利
古川侑利投手は1回1失点(自責点0)の投球でした。
全21球の内、ストライク13ボール8。
印象としては「きっかけは先頭四球」です。
四球、盗塁、悪送球、犠牲フライ。
ヒットを1本も打たれずに失点しました。
古川投手の投球内容としてはそこまで悪くはありません。
ただ、先頭打者四球が得点に繋がったのは事実です。
150キロ以上の強い球をどんなに放っていてもボールはボール。
やはりストライクゾーンの中で勝負していかなければなりません。
渡邊佑樹
渡邊佑樹投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク8ボール4。
印象としては「甘い球ゼロ」です。
高めのストレートで空振りが取れ、内外の投げ分けもできていました。
完璧な投球です。
スライダーでも空振りが奪えていたら尚良かったです。
中村亮太
中村亮太投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク8ボール7。
印象としては「四球がもったいない」です。
全体的にボールがばらけていた印象で、四球も1つ出しました。
三軍戦だから無失点に抑えることが出来ましたが、二軍一軍だとどうなっているか分かりません。
また、決め球のシンカーでは空振りが取れていましたが、ストレートでの空振りは1球もなく強い当たりを許していたのは気になる部分です。
岩井俊介
岩井俊介投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク8ボール5。
印象としては「真っすぐズドン」です。
今回の登板では真っすぐの質をテーマに投球しているように見えました。
スライダーも3球投げましたがメインはストレート。
強いストレートで空振りを4回も奪いました。
本来はここで投げる投手ではないので、これぐらいの投球は当然です。
野手
ホークス選手の7月三軍打撃成績がこちら。(2024/7/19時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今回の試合は相手投手が計13個の四球を与えるなど、勝手に自滅してくれた形です。
ただ、そんな中でもバットでアピールした選手はいました。
複数安打を放った選手は西尾歩真選手と佐久間拓斗選手。
西尾選手は5打数2安打1打点。
特に一本目のヒットは、普通のレフト前ヒットを好走塁で二塁打にしました。
佐久間選手は4打数3安打1四球1打点。
全て引っ張りの痛烈な打球でした。
アウトになった打席もショートゴロです。
また、途中出場の1打席だけでしたが、その1打席で結果を残したのが盛島稜大選手。
ライトフェンス直撃の3点タイムリー三塁打を放ちました。
彼の持っているパワーは凄まじいです。
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