2024/7/17、福岡ソフトバンクホークス三軍対香川オリーブガイナーズの交流試合が行われました。
結果は2-0でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については7月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
小林珠維
小林珠維投手は4回無失点の投球でした。
全47球の内、ストライク33ボール14。
印象としては「無双」です。
何を投げても大丈夫。
そんな投球でした。
ストレートの最速は148キロで、平均して良い球を投げ続けていました。
4回を投げて許したヒットは0本、与えた四球は1つ。
四球が無ければ完全投球でした。
また、その四球になった球も大きく外れるような球ではなく、審判によってはストライクを取る最高の球だったので気にすることはありません。
自信を持って次の登板に臨めます。
齊藤大将
齊藤大将投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク8ボール2。
印象としては「もう一段階上の制球力が欲しい」です。
三者凡退投手だったので素晴らしいという見方はできます。
ただ、そこまでの圧倒した投球には見えませんでした。
アウト3つの内、2つは外野まで運ばれています。
しかも左打者に対して。
甘く入ったものの、打者が捉えきれずにヒットにならなかっただけなので、打者のレベルが上がってくるとおそらく捉えてきます。
もう一段階上の制球力を身につけて、打者に自分の打撃をさせないようにしていきたいです。
大野稼頭央
大野稼頭央投手は3回無失点の投球でした。
全50球の内、ストライク35ボール15。
印象としては「真っすぐがビュン」です。
ストレートは140キロ前後のスピードでしたが、低めでも伸びているような球質で、打者は常に差し込まれていました。
8回には3者連続3球三振を披露するなど三振を積み重ね、結局奪った9つのアウトの内7つが三振でした。
ストレートが良いからこそ変化球も活きてきます。
唯一打たれたヒットは変化球が甘く入った球。
ストレートの質はそのままで、変化球の精度を上げていければ十分二軍でも通用します。
フェリックス
フェリックス投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク11ボール6。
印象としては「四球を出さない」です。
フェリックス投手は自分の球に自信が無かったのか、以前はボール先行になると余計にストライクが入らなくなりました。
ただ今回はボール先行になった後に、大胆に真ん中でストライクを取る場面が何度も見られました。
これは大きな成長です。
今回のストレートの最速は156キロ。
これからまた暑くなってくるので球速はさらに上がってくるのではないでしょうか
オスナ投手の調整が遅れるようなことがあると、支配下登録の可能性も十分あります。
残された時間は少ないですが、アピールを続けていくだけです。
野手
ホークス選手の7月三軍打撃成績がこちら。(2024/7/17時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合で目立った打撃を見せた選手はいませんでした。
ただ、それぞれ2打数1安打1四球と結果を残した重松凱人選手と西尾歩真選手はトータルの7月三軍打撃成績がすごいことになってます。
重松選手は打率.550、西尾選手は打率.556。
ずっと打ってます。
ホークスは内野手の層が薄いので、西尾選手に関しては今季中の支配下登録の可能性を十分秘めてると思います。
2回にはショートの守備でジャンピングキャッチを見せるなど守備でも存在感を放ってます。
守備面だけだと、9回に強い打球のサードゴロを前に弾きながらうまく捌いた伊藤大将選手も素晴らしいですが、打撃守備走塁のバランスで見たら今は西尾選手です。
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